2024-01-30

格付:B

幕末の絵師 田崎早雲 作:小林克彰(FMシアター)

天保年間、江戸は今戸の裏長屋。 乱暴者「あばれ梅渓」と呼ばれた絵師・田崎早雲(たざき・そううん)は今日も妻から絵のダメ出しを受けていた。 妻の菊(きく)は絵の善し悪しに妥協を許さない。 それは早雲の才能を信じ、彼を大成させたいがためであることを知っているからこそ、北辰一刀流の達人である巨漢も妻には頭が上がらなかった。 しかし、ある日、絵の修行に出た早雲は浦賀で黒船を見てしまった。 早雲は迷う。今やるべき事は絵を描くことなのか、それとも… 時代に荒波にもまれた絵師夫婦の人生を描く。
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