格付別一覧

格付:B

ハートでジャンプ! 原作:岬兄悟(アドベンチャーロード)

壁の薄いアパートに耐えかねてようやく見つけた優良物件。駅から5分・3DKで家賃4万円!…でもこれって優良すぎ?むしろ怪しいのでは?実際、弟分の浪人生・高志が言うには、建物がぼんやりとソフトフォーカスがかかったように見えるとか、奇っ怪な老人が出現したとか、ピンク色の服を着た少女の幽霊が出たとか…怪しさ満点。でも4万には勝てない。俺にはそんなものは見えないしな。しかしさすがの俺も想像しなかった。この引越が次元を超えた大旅行、すなわち怪奇とSFとシルクロードとスペースオペラとミステリーゾーンを一緒くたにした大冒険へのきっかけになろうとは!
格付:B

にぎやかな悪霊たち 原作:都筑道夫(サウンド夢工房)

出雲オカルト研究所に持ち込まれる怪事件の数々。オカルト絡みだったり、オカルト絡みでなかったりするこれらの事件を、所長の出雲耕平、出雲の協力者で雑誌記者・鶴来(つるき)、そしてビルの1階にある喫茶店のバイトの由香里。この3人が快刀乱麻に解決する…のか?
格付:A

紫色の時差 原作:ユング・ホルツ(ふたりの部屋)

本作品「紫色の時差」はユング・ホルツさんの小説を原作とする1話10分のショートショートSFラジオドラマで、NHK-FMの「ふたりの部屋」で放送されました。なお、番組内で作品タイトルを「紫色の時差」と明示することはなく、「SFショートショート集」や「ユング・ホルツ作、『紫色の時差』から『●●』」などと紹介されるのですが、本記事では第1回の掌編のタイトルかつ原作単行本のタイトルから「紫色の時差」を作品タイトルとしました。
格付:B

男・女・いい出逢い 原作:畑中博(カフェテラスのふたり)

今回ご紹介する作品は1985年にNHK-FM「カフェテラスのふたり」で放送された作品「男・女・いい出逢い」です。
格付:A

女だてら 原作:諸田玲子(青春アドベンチャー)

14歳の夏、私の人生は変わった。「猷(みち)、お前は嫁に行きたいか。」尊敬する父に嫁げと言われればむろん否やはない。でも…「もし嫁ぐ代わりに、学問を究め、世間を見て歩いて、必要であれば主君のために命がけで働く。左様な道があるとしたどうする。」あるのですか、そのような道が?!もっともっと漢詩を学びたい。父の傍で学問の手伝いをしたい。漢詩人として名を残したい。だから…あれから十有余年、今こそ、秋月黒田家存続のため、父上たちが育てようとしてきた学問の道を途絶えさせないため、亡き父に代わり私が何としても果たさないといけない、この使命を。
格付:AA

ほぞ 作:水城孝敬(FMシアター)

「ほぞ」とは、家具の板と板をつなぐときに作る突起のこと。「ほぞ」と「ほぞ穴」を上手く作ることができれば釘を使うよりも丈夫な家具が作れる。夫の基一(きいち)は腕のいい指物師で、職人らしく人間関係に不器用なところもあったけど、ほぞをつくる名人としてお得意さまからの信頼が厚かった。そんな夫がある時から納期を忘れるようになった。それだけではなくお得意さまの顔も。指物の作り方も。そして妻である私の顔や名前さえも。落ち込む夫は、指物が作れなければ自分はただの用なしだ、という。でも私は知っている。彼は少なくとも私にとって用なしではないことを。
格付:A

幻タクシー 作:山本雅嗣(FMシアター)

タクシー運転手の諸星は深夜、白衣のうえにウインドブレーカーを羽織った女性を乗せる。ただ、この女性客はどことなく変だった。乗ってから行き先を探し始め、しかも結局、陸上競技場ならどこでもいいという。一体何者なのだろう…?しかし、客に言われるまま、長居陸上競技場、みさき動物公園、そしてある住宅地を巡るうちに…それはその女性と息子の物語であり、諸星と父との想い出にもつながっていくのだった。
格付:A

浮遊霊ブラジル 原作:津村記久子(青春アドベンチャー)

別に悪い人生じゃなかった。5年前に妻が亡くなってからも、ベランダで野菜を育てたり、町内会の活動をしたりとそれなりにやってきた。だから死ねばすんなり妻の元に行くのだと思っていた。しかし、気がついたら浮遊霊としてこの世に残ってしまっていた。死ぬ直前に計画していたアイルランド・アラン諸島への初めての海外旅行。どうも自分は自分が思っていた以上にアラン諸島に行きたかったらしい。こうなったら仕方がない。何とかしてアラン諸島まで行ってみようじゃないか。ところで浮遊霊は飛行機に乗れるのか?
格付:B

極楽プリズン 作:木下半太(FMシアター)

3カ月前、僕の彼女が殺された。彼女の名は明日香。売れないイラストレーター。そして彼女を殺した犯人は…僕、ということにされた。つまり冤罪で投獄されたのだ。絶望と焦燥で一杯の僕だったが、しかし待っていたのは極楽のような刑務所だった。囚人が見ているのはお笑い芸人が出るバラエティ番組、飲んでいるのはビール。それどころかスポーツジム、プール、ヨガスタジオ。今日の夕食はアグー豚のしゃぶしゃぶ?ありえない。しかしありえないのはそれだけではなかった。この刑務所は脱獄すら自由なのだ。でも一番あり得なかったのは、脱獄したら明日香が生きていたことだ!
格付:AA

拝啓 名探偵殿 パート2 原作:藤原宰太郎(ふたりの部屋)

本作品「拝啓 名探偵殿 パート2」は、1980年4月に「ふたりの部屋」で放送された作品で、推理研究家・作家の藤原宰太郎さんの「拝啓名探偵殿-掌編推理小説10分間ミステリー」をラジオドラマ化した作品です。1979年10月に第1弾が放送されており、本作品はその第2弾にあたります。
タイトルとURLをコピーしました