格付:A

格付:A

ベルリンの秋 原作:春江一也(青春アドベンチャー)

チェコ事件の最中に最愛の女性カテリーナを失い、失意のうちにプラハを去ってから約4年が経過した1973年。 日本の若き外交官・堀江亮介の新しい任地は、東ベルリンと決まった。 命じられた仕事は、新たに設けられることになった、在東ドイツ日本大使館の開設準備。 しかし東ベルリンで待っていたのは新しい仕事だけではなかった。 カテリーナの娘シルビアもまた美しく成長して堀江を待っていたのだった。
格付:A

顔に降りかかる雨 原作:桐野夏生(青春アドベンチャー)

親友のノンフェクションライター宇佐川耀子が失踪した。 暴力団の裏金1億円を持って逃げたという。 金の持ち主の上杉という老人に脅された私、村野ミロは、耀子の男・成瀬とともに、1週間以内に消えた1億円と耀子を見つけなければいけなくなってしまった。 上杉に従わなければ何をされるかわからない。 とんでもないことに巻き込まれてしまった。 それにしても耀子はどうして消えたのだろうか。 確かに彼女は浪費家だったし、プライドばかりが高く鼻持ちならないところがあったが、他人の金を盗んで逃げるような人間だとは思えないのだが。
格付:A

know ~知っている 原作:野﨑まど(青春アドベンチャー)

近未来の日本。 情報庁で審議官を務める若き天才、御野・連レル(おの・つれる)は、ある日、恩師、道終・常イチ(みちお・じょういち)がプログラムの中に謎のメッセージを隠していることに気が付く。 道終・常イチは、すべての素材を情報の発信源にする“情報材”と、人間の脳に設置し情報処理能力を飛躍的に高める“電子葉”を発明した天才学者である。 まさに彼こそが世界を変えた男だったのだが、謎の失踪を遂げていたのだ。 御野・連レルはメッセージの真偽を疑いながらも、恩師の失踪の真相を知るために行動を開始する。 そしてそこで、ある驚くべき人物と出会うのだった。
格付:A

カラマーゾフの森 作:岩松了、高橋陽一郎(青春アドベンチャー)

その森は空から見ると何の変哲もない森だった… 原子力研究所の事故から5年。 放射能汚染により今後50年は人が住むことを禁じられたその森では、ごく少数の人間による不思議なコミュニティーができていた。 森に残った人間。 森に無断で住みついた人間。 トヨタケンジはその森に水質調査にやってきた研究者である。 ヤブシタという案内人とともに、一見、豊かな自然と静謐な雰囲気とが支配する深い森に分け入ったケンジだが、禁止区域に入った途端、一発の銃声が轟いた。
格付:A

イーシャの舟 原作:岩本隆雄(青春アドベンチャー)

廃品回収業に従事する温厚な青年・宮脇年輝と、日本最大手の家電メーカー「NEED」の開発部長を務める才媛・佐久間和美。 その日、ふたりが出会った場所は、和美がNEED創業者の祖父から譲り受けた「入らずの山」だった。 そしてふたりは、それぞれ崩壊の危機にある地球の運命に大きな影響を与える発見をすることになる。 和美が見つけたのは、4000年前から地中に眠っていた宇宙船。 そして、年輝が出会ったのは、天邪鬼伝説を再現したかのような「イーシャ」という不思議な人型の生命体だった。
格付:A

カムイ外伝 原作:白土三平(ダミーヘッド・アドベンチャー・スペシャル)

心優しき天才忍者・カムイ。 差別と暴力と裏切りが渦巻く江戸時代に自由を求めた戦士… 執拗な追手に立ち向かう抜忍、カムイ。 今日、彼を待ち受けるものは、果たして、誰か。 (小林清志さんによる「ナイトライダー」のナレーション風に再生してください)
格付:A

黒いユニコーン ランドオーヴァーpart3 原作:テリー・ブルックス(青春アドベンチャー)

アメリカ・シカゴの弁護士ベン・ホリデイが魔法の王国ランドオーヴァーにやって来て早1年。 いくつもの困難を乗り越え、仲間達との絆も強まってきた頃、ある出来事が起きる。 同じ日に、国王ベンと宮廷魔術師クエスター、そしてベンの最愛の妖精ウィロウが、内容は別々な、しかし鮮明だと言う点では不思議と一致する奇妙な夢を見たのだ。 ベンが見た夢は故郷に残してきた親友マイルズについて、クエスターの夢はランドオーヴァーの裏切り者・兄であるミークスがどこかに隠した魔法の極意書の在処、ウィロウの夢は不吉とされる黒いユニコーンを巡る啓示と思われるもの。 ただならぬ事態が発生していることを感じた3人は、宮廷書記のアバーナシイを城に残し、それぞれ、自分が夢で見た地へと旅立つのだが。
格付:A

あたたかい水の出るところ 原作:木地雅映子(青春アドベンチャー)

柚子(ゆずこ)が小学生の時、近所の銭湯「松の湯」が普通の沸かし湯から温泉に変わった。 それ以来、柚子にとって「松の湯」は最高のパワースポットになった。 自分の将来が見通せないことも、身勝手な家族が繰り広げる茶番劇も、湯船につかって、ゆるゆる・ゆったりしているだけでどこかへ消えて行ってしまう。 お湯に浸かってさえいれば幸せだ。 そう、そのはずだった。 あの日、あの男に出会うまでは。
格付:A

しゃべれどもしゃべれども 原作:佐藤多佳子(青春アドベンチャー)

今昔亭三つ葉(こんじゃくてい・みつば)こと、外山達也は26歳の落語家だ。 性格は、超の付くほどお人好しでお節介で、しかも鈍感だ。 今回も、あがり症の幼なじみ・綾丸良(あやまる・りょう)に泣きつかれて、話し方教室ならぬ落語教室を開くことになってしまった。 良のほかに、この教室に通うことになったのは、美人だがやたらと冷たい印象の元劇団員・十河五月(とがわ・さつき)と、母親の願いを無視して関西弁を直そうとしない少年・村林優、そして頑固で監督やフロントと衝突を繰り返していた元プロ野球選手・湯河原太一の3人。 4人併せて、内気・無愛想・生意気・偏屈と四拍子揃った落語教室とは思えない生徒達だ。 始まった教室も予想通りなかなかまともな授業にはならないが、実は生徒たちは皆、それぞれの事情を抱えており、やがて彼らなりに真剣に落語に向かい合うことになる。 そんな4人を通じて三つ葉もまた、自分自身と自分の芸を再発見していくのだった。
格付:A

秘密の友人 原作:アンドリュー・クラヴァン(青春アドベンチャー)

小柄で髪が薄く、始終疲れているの中年男ネイサン・コンラッドは、妻アガサと娘ジェシカと3人で暮らす精神科の開業医である。 ある日、彼は、友人の精神科医サクスの押しの強さに負けて、殺人容疑者の娘・エリザベスを診察することになる。 エリザベスは信じられないほどの怪力で男を殺したのだという。 しかし、実際に会ってみたエリザベスは、緑色の瞳、黄金の髪、そして白い肌を持つ、まるで天使のように美しい女性であった。 そして、診察を始めたネイサンに対してエリザベスは「殺人を犯したのは自分ではなく自分にしか見えない『秘密の友人』だ。」と告白する。 多重人格か、それとも命令型の幻聴かと考えたネイサンだったが、事態は思いもよらぬ展開を見せ、彼の家族をも巻き込む事件へと発展していくのだった。
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