2015年の青春アドベンチャー一覧

【2015年放送の青春アドベンチャー総括】

2015年12月14日～12月18日に放送された「タランの白鳥」をもって、2015年の青春アドベンチャーの放送も終了しました。
2015年に放送された青春アドベンチャーの作品は以下のとおりです。

№	放送日	作品名	格付*
1	1/5～1/16 (10回)	予言村の転校生	B+
2	1/19～1/30 (10回)	白狐魔記　洛中の火	B
3	2/2～2/13 (10回)	ニコイナ食堂	B+
4	2/16～2/27 (10回)	ニコルの塔	B
5	3/2～3/13 (10回)	know～知っている	A+
6	3/16～3/20 (5回)	カモメに飛ぶことを教えた猫	B
7	3/23～3/27 (5回)	夜叉ヶ池で見つけた命	C+
－	3/30～4/10 (10回)	蜩ノ記(再)	2012
8	4/13～4/24 (10回)	チョウたちの時間	A
9	4/27～5/8 (10回)	吸血鬼	A+
－	5/11～5/29 (10回)	氷山の南(再)	2012
10	6/1～6/12 (10回)	スタープレイヤー	AA-
－	6/15～6/26 (10回)	DINER(ダイナー)(再)	2013
11	6/29～7/10 (10回)	フラワー・ライフ	B-
12	7/13～7/24 (10回)	人喰い大熊と火縄銃の少女	AA+
－	7/27～8/7 (10回)	海に降る(再)	2012
13	8/24～9/4 (10回)	白狐魔記戦国の雲	B+
－	9/7～9/18 (10回)	やけっぱちのマリア(再)	2012
14	9/21～10/2 (10回)	双子島の秘密	A
15	10/5～10/16 (10回)	アグリーガール	AA
－	10/19～10/30 (10回)	二分間の冒険(再)	2012
16	11/2～11/13 (10回)	シブちゃん	B
－	11/16～11/27 (10回)	屋上デモクラシー(再)	2012
17	11/30～12/11 (10回)	スペース・マシン	B
18	12/14～12/18 (5回)	タランの白鳥	A+

* 数字は再放送作品の初回放送年

豊作の年
シリーズものと海外原作
オリジナル音楽多し
初めての試み、人気投票

豊作の年

全25作品のうち、2015年の新作は18作品・165回で、2006年以来の新作の量でした。
質的に見ると、平均で概ね格付けA-程度の評価で、ここ数年では比較的良い部類に入ります。
全18作品のうち、このブログで “AA-”以上を付けたのは、「カモメに飛ぶことを教えた猫」（AA-）、「スタープレイヤー」（AA-）、「人喰い大熊と火縄銃の少女」（AA+）、「アグリーガール」（AA）の4作品でした。
“AAA-”以上の最上級の格付けをした作品がなかったのがちょっと残念ですが、全般に豊作の年だったと思います。

シリーズものと海外原作

その他の特徴としては、まずシリーズについてみると、シリーズものは「白狐魔記」の2作品と、久しぶりに復活したオリジナル短編集「ライフシリーズ」の「フラワー・ライフ」の合計3作品ありました。
また、外国原作作品が近年ではかなり多めで「カモメに飛ぶことを教えた猫」、「アグリーガール」、「スペース・マシン」の3作品ありました。

オリジナル音楽多し

さらに、音楽をオリジナルでつくっている作品が、「白狐魔記」の2作品・「タランの白鳥」（日高哲英さん）、「ニコイナ食堂」・「人喰い大熊と火縄銃の少女」・「双子島の秘密」（澁江夏奈さん）、「ニコルの塔」（山本清香さん）、「シブちゃん」（川田瑠夏さん）とかなり多く、8作品で全体44.4％にも登りました。
オリジナル音楽の作品（新作に限る）は、2011年：17.6％、2012年：21.4％、2013年37.5％、2014年31.3％ですので、徐々に増えている傾向にあります。
今年は特に澁江夏奈さんが大車輪の活躍で、特に「人喰い大熊と火縄銃の少女」はオリジナル音楽と効果音や演技、そして篠田三郎さんのナレーションが一体となった迫力のある作品でした。
予算やスケジュールなど色々難しい点はあろうかと思いますが、是非、オリジナル音楽にチャレンジして欲しいものです。