家族

格付:A

1975年に生まれて 作:古川健(特集オーディオドラマ)

深夜の高速道路。いつも耳を傾けているラジオ番組が終わった。もうすぐ午前4時、俺は浜名湖で見る朝焼けを夢想する。お金では苦労しどおしの人生だったが、朝焼けを見ると疲れが吹き飛んでしまう。俺の王様の時間だ。でも最近、娘の美緒のことを考えると心に影が差す。苦労して大学に入れたのに就職活動をせずにボランティアに本腰を入れたいというのだから。娘にはお金で苦労して欲しくないのに。
格付:B

田毎の月が沈む 原案:安田淳一、作:大村仁望(FMシアター)

あの日、母親に手を引かれて姉と3人で村を出てから30年。瑞穂は父親がどうしているかなどに関心を持たなかった。母親と自分たち姉妹を捨てた父親を憎んでいたからだ。父親が死んだとの連絡をもらい帰省して初めて、父親がずっと棚田で農業を続けていたこと、彼に内縁の妻と息子がいることもを知った。そして赤字の棚田は誰も継ぐ者がいないということも。
格付:B

月につれてって 作:丸山智(FMシアター)

施設に入居した父に代わって父が経営していたジャズクラブの整理をすることになった美音。時間の都合がつかず先延ばしにしていたが、父にせっつかれてようやくピアノ買い取り業者・藤堂に査定をお願いする。しかし藤堂から、ピアノの状態はとても良いものの、底面に日付のような数字が刻印されているとの指摘を受ける。このままでも買取はできるが、思い入れの強い楽器の場合、直前で売主がキャンセルすることもあるので、と再度売却意思を確認される美音。やむを得ず父に数字のことを確認する美音だが、父は全く覚えていないという…
格付:C

塀の中のリクエスト 作:佐藤あい子(FMシアター)

妊娠3か月…どうしよう、子供を産む自信なんてない。「あんたは何をやらしてもアカンな」今でも母親の言葉が耳から離れない。コミュニティFMでパーソナリティの仕事を続けているけど、今でも私は自分に自身が持てない。そんなある日、新しい仕事のオファーが舞い込んだ。刑務所ラジオのパーソナリティ。受刑者からのリクエスト曲を紹介する仕事だというのだけど自分にできるのかな。
格付:C

春山家サミット 作:岸田奈美(FMシアター)

世の中は理想の家族で溢れている。それなのにどうしてうちは普通の家族ができないのだろう。父は名古屋で起業すると言って家を出た。弟も福岡の大学に進学するために家を出た。母は口を開けば愚痴ばかり。うちの家族はお互いに相手を気遣うことができない。バラバラだ。一番最初に家を出た私が言うことじゃないけど。でもこのままではアカン。彼に家族を紹介できない。あたしがなんとかせなアカン。
高格付作品一覧

当ブログの高格付け作品(番組:青春アドベンチャー系、ジャンル:日常系と多ジャンル)

当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「日常系」の作品(スポーツ、恋愛、職業、コメディ、スラップスティック、コント、少年、旅とグルメ、家族、日常)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
格付:AA

歌をなくした夏 作:桑原亮子(FMシアター)

秋月史子は歌人志望の若い女性。人づきあいが苦手で、暗くて重い短歌しかつくれないが、それでも自費で第一歌集を出すことを目標にコンビニと喫茶店で掛け持ちのバイトを続けてきた。しかし生活に追われる日々の中でいつしか短歌が作れなくなってしまった。そんなスランプの最中に史子はバイト先のコンビニでひとりの少女に出会う。少女は一日中コンビニや公園で時間をつぶして誰かを待っているようなのだが…
格付:A

礼文バージンロード 作:桜田ゆう菜(FMシアター)

礼文島で昆布漁師をする道夫のもとに、別れた妻と同居している娘の夏来(なつき)が訪ねてきた。結婚が決まったので、結婚式で一緒にバージンロードを歩いて欲しいという。お父さん結婚式来てくれるでしょ、という夏来に道夫は即答できない。実は夏生は妻が不倫の末に別の男との間に設けた子供なのだ。しかも今、夏来と暮らしている彼女の義理の父ことが、妻の不倫相手だ。しかし、元妻から夏来に出生の秘密を明かすことを止められている道夫は出席できない理由を説明することができない。次第に険悪になる夏来と道夫だが…
格付:A

ふたりの娘 作:新井まさみ(FMシアター)

建付けの悪い扉を力いっぱいに開けたら、向こう側に1人の少女が立っていた。わざわざ東京から京都まで訪ねて来たはずなのに、すぐに帰ろうとする少女の態度に不審を感じて問い詰めると、彼女は父の不倫相手の娘だった。父が遺書にとんでもないことを書いていることが発覚して、今、両親は離婚寸前。娘である私としても父に裏切られたという思いしかない。寄りにもよってこんなタイミングでやってきたこの少女は、またとんでもないことを言い出した。不倫相手の女が死んで、そちらも遺言を残したというのだ…
格付:A

70歳の受験生 作:さわだみきお(FMシアター)

母・洋子の四十九日法要の日、集まった家族に向かって父・誠は宣言した。「俺ももう七十。残りの人生を自分自身のために過ごしたい。今年から受験生になる!」驚愕する家族。特に息子の修一は「年相応の生き方をすべき」と父の行動を全否定。腹を立てた誠は早速、受験予備校に入学。高校生の塾友と一緒に勉強を始めた。しかし、現実は勉強勘を取り戻すことに精一杯で、何度模試を受けても志望校の合格ラインには届かない。やはり無謀な挑戦なのだろうか。誠はなぜこんなことを始めたのだろうか。
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