1985年のクラッシュ・ギャルズ 原作:柳澤健(青春アドベンチャー)
1985年、後楽園ホール。
フラッシュライトの下、少女たちの喚声と悲鳴が飛び交う中で、長与千種は叫ぶ。
「まだ負けていない!」
バブルへと向かいつつある昭和の日本で、日本中の少女たちを熱狂させたふたりの女子プロレスラーがいた。
長与千種とライオネス飛鳥、タッグ名はクラッシュ・ギャルズ。
全国の少女の夢と羨望を一身に背負い、ライバルたちと闘い、思い通りにならない現実とも闘い続けたふたりの女子プロレスラーの栄光と苦悩の軌跡を追う。