2023-07

格付:A

嘘と餃子と設計図 作:今井雅子(FMシアター)

念願かなってハウスメーカーで設計の仕事に就いた私。でも、うどんのトッピング感覚でプラン変更を要求してくる見込み客のわがままに振り回されて疲れ果ててしまった。しかも、私の都合などお構いなしに電話を掛けてくる母親の相手で疲れは倍増。なんでも疲れて弱気になった父が稼業の餃子屋をたたむと言っているとか。もともと跡取り娘だった母にとって60そこそこで店を閉めるなんて想定外。お父さんを元気づけないといけないと偉い剣幕だ。どうでもいいと思いつつ、跡継ぎ断った負い目のある私は仕方なく母の話に付き合っていたが、話しているうちに父を再起させるための、ある作戦に巻き込まれてしまった。
格付:B

愛する心に手錠して 原作:林葉直子(サウンド夢工房)

ただいま~すっかり遅くなっちゃった。これでもし高志と一緒だったなんてことがお父様にばれたら、もう偉いことに!「お嬢様、お電話です。お父様から。」もしもし忍です。なあにお父様?ディナーパーティー?当然、総理大臣の娘として出席するんでしょう?ごめんなさい、ちょっとそれだけは…だった退屈なんだもん…!!!そうだ!お父様!行ってもいいわよそのパーティー。あたしもたまには親孝行しないとね!それじゃ!…そうだ出席する代わりにボディーガードに絶体、高志を。嫌とは言わせないから!お父様が高志との仲を認めてくれさえすれば…
格付:B

とんでもポリスは恋泥棒 原作:林葉直子(サウンド夢工房)

そんな!ちょっと待ってよ、お父様!いくら総理大臣の娘といったって、徳川忍は現役の女子大生。警察庁長官におだてられても県警本部長のふりなんてできません!まして52歳のキャリアウーマンに変装とか、汚職警官の摘発なんてできるわけない!…といったのに無理矢理、県警本部長役を引き受けさせられた初日。いきなり大事件発生!ちょっとカッコイイと思っていた刑事さんが殺人犯にされてしまって、アリバイを証明できるのは私だけ。でも私が県警本部長役をしているのは絶対に秘密。どうしたらいいの~!
格付:A

ミシンの音色を、もう一度 作:清水有生(FMシアター)

唐津の不動産会社からかかってきた突然の電話は、父の死を伝えるとともに彼の店の片付けの依頼するものだった。3歳の時に母と一緒に唐津を離れてから30歳の今まで父とは一度も会っていない。全く身内には思えない。しかし、父に身寄りがないのであれば仕方がない。幸か不幸か10年勤めたアパレルメーカーを丁度退職したところで時間もあった。仕方なく赴いた唐津でみどりを待っていたのは、父の遺したミシンと遺品リメイクの仕事。そして、思いがけない出会いと再会だった。
格付:B

深夜プラス1 原作:ギャビン・ライアル(青春アドベンチャー)

第二次世界大戦時の戦友メルランが持ちかけてきた“運び”の仕事。ノルマンディーからリヒテンシュタインまで。期限は72時間。依頼人であり輸送対象でもあるのはカスパル社の社長とその秘書だという。レジスタンスの英雄と呼ばれた元イギリスの情報部員も今はしがない民間エージェント。今の俺には似合いの仕事だ。ただ、この仕事、本当に受けて大丈夫なのか。メルランや依頼人、そして相棒となった元CIAのハーヴィーは信頼できるのか。いや、一番信用できないのは自分自身だ。大戦終結から16年。あの銃声、あの死、あの悲惨、あの憎悪。俺は今でもあの頃に囚われているのだから。
格付:AA

長く孤独な狙撃 原作:パトリック・ルエル(アドベンチャーロード)

緻密な計算による完璧な仕事。それが彼の主義だった。だから距離が1250mあったとしても、狙撃をはずしたら引退以外の選択肢は彼にはなかった。しかし湖水地方で引退後の生活の場を探していた彼に不思議な出来頃が起きた。たまたま親しくなった女性の父親が、彼の最後の仕事(失敗したロングキル)の標的と同一人物だったのだ。こんな偶然があるのだろうか。自分の知らないところで何かが起きていたのか、そしてこれから何かが起きるのか。
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この記事は「サウンド夢工房」で放送された作品の、各年の一覧記事へリンクするための記事です。・1992年(~3月)・1991年 【未作成】・1990年(4月~)
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