格付:A

格付:A

帝都誘拐団 原作:加納一朗(アドベンチャーロード)

明治22年、ある日の夕刻。樋口奈津は、思い詰めた表情で身投げをしようしている15、6歳の少女に出会った。事情を聴いてみると、少女は外出中に、奉公先の幼い娘を見失ってしまい、主人にひどく叱責されたという。奈津から口添えを依頼された文明新聞社の社主・前沢天風は、少女と伴に少女の奉公先に向かうが、そこで行方不明の娘がまだ帰っていないことを知らされる。気になった天風は帝都中の行方不明者の情報を集め始めるが、その結果、少なくと22人の女が理由なく行方不明になっていることを知る。繁栄を謳歌する帝都・東京の裏側で何が起こっているというのか。
格付:A

申(さる)モノにござる 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

銀河連邦は、千数百年も前から、地球文明の成熟度を測るために密かに監視員を派遣している。今年も年末になり、ヒツジに化けて人間を監視してきた監視員から、サルに化けて地球を監視する監視員への交代が行われる。例年通り、前年の監視員だったヒツジ(に化けた監視員)がこの1年間の日本の出来事をサル(に化けた監視)に説明するようだ。ちょっと覗いてみよう。
格付:A

沈黙とオルゴール 作:桑原亮子(FMシアター)

母を失って3年。それでもくじけず勉強を続け、難関の中学に入学した深山晶子を待っていたのは、自分が進行性の難聴であるという過酷な現実だった。少しずつ聞こえる音が減っていく毎日。ついに母の形見であるオルゴールの音も聞こえなくなってしまった。自分の人生の可能性が無くなっていくとしか感じられない絶望的な日々。その中で、彼女は一匹のチワワ犬と出会う。
格付:A

谷山浩子の電報配達人がやってくる (サウンド夢工房)

ドン、ドン、ドン、ドン。深夜12時50分。今夜も電報配達人が扉をたたく。、今夜も電報配達人に導かれ、不思議な世界へと旅立つ。決して会えないイチコに招かれて、ワイチは旅立つ。
格付:A

吸血鬼 原作:江戸川乱歩(青春アドベンチャー)

昭和初期、ふたりの男がひとりの女を巡って決闘をした。敗れた男は強い恨みを飲んで立ち去り、翌日、がけ下で顔がぐちゃぐちゃになった死体として発見された。しかし、それからである。決闘の目的となった女、巨額の資産を相続した若き美貌の未亡人・畑柳倭文子の周りに、奇怪な姿の男が現れるようになったのは。自殺したとされた男、岡田道彦は、実は生きているのではないか。疑心暗鬼が募る中、奇怪な男は、次々と世にも恐ろしい犯罪を実行し始める。名探偵・明智小五郎は彼の犯罪を止めることができるのか。奇怪な男の正体とは。
格付:A

チョウたちの時間 原作:山田正紀(青春アドベンチャー)

中学校教師・新介の前に、ある日、黒服の男が親しげに近づいてきた。その男の誘いに乗り、故郷の村へと出かける新介。そしてその新介と男を“純粋時間の海”から見つめる一組の男女がいた。この男女、“シン”と“マヤ”は何者なのか。そして、20世紀初期のイタリアに実在した、若き天才物理学者エットーレ・マヨラナとの関係は?時間と空間を超えた人類の尊厳を掛けた戦いが始まる。
格付:A

狩人たち 原作:薄井ゆうじ(青春アドベンチャー)

「1990年代の5月の日本」の設定で環境が管理された実験都市ドームシティ・タヒチ。そこは、物流パイプを除くすべてが、半透明のエアウォールで外界と完全に遮断された無菌の閉鎖空間だった。この管理社会で産まれた最初の人間である妹尾樹林(せのお・じゅりん)は、ある日、外の世界から来た黒髪の少女と、野生のマウスに出会う。この世界には存在しないはずの少女とマウスは何を意味するのか。人間はなぜこのような閉鎖都市をつくったのか。樹林と彼の仲間である若者集団「狩人」、そして外への脱出をもくろむ密売屋と謎の老人とともに、この都市の謎を探り始める。
格付:A

ベルリンの秋 原作:春江一也(青春アドベンチャー)

チェコ事件の最中に最愛の女性カテリーナを失い、失意のうちにプラハを去ってから約4年が経過した1973年。日本の若き外交官・堀江亮介の新しい任地は、東ベルリンと決まった。命じられた仕事は、新たに設けられることになった、在東ドイツ日本大使館の開設準備。しかし東ベルリンで待っていたのは新しい仕事だけではなかった。カテリーナの娘シルビアもまた美しく成長して堀江を待っていたのだった。
格付:A

顔に降りかかる雨 原作:桐野夏生(青春アドベンチャー)

親友のノンフェクションライター宇佐川耀子が失踪した。暴力団の裏金1億円を持って逃げたという。金の持ち主の上杉という老人に脅された私、村野ミロは、耀子の男・成瀬とともに、1週間以内に消えた1億円と耀子を見つけなければいけなくなってしまった。上杉に従わなければ何をされるかわからない。とんでもないことに巻き込まれてしまった。それにしても耀子はどうして消えたのだろうか。確かに彼女は浪費家だったし、プライドばかりが高く鼻持ちならないところがあったが、他人の金を盗んで逃げるような人間だとは思えないのだが。
格付:A

know ~知っている 原作:野﨑まど(青春アドベンチャー)

近未来の日本。情報庁で審議官を務める若き天才、御野・連レル(おの・つれる)は、ある日、恩師、道終・常イチ(みちお・じょういち)がプログラムの中に謎のメッセージを隠していることに気が付く。道終・常イチは、すべての素材を情報の発信源にする“情報材”と、人間の脳に設置し情報処理能力を飛躍的に高める“電子葉”を発明した天才学者である。まさに彼こそが世界を変えた男だったのだが、謎の失踪を遂げていたのだ。御野・連レルはメッセージの真偽を疑いながらも、恩師の失踪の真相を知るために行動を開始する。そしてそこで、ある驚くべき人物と出会うのだった。
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