高格付作品一覧 当ブログの高格付け作品(番組:青春アドベンチャー系、ジャンル:幻想系) 当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「幻想系」(ファンタジー)の作品(異世界、ホラー、伝奇、幻想)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。 2025.03.01 高格付作品一覧
格付:A 元祖江戸川乱歩の奇妙な物語 原作:江戸川乱歩(サウンド夢工房) 江戸川乱歩といえば、江戸川乱歩賞にも名を残す、わが国推理小説界の始祖のひとりとして有名ですが、同時に不思議な世界を早くから題材にした作家でもあります。本作品「元祖江戸川乱歩の奇妙な物語」は江戸川乱歩の怪奇、幻想方面の名作4篇を、それぞれ2回又は3回連続(30分又は45分)でオーディオドラマ化した作品で、NHK-FMのラジオドラマ(本記事では昔の番組なのであえてオーディオドラマではなくラジオドラマとします)番組「サウンド夢工房」で放送されました。 2023.06.27 格付:A
格付:A うるはしみにくし あなたのともだち 原作:澤村伊智(青春アドベンチャー) この学校に通う女子の鞄には、ある日突然、雑誌が入っていることがある。占い雑誌「ユアフレンド」の昭和64年4月号。そこには昔自殺した姫崎麗美が残したおまじないが書かれている。そのおまじないは同じクラスの女子の顔を好きに変えることができる。かほちよのいきるすべなきもののわざたえてのろはむうるはしみにくしクラスで一番の美少女・羽村更紗が自殺した。原因はわからない。しかし棺の扉は固く閉じられ、葬式の参列者が彼女の顔を見ることは決してなかった。 2023.01.29 格付:A
格付:B にぎやかな悪霊たち 原作:都筑道夫(サウンド夢工房) 出雲オカルト研究所に持ち込まれる怪事件の数々。オカルト絡みだったり、オカルト絡みでなかったりするこれらの事件を、所長の出雲耕平、出雲の協力者で雑誌記者・鶴来(つるき)、そしてビルの1階にある喫茶店のバイトの由香里。この3人が快刀乱麻に解決する…のか? 2021.07.30 格付:B
格付:A 恐怖の館・日本現代編 原作:半村良ほか(サウンド夢工房) 1990年の夏に「サウンド夢工房」という番組内で3週に亘って放送された「恐怖の館」。「日本古典編」、「欧米編」に続く、最終週がこの「日本現代編」でした。演出はまたまた変わって伊藤豊英さん。音楽担当、脚本家も変わり、ナレーションを含め出演陣も総入れ替えですので、前2週とはまた異なる雰囲気の作品になっています。 2020.09.18 格付:A
格付:B 恐怖の館・欧米編 原作:ジョン・ポリドリほか(サウンド夢工房) 1990年8月に「サウンド夢工房」の中で3週に亘って放送された「ダミーヘッドによる恐怖の館」。その第2週目がこの「恐怖の館・欧米編」でした。演出家は第1週「日本古典編」の笹原紀昭さんから上野友夫さんにバトンタッチ。脚本や音楽、出演者もガラッと変わり雰囲気も一新。ホラー作品を1話15分完結で放送するという基本フォーマットは変わりませんが、作品印象は「日本古典編」とはほぼ別と言って良いと思います(ちなみに翌週の「日本現代編」の雰囲気もまた違います)。 2020.09.11 格付:B
格付:B 恐怖の館・日本古典編 原作:小泉八雲ほか(サウンド夢工房) 勝手ながら「青春アドベンチャー七不思議のひとつ」と思っていることがあります。それはホラー作品が極端に少ないこと。ラジオドラマってホラーにあっていると思うんですよね。特にダミーヘッド録音を使って耳元で囁かれたら!でも実際には、本作品が620番目となるこのブログにおける作品紹介の歴史で、ホラーに分類した作品は本作品を含めてわずか16作品(2.6%)。 2020.09.01 格付:B
格付:A 男と女の殺人百科 原作:都筑道夫(ふたりの部屋) 本作品「男と女の殺人百科」は、1981年にNHK-FMの「ふたりの部屋」で放送されたラジオドラマで、推理作家・SF作家の都筑道夫さんのショートショート小説を原作としている、ようなのですが…うまく原作小説が見つかりません。作品中で明確に「原作」と言っているので、オリジナル脚本ではないと思います。いくつかの単行本に収録されているショートショートを集めたものなのかも知れません。 2020.01.17 格付:A
格付:B なにわ純情ナイトメア 作:蔭岡翔(青春アドベンチャー) 梅田再開発ビルの内装工事を受注した祝勝会の席上で、上司から逆玉の話を持ちかけられた主人公・徳永浩一。しかし、彼には大阪で同棲中の彼女がいた。確かに功績が認められたのは嬉しいし、東京に戻るつもりだったのも事実。それに、最近彼女とあまり上手くいっていない。しかし、上司の「見合いを断ることは論外!」という態度は、正直、困る。鬱々とした気分の帰り道、飲み直そうと見慣れぬ屋台に立ち寄った浩一は、そこに絶世の美女の女将を見つけたのだが… 2018.08.29 格付:B
格付:AA 夜市 原作:恒川光太郎(FMシアター) 夜市は岬の森にて開かれる。素晴らしい商品が並ぶことだろう。夜市には北の風と南の風に乗って多くの商人が現れるからだ。だから一緒に夜市に行かないか。夜市ではどんなものでも手に入れることができる。そう、人間の「才能」であろうとも。人間の「寿命」でさえも。あれから何年たったのだろう。あの…夜市で弟を売った、あの日から。風のにおいと日の光の具合と、影のでき方。鳥や虫、草花、生き物たちの気配でそれがわかる。今宵、再びの夜市の夜だ。 2018.06.07 格付:AA