Hirokazu

格付:A

俺たちの行進曲 作:有明夏生(ふたりの部屋)

昭和29年、福井県福井市。戦災と震災の二重苦に苦しんだこの町もようやく復興の時を迎えつつあった。そんな町の姿を映したかのように地元の越前高校に通う音楽部(実態はブラス・バンド部)の3人の男子高校生も青春の時を迎えつつあった。まだ貧しい日本。しかも洒落た娯楽などない田舎町。でも若者はいつも希望とともに生きているのだ。
格付:C

春山家サミット 作:岸田奈美(FMシアター)

作品 : 春山家サミット 番組 : FMシアター 格付 : C+ 分類 : 家族 初出 : 2024年11月30日 回数 : 全1回(50分) 作  : 岸田奈美 音楽 : 渡邊崇 演出 : 小島東洋 主演 : 円井わん世の中は理想の家族で...
格付:B

山のスケッチブック 作:今井雅子ほか(青春アドベンチャー)

2025年現在、NHK-FM青春アドベンチャーで継続している脚本家共作のオムニバスシリーズは「ストーリーボックスシリーズ」と「スケッチブックシリーズ」。その年ごとにどちらかのシリーズしか放送されないことが多いのですがなぜか2025年は両シリーズの作品が放送されました。ストーリーボックスシリーズは2月に放送された「ストーリーボックス ザ・マネー」。そしてスケッチブックシリーズがこの「山のスケッチブック」です。
格付:B

ある暗号兵の告白 作:滝本祥生(FMシアター)

アルバイトにあまり多くを求められても困る。「市民健康だより」の取材の時だって実は怒られてばかりだったし、写真が笑顔だったのはたまたまに過ぎない。気難しい陶芸家・前田正太郎さんが気を許してくれたわけではないのだ。ましてや戦争体験の取材なんて受けてくれるとは思えない。でも私はアルバイト、やれと言われたらやらざるを得ない。ああ気が重い…
格付:A

リフレイン -私とおじいちゃんの捜査ノート- 作:佐藤友治(青春アドベンチャー)

両親を亡くしてから心の平衡が保てなくなってしまった夏希(なつき)。だけど、いつも一緒にいてくれるおじいちゃんに支えられてようやく保健室に登校できるようになった。でもみんなと同じ時間は無理だから、朝早く登校して養護教諭の京子先生が保健室のカギを明けてくれるのを待っている。京子先生は夏希イチ押しのアニメ「弦楽の戦士たち」の推し活仲間だ。だからこの時間は楽しい。でもこの時間に学校にいたからこそ犯人だと疑われることになってしまった。その日、体育教師の若山先生が外廊下から転落したときに学校にいた女性は私と京子先生、そして親友の栞(しおり)だけ。若山先生は意識を失う前に犯人は女性だと言ったらしい…
FMシアター等単発番組

2025年のFMシアター・特集オーディオドラマ、紹介作品一覧

2025年に「FMシアター」、「特集オーディオドラマ」において新作として放送された作品のうち、当ブログにて紹介記事を書いた作品の一覧です。あくまで記事を書いた作品の一覧であり、全作品ではないことにご注意ください。まだ紹介作品数が少ないですが、今後増加予定です。
格付:B

オアシス 作:兵藤るり(FMシアター)

恋人からプロポーズされたとき、どうして即答できなかったのか自分でもわからない。気持ちを整理するためにひとりで出かけた香川旅行。とにかく自分だけの空間にいたくてレンタカーを借りた。でも答えは出ない。1日延長して迎えた最終日。深い理由もなくネットで見つけた昭和レトロなドライブインに立ち寄ってみたのだけど…
ゆるゆるつながり

銀河英雄伝説に出演の声優のお声を聞けるオーディオドラマ(自由惑星同盟・その他編)

アニメ銀河英雄伝説(石黒昇版、Die Neue These)の声優さんが出演されているNHK-FMのオーディオドラマを紹介する第2弾。前回の銀河帝国編に続いて今回は自由惑星同盟及びその他の勢力編です。実はこの企画は「謙信サマは今日も気まぐれ」に鈴木達央さんが出演されていることがきっかけで思いついたものなので、ようやく本来の目的に到達です。
ゆるゆるつながり

銀河英雄伝説に出演の声優のお声を聞けるオーディオドラマ(銀河帝国編)

久しぶりのアニメ関連企画です。今回はアニメ銀河英雄伝説(石黒昇版、Die Neue These)の声優さんが出演されているNHK-FMのオーディオドラマを紹介いたします。石黒昇版は1988年から2000年にかけて映画、OVAで展開されたシリーズです。もともとの田中芳樹さんの原作小説が男性の登場人物が異常に多かったことに加え、重ね役をほとんどしなかったため、当時、青年・壮年の役ができる声優さんの大部分がどこかに出演することになり「銀河声優伝説」などと称されることになりました。また「銀河英雄伝説 Die Neue These」は2018年にスタートした再アニメ企画で、石黒版ほどではないですが、やはり長編のため多くの声優さんが駆り出されています。
格付:C

今、瑠璃色の星で 作:葉月けめこ(FMシアター)

母と浜辺の宝石を探した日から15年。東京の大学を卒業したあと私は長崎に帰って長崎びいどろの職人見習いになった。でも母には東京で大きな会社で働いている言っている。職人見習いといっても実質的には店番のバイト。言えるわけない。たまに工房を使わせてもらっても、師匠の梅田さんにすぐに止められる。梅田さんの口から出るのは「美しゅうなか。」の一言だけ。言えるわけない。母の望んだ娘になれなかった私には。
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