コメディ

格付:A

あたふたオペラ からふる物語 作:萩田頌豊与(青春アドベンチャー)

月曜日から金曜日、毎日放送されるラジオ番組「おとなのためのトークショー・じゃこもかしこも」の今週のゲストは、劇団「盗んだだるま」を主催する劇作家で演出家の唐富士夫(から・ふじお)。 司会の久子と唐との会話は全く嚙み合わないが、唐の特技「25文字で名著」や、唐の学生時代の恋愛話でなんとか番組は進行していく。 しかし、4日目にして番組は緊急事態を迎えてしまう。 そして唐の恋愛話に登場した人たちが次々とスタジオに現れて…
格付:B

ちはやふる奥の細道’89 原作:W.C.フラナガン 翻訳:小林信彦(FMシアター)

日米が貿易摩擦で揺れる1989年に颯爽と現れた日本研究家若手ナンバーワンのアメリカ人、W.C.フラナガン。 「小津安二郎作品に見られる芭蕉的俳味(ハイミー)」、「素晴らしい日本野球」、「素晴らしい日本文化」などで知られるこの新進気鋭の研究者が今回挑むテーマはずばり松尾芭蕉の「おくのほそ道」。 彼によればおくのほそ道における芭蕉の旅には知られざる目的があったのだという。 それは「たったひとりの反乱」。
格付:AA

あたふたオペラ「からめん」 作:萩田頌豊与(青春アドベンチャー)

巡査の保瀬(ほせ)は最近、人の声が歌になって聞こえるようになった。 感情が高ぶった話し相手がオペラを歌い出すように見えるのだ。 診察した毛利医師は保瀬の症状を「突発性歌劇幻聴症候群」と断言。 この病気に「あたふたオペラ症候群」というふざけた通称を付け、悪のりしつつ治療に乗り出した。 毎日診察室で毛利医師に経過を報告する保瀬。 どうやら保瀬は辛麺(からめん)という辛いラーメンを巡る騒動に巻き込まれているようなのだが、この騒動は「あたふたオペラ症候群」の発症と関係あるのだろうか。
格付:B

ピーチ・ガイ~ハリウッド・リメイク『桃太郎』~ 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

A long time ago in a galaxy far,far away… A long time ago… State of GeorgiaのPeach Country,Fort ValleyにJamesじいさんとMaryばあさんが住んでいました。 One day,MaryばあさんがChattahoochee RiverにBarbecue Partyに行くと、大きな桃がどんぶらこ、どんぶらこ、と流れてきました。 家に帰ったMaryばあさんがその桃を切ると中から珠のような男の子がでてきました。 Vietnam Warで一人息子を亡くしていた老夫妻はことのほか喜び、この男の子に“Peach Guy”と名付けて自分たちで育てることにしました。 大きくなったPeach Guyは、Maryばあさん手作りのDoughnutで、Greyhound DogとChimpanzeeとBald Eagleを仲間にして、廃液を垂れ流す諸悪の根源Devil IslandことDiversity Industrial社の工場に乗り込みます…
格付:A

あっちが上海 原作:志水辰夫(FMアドベンチャー)

東シナ海で漁船を遭難させることに成功した詐欺師の岩内亮。 しかし、彼はこの東シナ海で保険金詐欺以上の金儲けの匂いを嗅ぎつけた。 偶然にも米軍の秘密偵察機が近くに墜落したのだ。 そして匂いに惹かれて集まってきた面々も想定以上。 CIA、KGB、モサド、そして中国の諜報部。 岩内の明日はどっちだ?
格付:B

踊る21世紀 Part2 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

本作品「踊る21世紀 Part2」は1994年から制作されてきた藤井青銅さん脚本のオムニバスコメディラジオドラマ「笑う・踊る」シリーズの最終作になります。 藤井青銅さんと言えば1993年から(関連作品を含めると1991年から)2009年まで毎年年末に放送されたショートコントシリーズ「年忘れ青春アドベンチャー・干支シリーズ」が有名なのですが、この「笑う・踊る」シリーズもなかなかの長期シリーズでした。
格付:A

00-03 都より愛をこめて 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

21世紀に入り加速した人と金の一極集中、そしてその対極にある地方の破綻。 両方を同時に解決するため、国会で遷都法案が通った。 ただし、新首都は今後の国民投票によって決まるとされた。 これを受け、日本の新首都をわが故郷に呼び寄せるため、日本全国の秘密結社が蠢動を始める。 NATTO(North Akagi,Tsukuba,Tochigi Organization=ナットー)、DAGAYA(DaiNagoya,Gifu Atarashii Yume Association=ダガヤ)、そしてGATTEN(General Adviser of TokyoTo-yo Eien-Nare=ガッテン)。 日本の将来を掛けた暗闘が始まった。
格付:A

笑う世紀末探偵 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

私の名前はゴドウ・ツトム、私立探偵だ。 私は、小学生の時に聞いた「ノストラダムスの大予言」に衝撃を受け、以後、悩んだとき迷ったとき、人生の指針をこの大予言に頼って生きてきた。 そして、世界滅亡の兆しを見つけるために、世紀末に関わる事件だけを扱う探偵になったのだ。 世の中で起きる大事件はすべてノストラダムスの大予言で説明することができる。 今日もポケット版「ノストラダムスの大予言」を懐に難事件に挑む。 私の名前はゴドウ・ツトム、人呼んで「世紀末探偵」。
格付:A

アキバの休日 作:藤井青銅(FMシアター)

今、日本でもっともクールな場所、それがアキバ。 そのアキバを目指して一人のオタクがやってきた。 彼の名はアーチボルト王子。 歴とした某国の王太子だが、東洋の古い思想にもある“オタク”そして”萌え”を体現する男だ。 「“萌え”とはそこにあってそこにないもの。本物のようで本物ではない。かといって偽物のようで偽物ではない。見る者と見られる者との間にほのかに生まれるもの。その一瞬を見事に捉え形にしたものに、私たち“オタク”は“萌え~”なのです」…って大丈夫か?
格付:B

メゾン・ド・関ケ原 作:西村有加(青春アドベンチャー)

「関ケ原」駅至近で売り出し中の新築分譲マンション「メゾン・ド・関ケ原」。 駅至近といっても1日あたりの乗車人数はわずかに1,002人(2015年)、しかも日中の普通列車は毎時2本という歴としたローカル駅。 そこに13階建(←不吉?)の建物が建っているだけでも十分場違いだが、白いロココ調の外装も明らかに悪目立ちしている。 こんな問題物件を売ることは、昨日まで引きこもりだった自分じゃなくても無理だよ、と思ったけど、売れないのにはどうも別の理由もあるみたいだ。 近所の噂によれば、この物件、新築なのに「出る」らしいのだ。
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