幻想(その他)

格付:A

影をなくした男 原作:シャミッソー(青春アドベンチャー)

家庭教師の職を求めてやってきたブルジョアのパーティの席で、ペーター・シュレミールは灰色の服を着た奇妙な男に出会った。 彼はポケットから絆創膏や望遠鏡、テントや馬まで取り出したのだが、不思議なことにまわりの人達は誰もそのことに気が付かない。 そして男はなぜかシュレミールに話しかけてきた。彼は言う。 「あなたの影に見惚れてしまったのです。それはそれは美しい影でしたから。その影をお譲り頂くわけにはいかないでしょうか。もちろん、ただで、とは申しません…」
格付:B

少年アリス 原作:長野まゆみ(アドベンチャーロード)

睡蓮の開く音を聞きながら自分のつくった石膏の卵を見ていた僕、アリスに、家に帰ったはずの友達の蜜蜂が声を掛けてきた。 兄さんから借りた36色の色鉛筆を取りに学校に戻るのだという。 「アリスも見たくないかい。夜の教室、廊下や階段。きっと昼間よりも面白いよ。探検してみようよ。」 蜜蜂は本当はひとりで学校に行くのが怖いんだ。 でも確かに少し面白そう。 僕と蜜蜂と、蜜蜂のうちの飼い犬の耳丸。 2人と1匹なら怖くはないかもしれない。
格付:B

赤糸で縫いとじられた物語 パート2 原作:寺山修司(カフェテラスのふたり)

詩人で劇作家でもあった寺山修司さんによるファンタジー作品「赤糸で縫いとじられた物語」を原作としたラジオドラマの第2弾が、この「赤糸で縫いとじられた物語 パート2」です。 この「パート2」は前年に前番組の「ふたりの部屋」で放送された第1弾「赤糸で縫いとじられた物語」とほぼ同じスタッフ、キャストで制作され、1話完結の短編×5作品という構成も同じです。
格付:B

ハリネズミの願い 原作:トーン・テレヘン(青春アドベンチャー)

親愛なる動物さんたちへ。 きみたちみんなを招待いたします。 いや、みんなは無理かな。 やってくる動物によっては、僕の部屋も僕もめちゃくちゃになってしまうかも。 もう少し考えないといけないな。 だから、招待状を送るのはやめておこう。
格付:B

サヨナラおもちゃ箱 原作:谷山浩子(ミッドナイト・ファンタジードラマ)

リリコとタコが結婚して1週間。 新婚生活は思い描いていたのと全然違う。 タコは私の生活を破壊した!好きなように暮らしたい! リリコがそう思ってしまったのは確かだけど、タコにいなくなって欲しいなんて思わなかった。 タコを取り戻したい。 リリコは人形たちと共にタコを探す不思議な旅に出た。
ゆるゆるつながり

劇団四季ミュージカル「ライオン・キング」にヤングシンバとして出演したことのある出演者

【特集:青アド・ポーカー25】劇団四季ミュージカル「ライオン・キング」の「ヤングシンバ」役つながり 見に行ってきたんですよ、「ライオン・キング」。 「子供向けなんじゃないか」とか、「ジャングル大帝のパクリだしなあ」とか思っていたのですが、な...
格付:B

10人のシンデレラ パートⅢ 作:湯本香樹実(カフェテラスのふたり)

「シンデレラ」といえば、今ではすっかりディズニーアニメがイメージされる訳ですが、もともとは世界中に類似の話が伝わっている民間伝承なのだそうです。 その範囲はとてつもなく広く深く、西欧のみならず中国にも類似の話があり、古くは紀元前1世紀にギリシアの歴史家ストラボンが記録したエジプトが舞台の話にまで遡るとか。 どの話も継母や義姉にいじめられたり、王子や王様に見初められたり、何かの道具を切っ掛けに幸せになったりといった基本的な構造は同じです。 そして、17世紀にフランスの文学者シャルル・ペローが、「ガラスの靴」や「かぼちゃの馬車」といった要素を取り入れたものが、ディズニーのシンデレラの原型になりました。 この話に、これほど広汎な人々に受け入れられるに値する如何なる普遍的な価値があったのか、また、出所がひとつだとするとどのように伝播したのか、興味は尽きないところです。
格付:A

谷山浩子の電報配達人がやってくる (サウンド夢工房)

ドン、ドン、ドン、ドン。 深夜12時50分。 今夜も電報配達人が扉をたたく。、 今夜も電報配達人に導かれ、不思議な世界へと旅立つ。 決して会えないイチコに招かれて、ワイチは旅立つ。
格付:A

狩人たち 原作:薄井ゆうじ(青春アドベンチャー)

「1990年代の5月の日本」の設定で環境が管理された実験都市ドームシティ・タヒチ。 そこは、物流パイプを除くすべてが、半透明のエアウォールで外界と完全に遮断された無菌の閉鎖空間だった。 この管理社会で産まれた最初の人間である妹尾樹林(せのお・じゅりん)は、ある日、外の世界から来た黒髪の少女と、野生のマウスに出会う。 この世界には存在しないはずの少女とマウスは何を意味するのか。 人間はなぜこのような閉鎖都市をつくったのか。 樹林と彼の仲間である若者集団「狩人」、そして外への脱出をもくろむ密売屋と謎の老人とともに、この都市の謎を探り始める。
格付:B

ニコルの塔 原作:小森香折(青春アドベンチャー)

「すべてを受け入れよ。疑問を抱くのをやめよ。考えることより従うことが、私たちの勤め…」 少女ニコルは、毎日、寄宿舎から自転車に乗って塔へと向かう。 塔で「地球のマント」に刺繍するため。 ただ黙って、指定図どおりの図柄を刺繍するため。 しかし、何かが起こり始める。 刺繍の図柄の猫が語り掛けてくる。 今まで見えなかった景色が見えてくる。 不思議な男の子が現れる。 そして何かを知っていたと思われる友人が行方不明に。 ここはどこ?私は本当は誰なの?
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