2022-04

格付:AA

背中あわせのハート・ブレイク 原作:小林信彦(サウンド夢工房)

終戦から4年、カルチャーギャップに戸惑っている大人たちを尻目に、俺は文京区の高台にある高校でどっぷりアメリカに浸る青春を謳歌していた。同級生の3分の2は東大を受験する学校で、俺は早々に東大受験を放棄。将来は趣味に生きることを決めていた。クラブ活動は映画研究会。とりあえずの目標は校庭に部室をつくっちまうことだ。
折々の記録

開始から約1か月!青春アドベンチャー全作品アンケートの状況報告。

NHK-FM青春アドベンチャーの30周年を記念して3月25日にスタートした「青春アドベンチャー30年・466作品の人気アンケート」。皆さんのご協力のもと、約1カ月が経過しました。(アンケートフォーム)Googleフォーム使用 (←終了しまし...
ドラマ化希望作品

東アフリカ某国の中央銀行総裁に就任せよ。それは嘘のような本当の話。「ルワンダ中央銀行総裁日記」(服部正也)

【特集:ラジオドラマ化推薦作品21】服部正也「ルワンダ中央銀行総裁日記」NHK-FM青春アドベンチャーでラジオドラマ化されたらいいなあ、という作品を取りあえげていくこのシリーズ。今回はちょっと変わり種なのですがノンフィクションの「ルワンダ中...
格付:C

四捨五入殺人事件 原作:井上ひさし(青春アドベンチャー)

僕、若手作家の藤川武臣は編集者の荒木さんから東北・五ツ郷市へ講演に行って欲しいとの依頼を受ける。というのも文壇の大御所・石上克二が一緒に講演をするというのだ。石上は文朝文学賞の選考委員をしている。文学賞が欲しければ今のうちに親しくなった方がいいとのことなのだが、何のことはない、体よくわがままオヤジのお世話係を押し付けられた格好だ。初めての講演と石上先生のお世話で神経をすり減らした僕は、講演終了後ようやく観光課の用意した宿、インターネットも使えない山奥の鬼哭(おになき)温泉郷に辿り着いた。しかし、そこで僕を待っていたのは暴風雨による橋の決壊、集落の孤立、そして殺人事件だった。
格付:B

ニューネッシー殺人事件 原作:嵯峨島昭(アドベンチャーロード)

1977年4月、日本の漁船がニュージーランド沖合で引き揚げた謎の生物の死体は「ニューネッシー」と呼ばれた。その姿が太古に滅んだ首長竜あるいはその子孫と噂されるネス湖の怪獣に酷似していたからだ。しかし、時ならぬニューネッシーブームは数日で収束。ニューネッシーはウバザメの死体が腐乱したものとされてしまった。わずか数日で、だ。「わが社の総力を挙げて世紀のスクープに体当たりだ!」と息巻いていた出版社もすぐに別の事件を追い出した。日本のマスコミのムード一辺倒の報道姿勢はけしからん。ひとりだけでもニューネッシーを追い続けてやると息巻いたルポライターの本間だが、彼の前に予想もしなかった出来事が次々と起こり始めた。
オムニバス作品等の一覧

ストーリーボックスシリーズの作品一覧

青春アドベンチャーで新しいオムニバスシリーズが始まりました。その名も「ストーリーボックス・シリーズ」。ライフシリーズの(今のところ)最終作「フラワー・ライフ」が2015年に放送されてから久しぶりの新オムニバスシリーズのスタートです。すでに2...
格付:B

オールに願いを 作:荒井修子(FMシアター)

切っ掛けは高校2年になったばかりの春、母の再婚相手・雄吾から届けるように頼まれた一篇の紙片だった。届け先は柿木漁港のペーロンチームの事務所。そこでペーロンのメンバーになることを頼まれた若葉は断れずに引き受けてしまう。何をやっても変わらない。変わらないから何もしない。そんな逃げと諦めに慣れていた若葉を変える出来事の、それが始まりだった。
メディアミックス情報

並木陽さんの「斜陽の国のルスダン」、宝塚歌劇団にて上演決定

原作提供1作品、オリジナル脚本4作品、脚色作品1作品と、すっかり青春アドベンチャーの一大勢力となった並木陽さん作品群(一覧はこちら)。斜陽の国のルスダン、宝塚にて上演その端緒となり、青春アドベンチャーでは2017年8月にラジオドラマ化された...
格付:C

仮想郵便局 作:詩森ろば(FMシアター)

小さいころから私は引っ込み思案だった。でもお話を声に出して読むのは好き。だから地元のラジオ局「桜島ラジオ」に就職できたのは願ってもないことだった。しかも前任者の急な降板で人気番組「仮想郵便局」のパーソナリティーの座が回って来るなんて。「仮想郵便局」は誰かの出した手紙に、別の誰かの出した手紙をマッチングして返信として読み上げる人気番組。でも最初の放送で気持ちが入り過ぎて大失敗をしてしまった。どうしよう。落ち込む私にディレクターが見せたのは1通の手紙。終戦直前、地元にあった特攻隊基地から飛び立った恋人にあてに、ある女性が出した手紙だという。どうしよう、こんな人の人生を背負うような手紙に返信するに足る手紙なんて見つけられるのだろうか。
青アドの小ネタ

作品ジャンル「タイムトラベル」に分類されている作品の細分類

このブログでは、NHK-FMで放送している「青春アドベンチャー」などのエンタメ系の帯ドラマで放送されたラジオドラマのほか、一部、「FMシアター」などの真面目な番組で放送されたラジオドラマの作品を紹介しています。エンタメ作品の超定番ネタ「タイ...
タイトルとURLをコピーしました