格付:A

格付:A

双子島の秘密 作:原田裕文(青春アドベンチャー)

平家の落人の里とされる蓮花島(はすはな・じま)と、それを監視するために源氏方が住み着いたとされる晴友島(はるとも・じま)。 しかし現代では、両島を併せても人口は数百人の過疎の島。 過去の因縁はともかく、二つの島の住民たちは協力して、両島を結ぶ海上にある一二三神社(ひふみ・じんじゃ)を守って平和に暮らしていた。 中学生の少女・四ノ宮かれんは、蓮花島に伝わる伝説上の姫君・蓮花姫の子孫とされる四ノ宮家の跡取り娘。 10年前に謎の失踪をした父親のことを気に掛けつつも、母とふたり、四ノ宮家を守って元気に暮らしていた。 今年は10年に一度の一二三神社の大祭の年。 今回は母に変わってかれんが神楽を舞うことになる。 準備は着々と進んでいたのだが、祭りの安全を願う儀式の際にハプニングが起こる。 そして思いもよらない人間たちが島に集まり始める。
格付:A

ジャンヌ 原作:安彦良和(ダミーヘッド・アドベンチャー・スペシャル)

ジャンヌ・ダルクがルーアンで火刑に処せられてから9年後の1440年。 未だ戦乱の最中にあるフランスはボードリクールの城代のもとに、国王から参陣の命令が届く。 これを聞いた城代の養子エミールは、城代に代わり自分が国王の下に赴くことを直訴する。 実はエミールはさる貴族の落胤であり、親族間の争いを避けるために男性として養子に出されていた少女であった。 そのいきさつからか、エミールは男装で闘ったジャンル・ダルクに強いあこがれを持っていたのだ。 そして、国王の下に赴く途中、エミールはジャンヌの幻想に出会うのだが…
格付:A

ソフィーの世界 原作:ヨースタイン・ゴルデル(FMドラマスペシャル)

14歳の少女ソフィー・アムンセンが不思議な手紙を受け取ったのは、15歳の誕生日まであと1カ月のある日。 そこに書かれていたのはたった一言だった。 「あなたはだれ?」 それが、「哲学の先生」アルベルト・クノックスからの、手紙を通じた「哲学の講義」の始まりだった。 「人間とは何か、世界はどのようにできているのか、そして私たちはどのように生きるべきか」 そんなことを考え始めたソフィーのもとに、さらにもう一つ不思議なことが起こる。 レバノンで国連軍の仕事に就いているアルベルト・クナーグという男性が、娘のヒルデにあてた手紙もソフィーの元に届きはじめたのだ。 ソフィーはクナーグにもヒルデにも全く面識はない。 しかし、その手紙によれば、クナーグはソフィーのことを知っているようなのだが…
格付:A

夢の木 原作:木根尚登(青春アドベンチャー)

小諸市立第三中学校の寛一、悦子、猛の3人組が神沼にやってきたのは、修学旅行の夜の怪談が沼の話に及んだときに、担任の島崎先生がなぜか不自然に口ごもったからだ。 何か秘密が隠されていると感じた3人は、怪談話の延長という軽い気持ちでやってきたのだが、岸部の大きな木の元で実際に不思議な出来事を体験してしまう。 しかもそれ以降、普段から3人の身の回りで少しずつ不思議なことが起きるようになってしまった。 心配した3人は、原因を探るために新月の夜に再び大木のもとに向かうのだが…
格付:A

帝都誘拐団 原作:加納一朗(アドベンチャーロード)

明治22年、ある日の夕刻。 樋口奈津は、思い詰めた表情で身投げをしようしている15、6歳の少女に出会った。 事情を聴いてみると、少女は外出中に、奉公先の幼い娘を見失ってしまい、主人にひどく叱責されたという。 奈津から口添えを依頼された文明新聞社の社主・前沢天風は、少女と伴に少女の奉公先に向かうが、そこで行方不明の娘がまだ帰っていないことを知らされる。 気になった天風は帝都中の行方不明者の情報を集め始めるが、その結果、少なくと22人の女が理由なく行方不明になっていることを知る。 繁栄を謳歌する帝都・東京の裏側で何が起こっているというのか。
格付:A

申(さる)モノにござる 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

銀河連邦は、千数百年も前から、地球文明の成熟度を測るために密かに監視員を派遣している。 今年も年末になり、ヒツジに化けて人間を監視してきた監視員から、サルに化けて地球を監視する監視員への交代が行われる。 例年通り、前年の監視員だったヒツジ(に化けた監視員)がこの1年間の日本の出来事をサル(に化けた監視)に説明するようだ。 ちょっと覗いてみよう。
格付:A

沈黙とオルゴール 作:桑原亮子(FMシアター)

母を失って3年。 それでもくじけず勉強を続け、難関の中学に入学した深山晶子を待っていたのは、自分が進行性の難聴であるという過酷な現実だった。 少しずつ聞こえる音が減っていく毎日。 ついに母の形見であるオルゴールの音も聞こえなくなってしまった。 自分の人生の可能性が無くなっていくとしか感じられない絶望的な日々。 その中で、彼女は一匹のチワワ犬と出会う。
格付:A

谷山浩子の電報配達人がやってくる (サウンド夢工房)

ドン、ドン、ドン、ドン。 深夜12時50分。 今夜も電報配達人が扉をたたく。、 今夜も電報配達人に導かれ、不思議な世界へと旅立つ。 決して会えないイチコに招かれて、ワイチは旅立つ。
格付:A

吸血鬼 原作:江戸川乱歩(青春アドベンチャー)

昭和初期、ふたりの男がひとりの女を巡って決闘をした。 敗れた男は強い恨みを飲んで立ち去り、翌日、がけ下で顔がぐちゃぐちゃになった死体として発見された。 しかし、それからである。 決闘の目的となった女、巨額の資産を相続した若き美貌の未亡人・畑柳倭文子の周りに、奇怪な姿の男が現れるようになったのは。 自殺したとされた男、岡田道彦は、実は生きているのではないか。 疑心暗鬼が募る中、奇怪な男は、次々と世にも恐ろしい犯罪を実行し始める。 名探偵・明智小五郎は彼の犯罪を止めることができるのか。 奇怪な男の正体とは。
格付:A

チョウたちの時間 原作:山田正紀(青春アドベンチャー)

中学校教師・新介の前に、ある日、黒服の男が親しげに近づいてきた。 その男の誘いに乗り、故郷の村へと出かける新介。 そしてその新介と男を“純粋時間の海”から見つめる一組の男女がいた。 この男女、“シン”と“マヤ”は何者なのか。 そして、20世紀初期のイタリアに実在した、若き天才物理学者エットーレ・マヨラナとの関係は? 時間と空間を超えた人類の尊厳を掛けた戦いが始まる。
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