格付別一覧

格付:A

ぼくらのペレランディア 原作:島田満(アドベンチャーロード)

人類最後の英雄キャプテン・ポードキンに率いられたアレフ80号が、謎の惑星ペレランディアへ向かう途上で消息を絶ったのは、ぼくが4歳のときのこと。 その後、宇宙開発は急速に萎んでいき、今では冥王星基地すら全面的に閉鎖、宇宙船もほとんど飛んでいない。 人類は地球に引きこもってしまった。 どうしてこんなことになってしまったんだろう。 ぼくは飛びたいんだ。 宇宙の大海原をどこまでも、キャプテン・ポードキンのように。 大人になったら宇宙飛行士になれる?13歳では早すぎる? でも今の状況では宇宙飛行士になったって宇宙飛行が出来る可能性は僅かだ。 それよりなにより、僕は今すぐにでも飛びたいんだ。
格付:B

幻の動物園 作:小野小町(カフェテラスのふたり)

本作品「幻の動物園」は、1985年4月から1988年3月までの3年間、NHK-FMに存在した「カフェテラスのふたり」という番組で放送された作品です。 全10回の作品で、各回ごとにすでに絶滅した動物を1種類ずつ紹介したうえで、その動物をモチーフとした(と思われる)ショートドラマを放送する作品でした。
格付:B

風の名はアムネジア 原作:菊地秀行(アドベンチャーロード)

1996年5月。 原因不明のアムネジア(記憶喪失症)が人類を襲った。 すべての人間は、道具の使い方や言葉だけでなく、文明人としての生活方法についての全ての記憶を失い、文明の残骸に取り囲まれた原始人となってしまった。 それから3年、荒廃したサンフランシスコを行く一人の少年がいた。 彼の名は“ワタル”。 ただ一人、言葉をしゃべり、自動車を運転し、銃を撃つ。 彼はなぜ文明社会の記憶を残しているのか。 他に記憶を持っている人間はいないのか。 なぜ人類は記憶を失ってしまったのか。 ワタルの旅はこれらの謎を解明することが出来るのか。
格付:B

雨にもまけず粗茶一服 原作:松村栄子(青春アドベンチャー)

19歳になった。 受験した大学はみんな落ちた。 ちょっとだけ真面目にやっていたギターだって、正直、プロになれるとは思えない。 なんにもやる気が起きない。 家元ジュニアとして、子供のころからやらされてきた茶道には全く興味がわかない。 親に反発して家を飛び出して、流されるまま京都に来てみたけど… 今の自分が中途半端でカッコ悪いことは、頭の悪い自分でだってわかる。 オレって一体、何がしたいんだろう。
作品紹介の補足

ランドオーヴァーシリーズ(青春アドベンチャー版)におけるキャストの移り変わり

ラジオドラマに限らず、シリーズものの映画・テレビドラマ・ラジオドラマなどのキャストは変わらないのが普通です。 シリーズ途中のキャスト交代 本ブログで紹介しているNHK-FMのラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」でも基本的にはそのとおりなの...
格付:B

ほかの誰でもないアヤコ 作:鈴江俊郎(FMシアター)

気が付くと、空中に自分がいた。 何というドジ。 階段から盛大に落っこちたのだ。 ヤバい… しかし、目覚めたらお花畑にいた。 助かったのか? いや、目の前にいる「死神のお使い」と自称する男によれば、まだ、生死の狭間にいるらしい。 しかも、この男に、自分が生きる値打ちのある人間であることを納得させられないと本当に死んでしまうらしい。 しかも45分の間に。 マジか…
格付:A

エド魔女奇譚 作:小林克彰(青春アドベンチャー)

時は西暦1713年(正徳3年)。 松平通春とその近侍・星野藤馬、そして長崎から来たハーフの少年・紅丸(べにまる)が、江戸で起こった少女の大量失血死と尾張藩主・徳川吉通の不審死の謎を話し合うために集まった帰り道でのこと。 夕暮れ時。吉原からの帰り道なのになぜか絶えた人通り。 彼らの耳元に突然、少女の声が聞こえてくる。 「知りたいは、死にたいと同じ。死にたいは、知りたいと同じ。関わらぬが無事というもの。」 操られるようにそばを流れる大川に目を向けた3人。 流れの中に純白の小袖と袴をまとった金髪碧眼の少女が立っていた。 それはあたかも水の上に立っているようだった。 彼女こそが「テッサリアの巫女」、そして「名もなきものの僕(しもべ)」…
格付:AAA

見習い魔女にご用心 ランドオーヴァーPart5 原作:テリー・ブルックス(青春アドベンチャー)

シカゴの弁護士ベン・ホリデイが異世界ランド・オーヴァーの王になってから4年。 多くの出来事があったが、ベンや仲間たちの奮闘もあり、2年前の「大魔王の逆襲」の事件以降は、王国も落ち着きを見せ始めていた。 ベンが最愛の精霊ウィロウとの間にもうけた愛娘ミスターヤも、もう2歳。 人間と精霊のハーフであるミスターヤは、もう6歳より下には見えないほど成長した。 全てが順風満帆、穏やかな日々が続くと思えたランド・オーヴァーだったが、またしても不吉な出来事が起き始める。 発端は「妖精の霧の外、マーンハル王国の国王リダル」と名乗る人物がベンを訪問してきたこと。 彼はなんと、いきなりベンに王国の引き渡しを求めてきたのだ。 しかし、問題はリダルだけではなかった。 事件を背後から操っていたのは、ある意外な人物だったのだ。
格付:AA

都会島のミラージュ 作:寺田憲史(青春アドベンチャー)

何かに急き立てられるかのようにたどり着いた街・ニューヨーク。 しかし、予備校を入れると8年近く勉強してきた英語は全く通じない。 そして、到着早々に、荷物の全てと有り金の半分を盗まれてしまった。 日本でのぬるま湯の生活に慣れきった自分にとって、確かにここでは人が冷たかった。 それでもやっとたどり着いたマンハッタンの夜景は、俺の目には手招きしているように優しく映った。 昔、父さんが殺されたニューヨーク。 今日からここでの生活が始まる。
格付:A

夢巻 原作:田丸雅智(青春アドベンチャー)

長年の親友・村上に指定されたバーにやってきた堀川。 最近、管理職になったばかりで何かと多忙の堀川を村上が気遣って、とっておきの店を紹介してくれたのだ。 しかし店に一歩、足を踏み入れた堀川は目の前の光景に驚いてしまった。 よだれ、鼻水、涙… 村上が穴という穴から液体を出しながら、至福の表情で、葉巻の様なものを吸っていたからだ。 村上は煙草すらやらなかったはずだ。 一体どうしたのだ。 狼狽する堀川に対して、村上が説明を始める。 彼が吸っているのは葉巻ではなく「夢巻」であること。 そして、「夢巻」は、特殊な処置をした紙で燃やして吸うことにより、その紙に込められた思いを追体験できるものであるということを。
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