推理

格付:C

四捨五入殺人事件 原作:井上ひさし(青春アドベンチャー)

僕、若手作家の藤川武臣は編集者の荒木さんから東北・五ツ郷市へ講演に行って欲しいとの依頼を受ける。 というのも文壇の大御所・石上克二が一緒に講演をするというのだ。 石上は文朝文学賞の選考委員をしている。 文学賞が欲しければ今のうちに親しくなった方がいいとのことなのだが、何のことはない、体よくわがままオヤジのお世話係を押し付けられた格好だ。 初めての講演と石上先生のお世話で神経をすり減らした僕は、講演終了後ようやく観光課の用意した宿、インターネットも使えない山奥の鬼哭(おになき)温泉郷に辿り着いた。 しかし、そこで僕を待っていたのは暴風雨による橋の決壊、集落の孤立、そして殺人事件だった。
格付:B

ぼくら落ちこぼれ探偵団 原作:宗田理(アドベンチャーロード)

愛知県豊橋市にある私立彰栄学園。 美也子はこの落ちこぼれ高校のマドンナだった。 しかし、ある日、美也子の死体が三河湾に浮かんだ。 警察は、知らない男の車に乗る美也子が目撃されたといい、その男との関係をほのめかすけど美也子はそんなに軽い女の子ではない! そう思った美也子の友人4人組(朝倉、森下、石黒、そして亜紀子)は担任のモンキーとともに捜査に乗り出すのだが。
格付:A

成吉思汗の秘密 原作:高木彬光(アドベンチャーロード)

名探偵・神津恭介、病に倒れる! 衝撃的な知らせに友人の探偵作家・松下研三は慌てて病院に駆け付けたが、病気は盲腸で、命に別状はないとのこと。 ほっとするとともに普段多忙な神津を休養させるいい機会だと考えた松下だが、無聊を託つ神津は今にも退院してしまいそうだ。 そこで松下は一計を案じ、神津にあるゲームを提案する。 日本史最大のミステリー「源義経=ジンギスカン説」を神津の天才的な頭脳をもって病床にいながらにして解いてみたはどうかと提案したのだ。
格付:AA

拝啓 名探偵殿 パート2 原作:藤原宰太郎(ふたりの部屋)

本作品「拝啓 名探偵殿 パート2」は、1980年4月に「ふたりの部屋」で放送された作品で、推理研究家・作家の藤原宰太郎さんの「拝啓名探偵殿-掌編推理小説10分間ミステリー」をラジオドラマ化した作品です。 1979年10月に第1弾が放送されており、本作品はその第2弾にあたります。
ゆるゆるつながり

タイトルに「探偵」という単語が入っているラジオドラマ

【特集:青アド・ポーカー33】作品タイトルに「探偵」と入るラジオドラマ 推理ものあるいはサスペンスものの最重要のキャラクターといえば、「私立探偵」でしょう。 もちろん、一般人を主人公にする推理作品も多いですし、同じプロフェッショナルでも、警...
ゆるゆるつながり

刑事が主人公のラジオドラマつながり

【特集:青アド・ポーカー26】刑事が主人公の作品つながり 以前、軍人が主人公のラジオドラマの特集をしたのですが、今回はその姉妹編で刑事が主人公の作品を紹介します。 意外と少ない 刑事が主人公といえば、いわゆる「刑事もの」、「警察もの」の推理...
格付:AA

赤川次郎の冬の旅人 (ドラマ/FMシアター)

今世紀を代表するバリトン歌手、ディートリッヒ・F=D(エフ・デー)。 来日8回目の東京。 楽屋で公演の開始を待っている彼のもとに不審な電話がかかってきた。 曰く「『冬の旅人』をうたうと人が死ぬ。」 そしてその“予言”は実現してしまう。 公演が終わって楽屋に戻った彼の前に死体が横たわっていたのだ。 関係者として公演後も日本に残り捜査に協力することを要請されるF=D。 要請に応えることにした彼だが、しかし事件はこれだけでは終わらないのだった。
格付:AA

夢にも思わない 原作:宮部みゆき(青春アドベンチャー)

毎年、近所の白河庭園で開かれる「虫聞き(むしきき)の会」。 その会場で同級生の工藤久美子が殺された。 しかも、死体の身元を確認したのは、この僕、緒方雅男だ。 偶然ではない。 工藤さんが家族で虫聞きの会に行くのは本人から聞いていた。 淡い思いを胸に、会場で工藤さんに会えることを期待して行ってみたのだ。 それがまさか死体に対面することになるとは。 しかも死んだ工藤さんは、濃い化粧に、派手なスカート、高いヒールの靴。 いつも学校で見るのとは全く違う格好をしていた。 一体、何が起こっているのか。 僕はクールな親友の島崎とともに謎を追い始めるのだが。
格付:A

今夜は眠れない 原作:宮部みゆき(青春アドベンチャー)

母さんが突然、5億円の相続人になった。 20年前にたった一度、命を助けた人物、20年間存在すら忘れていた男から遺産を譲られたのだという。 そして騒動が始まった。 どこで聞きつけたのかわからない様々な人からの寄付を求める電話が鳴りやまない。 外の女と不倫をしていた父さんは、自分のことを棚に上げて母さんにその男との関係を詰問し始めた。 もう家族はバラバラだ。 そして僕たちの周りに現れる不審な人物。 そんな中、ついに事件は起こったのだった。
格付:A

精神分析ゲーム 原作:バチヤ・グール(青春アドベンチャー)

イスラエルの安息日である土曜日の朝、講演会の発表を控えていた美貌の精神分析医エバ・ナイドルフが殺害された。 この事件の主任捜査官となったのは、エルサレム警察の捜査室長代理であるマイケル・オヘイヨン。 敏腕で知られ、次期捜査室長の呼び声も高いオヘイヨンは、早速、現場となったエルサレム精神分析医研修センターに乗り込むが、そこで彼はこのセンターの特殊な性格を知る。 すなわち、所属する研究生は患者を治療する医師であるとともに、指導医の精神分析を受ける患者であるという特殊な環境であったのだ。 癖のある所員たちとのやりとりを通じて、この閉鎖的な“象牙の塔”の真実に立ち向かうオヘイヨンだったが…
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