スラップスティック

格付:B

怪事件が多すぎる パート2 原作:清水義範(アドベンチャーロード)

前作で出会った宇宙人少女ライララ(日本名:知代)の力により、ミステリーフェロモン(ミステリアスな事件で悩んでいる人が自然と相談したくなる能力)を得た三四郎は、大学時代の友人・真下の誘いに乗って探偵事務所を開いた。 しかし、殺人事件を推理で解決する正真正銘の探偵舎を目指す真下の思いとは裏腹に、どうもまともな依頼が来ない。来る依頼と言えば、悪魔払いの依頼や、お化けが出たとかいうとんでもないものばかり。 どうしてなんだ、知代? 「それはそうよ。ミステリーって神秘、不思議、秘密、怪奇でしょ?お客様には不自由しません!」 なにぃ?まさかのミステリー違いなのか!? これは本格ミステリー専門の探偵を気取る真下にはいえないな… 体力自慢、活劇担当の俺がやるしかないか…
格付:B

愛する心に手錠して 原作:林葉直子(サウンド夢工房)

ただいま~ すっかり遅くなっちゃった。 これでもし高志と一緒だったなんてことがお父様にばれたら、もう偉いことに! 「お嬢様、お電話です。お父様から。」 もしもし忍です。 なあにお父様?ディナーパーティー? 当然、総理大臣の娘として出席するんでしょう?ごめんなさい、ちょっとそれだけは… だった退屈なんだもん…!!! そうだ! お父様!行ってもいいわよそのパーティー。あたしもたまには親孝行しないとね!それじゃ! …そうだ出席する代わりにボディーガードに絶体、高志を。嫌とは言わせないから! お父様が高志との仲を認めてくれさえすれば…
格付:B

とんでもポリスは恋泥棒 原作:林葉直子(サウンド夢工房)

そんな!ちょっと待ってよ、お父様! いくら総理大臣の娘といったって、徳川忍は現役の女子大生。 警察庁長官におだてられても県警本部長のふりなんてできません! まして52歳のキャリアウーマンに変装とか、汚職警官の摘発なんてできるわけない! …といったのに無理矢理、県警本部長役を引き受けさせられた初日。 いきなり大事件発生! ちょっとカッコイイと思っていた刑事さんが殺人犯にされてしまって、アリバイを証明できるのは私だけ。 でも私が県警本部長役をしているのは絶対に秘密。 どうしたらいいの~!
格付:AA

傑作が落ちてくる 作:杉野大吾(FMシアター)

「金ならもうすぐ入りますから! 小説書いてそれが出版されるんですよ! そしたら印税入るんで!」 …… ダメだ、自分で聴いても、うさん臭い。信じてもらえそうにない。でも… 「酔っぱらって階段から落ちらた傑作が降ってきて!」 …… ……やっぱりだめか。 「佐々木ぃ、こいつ外階段に連れてって。それで突き落として。 階段から落ちれば小説書けるんだろう?手伝ってやるからさぁ。」 !!やめてやめて離してください!助けて~!
格付:AA

土方さん、さようなら 作:神宿つばき(FMシアター)

まともな仕事がない。労働条件も悪い。税金が高い割に公務員の給料も低い。 行政サービスも悪いからみんな街を出て行きどんどん人口は減るばかり。 市民満足度最悪レベルの街、それがこの函館市。 そんな函館に起死回生の観光資源が現れた。 150年前、戊辰戦争・箱館五稜郭の戦いで戦死した、あの新選組「鬼の副長」土方歳三、幕末きってのイケメン剣士が幽霊として蘇ったのだ。 市役所観光課の女性職員・三原は市長の特命を受け、土方に箱館の客寄せパンダになってもらうべく交渉を始める。 確かに函館は土方終焉の地だが、ふるさとの東京や新選組のいた京都に奪われる可能性もあるのだ。 しかし土方にだって土方なりの目的もある。 何とか幽霊・土方と街の妥協点を見出す方法を考えなくてはいけない。
格付:A

かがみ池のからくり 作:松村武(青春アドベンチャー)

30目前の売れない歴史ライター・能垣拓郎(のうがきたくろう)と、サブカル好きの女子大生・鳥留つむぎ(とりとめ・つむぎ)が向かったのは「かがみ池」。 拓郎には微妙なパワースポットにしか見えないが、つむぎがいうには「知る人は知る聖地」らしい。 かがみ池の水面をのぞき込むと、何者かの呪いによって陰で操られている人はその陰の主が水面に映る。さらに、その水面に何も映らない場合は…とのことなのだが。 もちろん拓郎はこの与太話を信じてここまで来たわけではない。 旅雑誌の取材で訪れた祭りで出会った鳥留つむぎという可愛い女の子との距離を縮めたかっただけなのだ。 しかし、彼らはそこで歴史ライターでもサブカル好きでも予想もできないような出来事に巻き込まれることになる。 物語の始まりは平成バブルがはじけて間もないころ。 パフィーの「サーキットの娘」が流行っていた1990年代後半のことである。
格付:B

ハートでジャンプ! 原作:岬兄悟(アドベンチャーロード)

壁の薄いアパートに耐えかねてようやく見つけた優良物件。 駅から5分・3DKで家賃4万円! …でもこれって優良すぎ?むしろ怪しいのでは? 実際、弟分の浪人生・高志が言うには、建物がぼんやりとソフトフォーカスがかかったように見えるとか、奇っ怪な老人が出現したとか、ピンク色の服を着た少女の幽霊が出たとか…怪しさ満点。 でも4万には勝てない。俺にはそんなものは見えないしな。 しかしさすがの俺も想像しなかった。この引越が次元を超えた大旅行、すなわち怪奇とSFとシルクロードとスペースオペラとミステリーゾーンを一緒くたにした大冒険へのきっかけになろうとは!
格付:A

嘘か真か 作:井上悠介・池谷雅夫(青春アドベンチャー)

高校1年になって早3カ月。現実世界で楽しく生きることは諦めた。 だって俺たちはモブなんだから。 モブだよモブ。つまり名無しの群衆、脇役にも満たないキャラクター。 だから俺は現実の世界で頑張ることを放棄しSNSの世界をエンジョイすることに決めた。 俺の投稿した嘘に一喜一憂するフォロワーたち。 このネット時代、嘘を嘘と見抜けない方が悪い。 だいたい「大通りの某老舗タピオカ屋で、タピオカミルクティのミルクティ抜きのタピオカ増し増しラージサイズを注文すると裏メニューでモーニングスターが貰える」なんてデタラメ、信じる方がどうかしている。 こんなことが現実に起こるはずないじゃないか、嘘なんだから。
格付:C

嘘じゃないんだ 原作:ドナルド・E・ウェストレイク(青春アドベンチャー)

サラ・ジョスリンはゴシップ新聞「ウィークリーギャラクシー」の新米記者。 7月15日土曜日、初出勤の朝にハイウェイで車を走らせていると道路わきに停車している車の中で死体を見つけてしまった。 普通だと驚き動転するシチュエーションだがサラは違う。 出勤初日に幸先よく記事のネタを掴んだと前向きに捉え、一旦出社後、早速、この事件の取材を始めるが、なぜかこの事件を警察に伝えるように頼んでいた駐車場の警備員は姿を消し、この事故自体はないものとされていた。
格付:B

アイム・アン・エンジェル 作:田中理恵(ふたりの部屋)

わたし、天使!… 実は見習いだけど。 でも、人助けをして、課題の卒業レポートさえ提出すれば一人前の天使になれるの。 どこかに助けを求めている人間はいないかしら? あっ、あそこに故障した車が止まっている!
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