【2007年放送の青春アドベンチャー総括】
2014年8月3日にアップした「冷凍人間の復活」の記事をもって、2007年に青春アドベンチャーで初放送された作品は、すべて紹介することができました。
年間の初出作品のコンプリートは2012年、2009年、2013年、2011年、2010年、2008年に続いて7年目です。
2007年に放送された作品の一覧は以下のとおりです。
№ | 放送日 | 作品名 | 格付* |
---|---|---|---|
1 | 1/8~1/19 (10回) | タイムスリップ川中島 | A- |
2 | 1/22~1/26 (5回) | ハッピーバースデー | A+ |
3 | 1/29~2/9 (10回) | 僕たちの戦争 | A |
- | 2/12~2/16 (4回) | 不思議屋貿易商(再) | 2005 |
4 | 2/19~3/2 (10回) | 不思議屋料理店 | C |
5 | 3/5~3/16 (10回) | 尾張春風伝 | AA |
- | 3/19~3/30 (10回) | 穴(HOLES)(再) | 2005 |
- | 4/2~4/13 (10回) | 精霊の守り人(再) | 2006 |
6 | 4/16~4/27 (10回) | 闇の守り人 | AAA- |
- | 4/30~5/11 (10回) | オーデュボンの祈り(再) | 2004 |
7 | 5/14~5/25 (10回) | 一瞬の風になれ | A |
- | 5/28~6/8 (10回) | アクアリウムの夜(再) | 2002 |
8 | 6/11~6/15 (5回) | 冷凍人間の復活 | AA- |
9 | 6/18~6/29 (10回) | ラジオの前で | AA- |
- | 7/2~7/13 (10回) | 着陸拒否(再) | 1998 |
- | 7/17~7/20 (4回) | 不思議屋図書館(再) | 2006 |
- | 7/23~8/3 (10回) | 小惑星美術館(再) | 2000 |
10 | 8/6~8/17 (10回) | 哲ねこ七つの冒険 | B |
- | 8/20~9/7 (15回) | 風神秘抄(再) | 2006 |
11 | 9/10~9/14 (10回) | 押入れのちよ | B |
- | 9/17~9/28 (10回) | 谷山浩子の“悲しみの時計少女”(再) | 1992 |
- | 10/1~10/12 (10回) | インテリア・ライフ(再) | 2003 |
- | 10/15~10/26 (10回) | アクア・ライフ(再) | 2005 |
12 | 10/29~11/9 (10回) | ボディ・ライフ | C |
13 | 11/12~11/23 (10回) | ナンバー・ライフ | B- |
14 | 11/26~12/7 (10回) | 闘う女。~そんな私のこんな生き方~ | A- |
- | 12/10~12/14 (5回) | 死神の精度(再) | 2006 |
15 | 12/17~12/21 (5回) | 俵のねずみがマウスでチュー | A- |
* 数字は再放送作品の初回放送年
新作の多い年
2007年に放送された作品は28作品で、そのうち初放送は15作品・130回。
この翌年2008年の新作は8作品・75回に激減するので、この年はラッキーな年でした。
レベルも高い
この15作品のうちで、当ブログでA以上(A-含む)の格付けとしたのは、「タイムスリップ川中島」(A-)、「ハッピーバースデー」(A+)、「僕たちの戦争」(A)、「尾張春風伝」(AA)、「闇の守り人」(AAA-)、「一瞬の風になれ」(A)、「冷凍人間の復活」(AA-)、「ラジオの前で」(AA-)、「闘う女。~そんな私のこんな生き方~」(A-)、「俵のねずみがマウスでチュー」(A-)の9作品。
なかなかの豊作です。
そのため、100作記念の記事で採用したのと同様の方法で、A(=平均)を3点として各作品に評点を振って計算した、2008年の平均評点は、2.75点(平均してA-をちょっと超えるくらいの評点)とまずまずです。
特に出来が良いのは…
個別にみると、やはり出色の出来なのが「闇の守り人」。
また連続して放送されたオリジナル脚本2作品、私の妄想?を著しく掻き立てた「冷凍人間の復活」と、淡々とした内容ながら凝った構成の「ラジオの前で」もなかなかの出来でした。
思えばオリジナル脚本の長編が連続して放送されるのは、かなり稀有な事態です。
シリーズものについて
稀有といえば、「ライフシリーズ」も連続して放送されましたね。
ちなみに、「ボディ・ライフ」の直前の「押入れのちよ」からライフシリーズ2作まで、3連続で江澤俊彦さんの演出でした。
その他、シリーズに関しては、この年に始まったシリーズものはなく、単発の作品がやや多かった印象があります。
残念ながら「闇の守り人」は原作では続編があるのですが、ラジオドラマ化されたのはここまで。
後につながりませんでした。
一方、「タイムスリップ川中島」はこれがシリーズ最終作かと思われましたが、後にあと1作だけ制作されています。
次の特集は青アドポーカー
「原作者名がタイトルに入っている作品」です。
■年ごと作品一覧へのリンク
番組ごとの各年作品一覧へのリンクは以下のとおりです。
- 青春アドベンチャー(1992年~)
- サウンド夢工房(1990年~1992年)
- アドベンチャーロード(1985年~1990年)
- FMアドベンチャー(1984年~1985年)
- カフェテラスのふたり(1985年~1988年)
- ふたりの部屋(1978年~1985年)
- FMシアター等単発番組
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