推理

格付:AA

放課後はミステリーとともに『探偵部への挑戦状』  原作:東川篤哉(青春アドベンチャー)

私立鯉ヶ窪学園 探偵部の副部長・霧ヶ峰涼(きりがみね・りょう)。犯人をのけぞらせる鋭い推理力と、男子のハートを直撃する明るい笑顔が取り柄の16歳のボクっ娘・迷探偵が帰ってきた!今回の事件の舞台も、校舎を結ぶ渡り廊下、校内の池、教室、部室と、至って平凡!被害者も、男子高校生、男子高校生、男子高校生、液晶テレビと、これまた至って平凡?例によって、解いても解かなくても、人生にはさしたる影響のない怪事件を、霧ヶ峰涼が快刀乱麻に解いていく…のか?そして今回は探偵部と敵対する謎の組織も登場!
格付:B

春休み少年探偵団 原作:宗田理(青春アドベンチャー)

小学6年生の光一(こういち)の母親が、突然、姿を消してしまったのは1カ月のこと。父親は何らかの事情を知っているようだが、詳しくは教えてくれない。不安を抱えながらも何とか我慢していた光一だが、妹のアッコが「お前の母親は父親に殺されたんだ」と虐められているという話を聞き、我慢が出来なくなってしまった。こうなったら自分で母親を見つけ出すしかない。友達の和田に話したところ、和田のお姉さんの大学生・重子さんや重子さんの先輩の熊さんも協力してくれるという。こうして、母親を捜すため、光一、アッコ、和田、重子、そして熊さんの5人で「探偵団」が結成されたのだった。
格付:C

宇宙怪人と少年探偵団 原作:江戸川乱歩(アドベンチャーロード)

ある日、東京・銀座の上空に空飛ぶ円盤が現れ,、居合わせた多く人々を驚かせた。しかしそれは怪異の始まりに過ぎなかった。やがて、空飛ぶ円盤はニューヨークやモスクワなど世界のあちこちに出現し、さらには円盤から現れた有翼の蜥蜴人間(=宇宙怪人)が世界中の有名人を誘拐する事件まで起きる。発明家の虎井博士など、宇宙怪人による地球侵略に警鐘を鳴らす者も出現し、世界中に大混乱に巻き込まれる。人類はこのまま宇宙怪人になすすべなく侵略されてしまうのか。対応に困った警視庁は、日本が誇る名探偵・明智小五郎と少年探偵団に、この難事件の解決を依頼するのだが。
格付:A

少女探偵に明日はない 原作:森脇道(青春アドベンチャー)

あたし、吉井ミカは、個人で映画の買い付けをしている父と一家でフランスで暮らしている女子高生。事件は、映画の買い付けに行った南フランスのカンヌで起こったの。映画祭で盛り上がるカンヌで、有名俳優のミッシェル・フィリップが殺されちゃった!しかも父はミッシェル個人と映画の買い付けの契約をしてお金を支払っちゃっているから、このままでは大損害で、日本に帰国するお金もない!でも、両親はいつものとおり喧嘩するばかりで、全く頼りにならない。こうなったら、あたしが契約書を探し出してミッシェルのマネージャーからお金を取り返すしかない!あたしは映画祭で知り合った自称ピザチェーンの御曹司フランソワと一緒に捜査を開始したのだけど…
格付:AA

名探偵なんか怖くない 原作:西村京太郎(FMアドベンチャー)

アメリカの名探偵エラリー・クイーン、フランスの名探偵メグレ元警部(すでに警察を退職しているため「元」)、イギリスの名探偵エルキュール・ポワロ、そして日本の名探偵・明智小五郎。各国を代表する4人の名探偵が東京で一堂に会した。4人を呼び集めたのは日本の富豪である佐藤大造氏。かの有名な三億円事件を現実の事件として再現し、それを4人の名探偵に推理させることにより、三億円事件の真相に迫ろうというのだ。鋭い推理で、“モデル犯人”村越の動きを次々に言い当てる4人の名探偵。しかし、事件は当初の筋書きを超えて思いもよらない展開を始める。
格付:B

透明怪人と黄金どくろの謎 原作:江戸川乱歩(アドベンチャーロード)

太平洋戦争終結後の混乱も収まってきた頃。気だるい夏の黄昏時、町外れの古びた洋館で、少年探偵団の世話役セツコさんと4人の少年探偵団員は、新聞記者の黒川と共に、全身が透明な“透明怪人”と出会う。やがて透明怪人は東京のあちこちに出没するようになる。銀行や宝石商からみると、目に見えない透明怪人に泥棒に入られたら防ぐ手段はない。世間が恐れおののく中、ついに透明怪人は島田家の秘宝「真珠の塔」に狙いを定めて動き出した。こんな恐るべき怪人を相手に出来る者は、東京広しといえども彼らしかいない。そう、明智小五郎と少年探偵団の出番がやってきたのだ。
格付:AA

黄金仮面 原作:江戸川乱歩(青春アドベンチャー)

昭和5年。その頃、世間では、黄金のマントと黄金のマスクという奇怪な出で立ちの男“黄金仮面”が世間を騒がしていた。特に犯罪行為をするわけではなく愉快犯とも思われていたが、あまりに世間が騒ぐため、警視庁の浪越警部は、親友の名探偵・明智小五郎にその対処を依頼する。浪越とともに上野を訪れた明智は、そこで偶然にも黄金仮面の第1の犯罪、「志摩の女王」と呼ばれる大真珠の盗難事件に遭遇するが、明智はこの事件において黄金仮面に翻弄され、完敗を喫してしまう。悔しがる明智だが、この事件は、黄金仮面と明智の死力を尽くした5連戦の始まりでしかなかった。
格付:AA

妖異金瓶梅 原作:山田風太郎(青春アドベンチャー)

中国・明の時代。山東省の豪商・西門慶(さいもん・けい)の屋敷には、8人の妻と多くの使用人がいた。しかし、金と欲にまみれた西門慶のこと。妻といっても、金と権力にものを言わせて奪い取った美女達であり、屋敷内はミエや欲望や嫉妬が渦巻く、苦しみの世界であった。特に、第5夫人である潘金蓮(はん・きんれん)は、絶世の美女であり、風にも耐えない風情でありながら、実は自らの欲望のためには何事も躊躇しない女であった。このような環境で事件が起こらない方がおかしい。主人公の応伯爵(おう・はくしゃく)は放蕩が過ぎて一代で身を持ち崩した末に、幇間として、西門慶に養われている男である。その立場から事件に無関係でいられない応伯爵は、不承不承、様々な事件の真相を探り始めるのだが…
格付:A

魔術師 原作:江戸川乱歩(青春アドベンチャー)

休暇中の名探偵・明智小五郎は、信州で資産家の令嬢・妙子と出逢い好意を持つ。所詮、身分違いの恋と諦めていた明智であったが、警視庁の浪越警部から至急帰京を促す連絡が入り、その中で妙子の名前が出てきたことに驚く。浪越警部によれば東京の大資産家福田氏のもとに、差出人不明の犯行予告ともとれる不気味なメッセージが届けられていること。そして、明智へ対処を依頼することを提案したのが福田氏の姪である妙子であるという。明智は勇んで東京へ向かう。しかしこれが「魔術師」と呼ばれる男による、陰惨な復讐劇のはじまりであった。
格付:AA

二の悲劇 原作:法月綸太郎(青春アドベンチャー)

推理作家の法月綸太郎は、警視庁の警部を父に持ち、難解な事件の捜査を手伝っている素人探偵である。今回の事件は、若い女性が痴情のもつれから同居していた親友を殺害したというもの。死体の顔を潰すという残虐な犯行の割には動機が不十分な印象は残ったが、ごく単純な事件と思われた。しかし倫太郎は、捜査本部で使われている被疑者と被害者の名前が、卒業アルバムではひっくりかえって書かれていることに気がつく。この事件は名前と顔をなくしたふたりの女性とふたりの男性を中心とする複雑な事件だったのだ。
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