ゆるゆるつながり

フランス近世の歴史を青春アドベンチャーでたどる。

【特集:青アド・ポーカー27】フランス近世を舞台にした作品を時系列で並べてみました。 青春アドベンチャーでは、1992年の番組開始から幾度もフランス近世を舞台にしたラジオドラマを放送してきました。 ルイ! ルイ!! ルイ!!! しか~し! ...
格付:A

三銃士 原作:アレクサンドル・デュマ(青春アドベンチャー

頑固で、短期で、無鉄砲。 ガスコン(ガスコーニュ出身者)はいつだって一直線だ。 時は13世紀、ガスコーニュ出身の青年ダルタニャンもまた、紹介状1枚だけを握りしめ、同郷の出世頭・銃士隊のトレヴィルを訪ねてパリに上京してきた。 目指すは国王陛下の銃士隊に入っての立身出世! でもなぜか到着早々、よりにもよってその銃士隊の名物三銃士アトス、ポルトス、アラミスと決闘することになってしまった。 でもダルタニャンはへこたれない。 ガスコンは一直線なのだ。
格付:A

盟友 原作:村田喜代子(アドベンチャーロード)

「喫煙常習犯」と「スカートめくり犯」に課せられた懲罰は、お決まりの便所掃除。 くすんだ高校生活が一層くすんでしまった。 でもピカピカになった便器は予想以上に美しく清々しい。 そう、やっている内に気が付いてしまったのだ「便所の哲学」に。 そうだ、どうせなら起こしてみよう、学校に「便所革命」を。
格付:B

どこかで家族 作:木皿泉(FMシアター)

多分、神様からのバチが当たったのだと思う。 あんなことを思ったからだ、こんなくそ面白くない場所、全部なくなれって。 まさか本当になくなってしまうなんて思っていなかった。 2020年夏。 なくなってしまったのは僕の故郷。そして家族の絆。 あれから9年になる。 久しぶりに会う「家族」にどんな顔をして会えばよいのだろう…
格付:A

夢みるゴシック それは常世のレクイエム 原作:木原敏江(青春アドベンチャー)

19世紀初頭のイギリスはロンドン。 レミントン家のポーリーンは孤児院育ちのお転婆令嬢。 そんなポーリーンを、当代きっての色男バイロン卿はブンブンうるさい「クマンバチ」と揶揄しながらも目が離せない。 ある日、ポーリーンにアルパグレンモアの領主、エドレッド・リッズデイルなる男性が近づいてきた。 生気のない黒い瞳と蝋人形に見える青白い美貌、そして赤すぎる唇。 折しも世間では体中の血を抜かれる奇怪な殺人が起きているというが…まさか吸血鬼? 今は中世ではない。 バイロン卿の好むゴシックロマン小説ではあるまいし、蒸気機関車が走ろうというこの時代にそんなことがありえるのだろうか。
格付:B

ひょうたんから‘午’ 作:藤井青銅ほか(青春アドベンチャー)

太陽系第三惑星は文明が未成熟だ。 この惑星の文明が銀河連邦に加盟できるくらいに成熟するまで、慎重に監視を続けなければならない。 そう、われわれは銀河連邦の監視員。 動物の姿をしているのは地球人の目を欺くためだ。 だから「にょろん」と言っていても蛇(巳)ではないし、「ひひーん」と言っていても馬(午)ではない。 化ける動物を変えて12年で1周の持ち回りで分担していたら、監視にうすうす気が付いた人類が「干支」などという制度を作ってしまったようだが、そもそもわれわれは動物ではない。宇宙人なのだ。 さて、今年も監視員の引き継ぎの時期がやってきた。 この星の中でも特にいい加減な「日本」という国になにか大きな変化があったようだ。 ついに銀河連邦に加盟できるような精神的成熟を遂げたのだろうか。 今年の監視員に聞いてみよう。
格付:B

ステップを聴かせて 作:虎本剛(FMシアター)

「進藤聡太に走る資格なんてない!」 日本中から浴びせかけられたそんな罵声を、自分は甘んじて受けるしかなかった。 なぜなら自分自身がそう思っていたから。 だから「もう二度と走らへん」と決めた…ハズだった。 しかし、若くもなく何の取り柄もない自分にまともな職があるわけがない。 だから走ることを仕事にするしかなかった。 そう、あくまで仕事だ。しかも気の乗らない仕事…
格付:B

高倉酒店で会いましょう 作:葉月けめこ(FMシアター)

「角打ち」(かくうち)とは、北九州地域で見られる簡易な酒場で、酒店の一角に立ち飲みができるスペースをつくり酒店で販売している酒を酔客に供する店のことをいう。 ここ北九州・小倉の角打ち「高倉酒店」は、地元の老人が日中から酒を飲みに集まる老人のパラダイスだ。 今日も今日とて、老人たちが愚痴を言ったり叱ったり叱られたりしながら楽しく酒を飲んでいる。 そんなある日、この高倉酒店に目が覚めるような美女が現れた。 すらっとした背丈の彼女はメーテル似のまさに銀河系美女。 当然、常連の老人たちは色めき立ったのだが、最近、近所では老人が若い女に美顔器を売りつけられる詐欺があったばかり。 大丈夫なのか?
格付:B

河童の記憶 作:東憲司(青春アドベンチャー)

倉野香苗が河童に出会ったのは小学6年の夏休み。 父の故郷である山間の小さな田舎町に引っ越してきてすぐのことだ。 河童の名前はサーチャ。 サーチャは正確には河童ではなく、人間の子供の魂を基に作られた「河童もどき」。 サーチャがいうには、河童世界の奴隷である「河童もどき」は河童の中では最下層の存在だが、位の高い河童ともなると時を遡る神通力が使えるらしい。 実は香苗はある理由から昔から河童に会いたいと思ってきた。 河童の力で過去を遡り、香苗のために鉄道事故で帰らぬ人となった父を救いに行きたいと思い続けてきたのだ。
格付:B

辰のお年頃 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

太陽系第三惑星、地球。 文明が荒っぽいことで有名なこの星を監視するため、銀河連邦は密かに監視員を派遣している。 文明が成熟し、晴れて銀河連邦入りを認められるその日まで、われわれは交代でこの星を監視し続けるのだ。 さて、今年も監視員の交代の時期が来た。 ウサギの姿で寡黙に地球を見守ってきた私シブヤ・コトノから、竜の姿でまたしても寡黙にこの星を見つめ続けるであろうヌクミズ・ヨウイチへの引き継ぎ。 相も変わらぬ政治経済状況が続いていることをすでに知っている「辰」ヌクミズは引き継ぎを適当に済ませようとしているようだが、こういうことはやはりきちんとしなければならない。 この星の未来がかかっているのだから。
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