ゆるゆるつながり

本屋大賞受賞作つながり

【特集:青アド・ポーカー21】本屋大賞受賞作つながり 「本屋大賞」はその名のとおり、作家や評論家が選考するのではなく、全国の書店の書店員の投票で決められる文学賞です。 2004年に始まった新しい賞ですが、今では売上部数に影響のある賞として一...
格付:AA

走れ歌鉄! 作:今井雅子(青春アドベンチャー)

戦争に負けた国は悲惨だ。 戦争孤児のような弱い立場の人間にとっては尚更だ。 「絶対に戦争には負けない」と言っていた大人達は、さっさと現状を受け入れて新しい生活を営んでいるが、戦争孤児達の日常は相変わらず戦いなのだ。 でも占領国には媚びない。 占領軍の軍人の靴を磨くときには下を向くが、心は常に前向きだ。 だから「東の都」に行くのだ。 行って、「少年少女歌合戦」で一等を取ってどん底から脱出するのだ。 東の都まで行くお金がない? でも、軍需工場の焼け跡には、豆蒸気機関車が残っているらしい。 あれさえ動かせれば、東の都にだって行けるはずだ。
格付:B

「卯」の音も出ない! 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

銀河連邦からこの星に派遣され、人間が間違った方向に進まないか、近い将来この星を銀河連邦に入れても大丈夫か、を監視するのが我々の役目である。 そう我々は監視員。 今年も、1年間、虎(寅)に扮してこの星を見守ってきた監視員から、来年、兎(卯)に扮する監視員に引き継ぎを行う時期がやって来たのだ。 いい時だけチヤホヤする飽きっぽい性格、行き当たりばったりの経済運営、物質的な満足のみを追い求め心の満足に気づかない、そして自ら文化を育てようとしない… この国の人々の性質は少しは変わったのだろうか。
ゆるゆるつながり

「音楽」に深い関わりのあるラジオドラマ

【特集:青アド・ポーカー20】「音楽」に深い関わりのあるラジオドラマ このブログでは、「青春アドベンチャー」などで放送されたNHK-FMのラジオドラマの紹介をしていますが、紹介に当たっては、この記事の区分により、各作品ごとに「ジャンル」を設...
格付:B

マージナル 原作:萩尾望都(サウンド・ファンタジードラマ)

2999年。 D因子の蔓延により地球に住む人々の遺伝子は汚染され、女性が生まれなくなっていた。 月のカンパニーの支配の下、たった一人の女性「マザ」のほかは男ばかりの世界。 しかも、そのマザも年老いて十分に子供を供給できなくなっていた。 存続しているのがやっとのギリギリの(マージナルな)世界。 新しいマザの出現を促すために、年老いたマザを暗殺したグリンジャは、逃走する途中で、行き倒れている美しい少年に出会う。 少年は「キラ」という謎の言葉をつぶやくのだが…
サウンド夢工房

1992年のサウンド夢工房放送作品一覧

【1992年に放送されたサウンド夢工房の総括】 1990年4月に、「アドベンチャーロード」の後を受けて、NHK-FM唯一の帯ラジオドラマ枠という重責を担ってスタートした「サウンド夢工房」ですが、わずか2年後の1992年3月にその短い生涯を終...
ゆるゆるつながり

NHK大河ドラマの主演つながり

【特集:青アド・ポーカー19】NHK大河ドラマ主演つながり このブログで紹介したラジオドラマの緩やかなつながりを紹介するこのシリーズ。 以前には、「NHK朝の連続テレビ小説」に主演している女優さんが主演している作品をまとめて紹介しました。 ...
アンケート(年次)

2015年の青山二丁目劇場人気投票アンケート結果

【2015年に放送された青山二丁目劇場の人気投票アンケート結果】 このブログは主としてNHK-FMのラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」で放送されたラジオドラマを紹介しています。 2015年の年末から2016年の年始に掛けて、外部のアンケ...
格付:A

昨日の海は 原作:近藤史恵(青春アドベンチャー)

大江光介は、四国の寂れた町・磯ノ森(いそのもり)に両親と3人で暮らす少年。 進学校に入学したころから「将来は磯ノ森を出ていくかも知れない」と漠然とは思っていたが、他人に誇るものも、他人から隠さなければいけないものも、いずれも持っていない、ごくごく平凡な高校生…だと思っていた。 しかし、母の姉である芹(せり)伯母さんが東京から戻ってきたときに、芹の両親、すなわち光介の祖父母が実は心中で他界していたことを知ってしまう。 光介にとっては噂でも聞いたことがなったが祖父母の心中事件。 しかし、それが噂にならなかったのは、地元の人間なら誰でも知っていることだったからなのだ。 そしてそれを契機に、光介は周りの人達が心中事件について胸に秘めていた思いを知るようになる。
格付:AA

翼はいつまでも 原作:川上健一(青春アドベンチャー)

神山久志。中学2年生、野球部。 意地悪な先輩と高圧的な顧問の教師に玉拾いをさせられる日々。 しかし、そんなつまらない毎日に突然、風穴があいた。 米軍のラジオを聴いていたときにラジオで流れてきた曲。 ビートルズという聞いたことのないバンドの「プリーズ・プリーズ・ミー」。 勇気をだして一歩踏み出そうよ、やりたいようにやろうぜ… いい青春だったのかどうか。 けれど、目いっぱいの悔いのない青春であったことは間違いないのだ。
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