ちはやふる奥の細道’89 原作:W.C.フラナガン 翻訳:小林信彦(FMシアター)
日米が貿易摩擦で揺れる1989年に颯爽と現れた日本研究家若手ナンバーワンのアメリカ人、W.C.フラナガン。「小津安二郎作品に見られる芭蕉的俳味(ハイミー)」、「素晴らしい日本野球」、「素晴らしい日本文化」などで知られるこの新進気鋭の研究者が今回挑むテーマはずばり松尾芭蕉の「おくのほそ道」。彼によればおくのほそ道における芭蕉の旅には知られざる目的があったのだという。それは「たったひとりの反乱」。