格付:C

格付:C

白銀騎士団 -高貴なる亡霊- 原案:田中芳樹、脚本:菊地百恵(青春アドベンチャー)

エドワード7世治世下のイギリス・ロンドン。フィッツシモンズ家の当主ジョセフは、イギリス貴族社会の最下層・貧乏な準男爵ながら、知る人ぞ知る裏の顔を持っていた。それは白銀騎士団(シルバー・ナイツ)を率いて、日ごと夜ごと人ならざる敵を退治していること。大英帝国の闇の英雄サー・ジョセフ。その名は遠く東洋・日本まで鳴り響いている…かはともかく、実態はやはり貧乏な準男爵。たったふたりの従者に愚痴を言われ、勝気なメイドに小言を言われながら、逆玉を夢見つつ今日も奇妙な依頼を受けるのだか。
格付:C

マサマサ 作:久継遥々(FMシアター)

東北海道動物園にある日、飼育計画にない一頭のオオカミが連れてこられた。毛並みがわさわさとしていることからマサマサと名づけられたそのオオカミを持ち込んだのは北海道未来環境研究所(通称、未環研)という聞いたことのない組織。しかも、マサマサは以前世話したオオカミとはどこか違う。不信感を覚えながらも、担当になった女性飼育員・那月は懸命に面倒を見るが、ある日、再びあらわれた未環研がマサマサを連れ去ってしまう。慌てて未環研に駆け付けた那月だったが…
格付:C

リニューアル 作:黒瀬ゆか(青春アドベンチャー)

西暦2224年。環境汚染と感染症の蔓延により地球は人類が住むのに適さない星となりつつあり、人類全体もまた衰退への道をたどっていた。生物学者のタロウはそんな世の中に嫌気がさし自暴自棄な生活をしていたが、妻のハナコは感染症を克服する手掛かりを求めて精力的に活動を続けていた。そして遂にハナコはアマゾンのジャングルで宿主を再生することができるリニューアルという寄生植物を発見する。しかし同時に不治の病に侵されてしまのだった。
格付:C

ポンコツおやじとみんなの保育園 作:内村宏幸(FMシアター)

熊本県・鹿児島県を襲った集中豪雨。山間の一級河川の氾濫は多くの集落を飲み込む大災害を引き起こした。3年後、久しぶりにサトシが帰った故郷は川こそ以前のままだったが、鉄橋は折れたまま、人口も半分近くに減るなど寂しい状況だった。そして何より母が園長を務める保育園が閉園を余儀なくされるという。園児が全員地区を離れることになったからだ。この状況にサトシの心は揺れる。自分にできることはないのか。保育園を再開することは無理でも代わりに人が集まれる施設はできないものだろうか。
格付:C

レオナルド・ダ・ヴィンチの恋人 作:竹山洋(FMシアター)

なんて馬鹿なんだろう。軽蔑だわ。結婚なんかしなればよかった。あなた、いつになったら仕事が来るの。いつになったらお金が入ってくるの。貧乏の呪いよ。あぁ洋服が欲しい。死んでほしい。うんざりだわ…結婚して40年になる頼子と秀治の夫婦。秀治は作家だが、コロナ以降仕事がなく家でぶらぶらする毎日。お金もないのに何事に対してもお気楽ですぐにはしゃぐ秀治に、頼子はイライラしてならない。そんな中、頼子は近所のイタリア料理店の若きシェフ中村に心惹かれるのだが。
格付:C

春麻呂の夢 作:相良敦子(特集オーディオドラマ)

天平の時代。今の京都、木津川のほとりでは新しい都の造営が始まっていた。後に恭仁京(くにきょう)と呼ばれることになるその都は、平城京で起こった様々な悪しき事による祟りを恐れて遷都するためのものだが、貧しい庶民にとっては生活を圧迫するものでしかなかった。その造営の普請場に春麻呂という少年がいた。親方にこき使われる毎日に反発の気持ちを強めて春麻呂だが、ある日、鳥の糞と共に堕ちてきた一枚のお札のようなものを入手する。驚くべきことにそのお札はしゃべることができたのだ。
格付:C

シャドー81 原作:ルシアン・ネイハム(青春アドベンチャー)

1972年5月。泥沼の戦場と化したベトナムから1機の試作戦闘機とひとりの米国空軍パイロットが姿を消した。試作機の名前はTX-75Eバンバイア、パイロットの名前はグラント・フィーリング大尉。米国が誇る最新鋭戦闘機とその操縦士が再び姿を現したのは米国本土ロサンゼルス郊外、ハワイに向かい飛び立ったジャンボジェット機PGA81便の背後だった。そしてPGA81便にピタリと張り付いたTX-75Eから驚きの宣言がなされる。「こちらはPGA81便の影、シャドー81。機長、あなたの機はたった今乗っ取られた。指示に従わない場合は撃墜する。要求はただひとつ。ベトナム戦争の即時停戦だ。」
格付:C

ふれるストーリボックス 作:美野洋平ほか(青春アドベンチャー)

本作品「ふれるストーリーボックス」はシリーズ4作品目となるオリジナル脚本のオムニバス作品。「ストーリーボックスシリーズ」は2019年の「夜のストーリーボックス」以来、ほぼ年1作品が制作され、青春アドベンチャーではすっかりおなじみになりました。
格付:C

ハムスターになった男 原作:高橋光子(カフェテラスのふたり)

部屋で突然倒れたリョウは、ヒロコが目を離したすきに服だけを残していなくなってしまった。やがてリョウのワイシャツの下から現れたのは1匹のハムスター。ハムスターなのでもちろん言葉は話せない。しかし、ヒロコはそのハムスターの雰囲気と挙動から彼が今そこにいることを悟った。こうしてヒロコとリョウ(ハムスター)の共同生活が始まった。
格付:C

婚礼、祭礼、その他 原作:津村記久子(FMシアター)

ヨシノは人を呼びつける才能がとことん欠けている。しかし、呼びつけられることには慣れている。今回は学生時代の友人の結婚式に呼ばれた上に、二次会の幹事と披露宴のスピーチを仰せつかってしまった。少しだけ気が重くなりつつも、きちんと準備をして臨んだヨシノだが、なんと同日に上司の父親のお通夜も入ってしまう。仕方なく、二次会の幹事と披露宴のスピーチを後輩に頼んで葬式に向かったのだが…
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