幻想(日本/シリアス)

未格付

神隠しの教室 原作:山本悦子(青春アドベンチャー)

バネッサに付き添われて加奈がやってきた保健室には誰もないなかった。保健室だけではない。職員室にも1年の教室にも。おかしい。1年の教室からは先ほどまで歌声が聞こえていたのに。誰もいない…?いや、いる。少しだけど。結局見つかったのは、5年2組の加奈とバネッサの他には3人だけ。バネッサの幼馴染の聖哉、4年生の亮太、そして1年生のみはる。なぜこの5人だったのか。自分たちではまったくわからない。そしてそのころ「元の世界」でも大きな騒ぎが起きていた。それはそうだ、4人もの小学生が急に消えたのだから。
格付:A

ブラックローズ 作:吉田小夏(青春アドベンチャー)

闇市はさまざまな人々を飲み込み、今日もけだるさと活気の不思議な混交に満ちていた。それはそのころの日本そのものといっていい。松島六郎は「カストリ雑誌」といわれる三文雑誌の記者として糊口を凌ぐ。しかし心は空虚なままだった。行方不明となった婚約者、南方で死んだ親友。空襲で生き別れるときに彼女に言われたことが、戦地に旅立った友に言われたことが、いまでも心から離れない。そのころ闇市に、あるうわさが広がった。ブラックローズ。彼は人々の影を求める。そして彼に会いたいと望んだ人間の前だけにあられるという。
高格付作品一覧

当ブログの高格付け作品(番組:青春アドベンチャー系、ジャンル:幻想系)

当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「幻想系」(ファンタジー)の作品(異世界、ホラー、伝奇、幻想)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
格付:AA

面影 作:兵藤るり(FMシアター)

私の娘は7歳で亡くなった。ほんの一瞬のことだった。あれから10年。勤務する特別収容生物研究所に送られてきた新しい怪物の姿を見た瞬間、息が止まった。怪物に娘の面影がある。生きて17歳になっていれば、そうなったであろう成長した娘の面影が。
格付:A

木になった亜沙 原作:今村夏子(FMシアター)

亜沙は食べてもらえない子。初めて焼いたクッキーは男の子に受け取ってもらえず、ボケ始めた祖母は亜沙を食べ物に毒を入れていると罵った。学校の金魚すら亜沙が飼育係だと水底から動かず、それを見た級友たちは亜沙がよそった給食に手を付けない。母親すら、死に際にお寿司を食べさせようとする亜沙を拒否した。亜沙はただ食べて欲しいだけなのに。受け入れて欲しいだけなのに。
格付:B

あなたは最期に 作:丸山智(FMシアター)

そろそろ就活を始めなければいけない時期だけどやる気が出ない。なんだって自己分析なんてしないといけないのだろう。もっと自分と向き合うべき、なんて余計なお世話だ。そんな無気力女子大生チサだが、ある日、公園で出会った全身黒づくめの男から衝撃的な事実を伝えられる。彼は死神で、チサはもうすぐ死ぬというのだ。しかも最後の晩餐として食べたいものを食べないと魔界に落ちて永劫に苦しむというのだが…
格付:B

優しい死神の飼い方 原作:知念実希人(青春アドベンチャー)

この世に未練を残して死んだ人間は地縛霊になる。地縛霊になると、われわれ死神といえどもあの世に魂を運ぶことはできない。だからわれわれが業務を円滑に遂行するためには、未練を持った人間が生きているうちに接触してそれを解消してやる必要がある。ここは丘の上医院という緩和医療施設。入院しているのは終末期の患者、つまり余命幾ばくも無い人間ばかり。この世に未練を残している人間は甘い腐臭がする。あの男からも腐臭がする。それは未練があるだろう。人生にはいくら悔い改めても取り返しのつかないことは確かにある。しかし死神たるわれわれは未練を取り除かなければならない。だから私は彼に問いかける。「とにかく話してみろ、お前の未練を。」
格付:B

世界から猫が消えたなら 原作:川村元気(FMシアター)

突然世界がひっくり返り目の前が真っ暗になった。脳腫瘍。いつ死んでもおかしくないらしい。絶望の中、目を覚ますと目の前に“僕”がいた。正確には顔が僕そっくりで派手なアロハを着たハイテンション男。彼は言う「私、あなたを助けに来たんです~この世界からひとつだけ何かを消す、その代わりあなたは一日の命を得る。簡単でしょ?うまくやれば永遠の命を手に入れられますよ~」そう彼は“悪魔”なのだ。
格付:A

幻タクシー 作:山本雅嗣(FMシアター)

タクシー運転手の諸星は深夜、白衣のうえにウインドブレーカーを羽織った女性を乗せる。ただ、この女性客はどことなく変だった。乗ってから行き先を探し始め、しかも結局、陸上競技場ならどこでもいいという。一体何者なのだろう…?しかし、客に言われるまま、長居陸上競技場、みさき動物公園、そしてある住宅地を巡るうちに…それはその女性と息子の物語であり、諸星と父との想い出にもつながっていくのだった。
格付:A

イッツ・ア・ビューティフルワールド 作:今城文恵(青春アドベンチャー)

人は死ぬと土に還る。しかし、誰かを強く恨んで死んだ人間は不老不死の怪物となり復活する。そして恨みを晴らすために執拗に恨んだ相手を付け狙う。その怪物を「仇者」(アダモノ)という。…が、そんなことはもちろん知っている。仇者は有史以来、人類の歴史とともにあり多くの悲劇を生み出してきたからだ。しかし一女子大生に過ぎない私は本当は何もわかっていなかった。仇者とはどういう存在であるのか、そして仇者に付け狙われるということが、この社会においてどのような意味を持つのかということを。
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