格付:C

格付:C

シャドー81 原作:ルシアン・ネイハム(青春アドベンチャー)

1972年5月。泥沼の戦場と化したベトナムから1機の試作戦闘機とひとりの米国空軍パイロットが姿を消した。 試作機の名前はTX-75Eバンバイア、パイロットの名前はグラント・フィーリング大尉。 米国が誇る最新鋭戦闘機とその操縦士が再び姿を現したのは米国本土ロサンゼルス郊外、ハワイに向かい飛び立ったジャンボジェット機PGA81便の背後だった。 そしてPGA81便にピタリと張り付いたTX-75Eから驚きの宣言がなされる。 「こちらはPGA81便の影、シャドー81。機長、あなたの機はたった今乗っ取られた。指示に従わない場合は撃墜する。要求はただひとつ。ベトナム戦争の即時停戦だ。」
格付:C

ふれるストーリボックス 作:美野洋平ほか(青春アドベンチャー)

本作品「ふれるストーリーボックス」はシリーズ4作品目となるオリジナル脚本のオムニバス作品。 「ストーリーボックスシリーズ」は2019年の「夜のストーリーボックス」以来、ほぼ年1作品が制作され、青春アドベンチャーではすっかりおなじみになりました。
格付:C

ハムスターになった男 原作:高橋光子(カフェテラスのふたり)

部屋で突然倒れたリョウは、ヒロコが目を離したすきに服だけを残していなくなってしまった。 やがてリョウのワイシャツの下から現れたのは1匹のハムスター。 ハムスターなのでもちろん言葉は話せない。 しかし、ヒロコはそのハムスターの雰囲気と挙動から彼が今そこにいることを悟った。 こうしてヒロコとリョウ(ハムスター)の共同生活が始まった。
格付:C

婚礼、祭礼、その他 原作:津村記久子(FMシアター)

ヨシノは人を呼びつける才能がとことん欠けている。 しかし、呼びつけられることには慣れている。 今回は学生時代の友人の結婚式に呼ばれた上に、二次会の幹事と披露宴のスピーチを仰せつかってしまった。 少しだけ気が重くなりつつも、きちんと準備をして臨んだヨシノだが、なんと同日に上司の父親のお通夜も入ってしまう。 仕方なく、二次会の幹事と披露宴のスピーチを後輩に頼んで葬式に向かったのだが…
格付:C

魚の恋の物語 作:五見(カフェテラスのふたり)

わたし、魚。本当に、魚。人間の波に身を任せて、街を泳ぐ魚。 あなたとの最後の旅を終え、私とあなたは普通のOLと上司になった。 魚はフラれるのは慣れている。 もう恋なんてしない…つもり。
格付:C

カルチャー・ゲーム 作:横光晃(カフェテラスのふたり)

バブル経済期直前の1985年9月に、NHK-FM「カフェテラスのふたり」で放送された「カルチャー・ゲーム」のご紹介です。 「カフェテラスのふたり」は純粋なラジオドラマ番組ではなく、エッセイ的あるいはトーク番組的な作品も放送した番組でした。 本作品は「日本と外国の文化の違いをルーツから紐解く」番組ですが、第2回のように全体的にドラマ仕立ての回もあれば、第1回のように細かいシーンをつなぎ合わせたトーク番組的な見せ方の回もあるという変わった作品でした。
格付:C

四捨五入殺人事件 原作:井上ひさし(青春アドベンチャー)

僕、若手作家の藤川武臣は編集者の荒木さんから東北・五ツ郷市へ講演に行って欲しいとの依頼を受ける。 というのも文壇の大御所・石上克二が一緒に講演をするというのだ。 石上は文朝文学賞の選考委員をしている。 文学賞が欲しければ今のうちに親しくなった方がいいとのことなのだが、何のことはない、体よくわがままオヤジのお世話係を押し付けられた格好だ。 初めての講演と石上先生のお世話で神経をすり減らした僕は、講演終了後ようやく観光課の用意した宿、インターネットも使えない山奥の鬼哭(おになき)温泉郷に辿り着いた。 しかし、そこで僕を待っていたのは暴風雨による橋の決壊、集落の孤立、そして殺人事件だった。
格付:C

仮想郵便局 作:詩森ろば(FMシアター)

小さいころから私は引っ込み思案だった。 でもお話を声に出して読むのは好き。 だから地元のラジオ局「桜島ラジオ」に就職できたのは願ってもないことだった。 しかも前任者の急な降板で人気番組「仮想郵便局」のパーソナリティーの座が回って来るなんて。 「仮想郵便局」は誰かの出した手紙に、別の誰かの出した手紙をマッチングして返信として読み上げる人気番組。 でも最初の放送で気持ちが入り過ぎて大失敗をしてしまった。どうしよう。 落ち込む私にディレクターが見せたのは1通の手紙。 終戦直前、地元にあった特攻隊基地から飛び立った恋人にあてに、ある女性が出した手紙だという。 どうしよう、こんな人の人生を背負うような手紙に返信するに足る手紙なんて見つけられるのだろうか。
格付:C

嘘じゃないんだ 原作:ドナルド・E・ウェストレイク(青春アドベンチャー)

サラ・ジョスリンはゴシップ新聞「ウィークリーギャラクシー」の新米記者。 7月15日土曜日、初出勤の朝にハイウェイで車を走らせていると道路わきに停車している車の中で死体を見つけてしまった。 普通だと驚き動転するシチュエーションだがサラは違う。 出勤初日に幸先よく記事のネタを掴んだと前向きに捉え、一旦出社後、早速、この事件の取材を始めるが、なぜかこの事件を警察に伝えるように頼んでいた駐車場の警備員は姿を消し、この事故自体はないものとされていた。
格付:C

隠しの国 作:東憲司(青春アドベンチャー)

引っ込み思案で目立たない中学生の少年リクは幼いころから一つの夢しか見たことがなかった。 その夢の中でリクは「暴君リク」になり、3人の家臣とともに残忍非道な行いを繰り返す。 あまりの残虐さのため寝るたびに苦しめられてきたリクだが、いつしか思いのままにふるまう「暴君リク」の姿にある種の爽快感をも感じていた。 そんなある日の夕暮れ時、リクは公園でひとりの少女を見かける。 大きめの麦わら、白いワンピース、そして、夢で出会った少女と瓜二つの顔。 気になるリクだが彼女に話しかけられないまま数カ月が経過する。 しかし、突如としてふたりの関係に変化が訪れる。 彼女がリクの命を狙って襲ってきたのだ。
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