踊る黄金像 原作:ドナルド・E・ウェストレイク(青春アドベンチャー)
ニューヨーク子のジェリー・マネリーは、空港で荷物の運び屋をしている。
運び屋と言っても、警備の目を盗んで、他人の荷物を勝手にちょろまかすのが仕事だ。
仕事は順調。
最近は、“その筋”の得意先からの依頼で、特定のブツを回収する仕事も増えた。
その日、ジェリーが盗んできたブツも、ある得意先の依頼によるものだった。
しかし、依頼主のヘマで、違うブツを回収してしまった。
依頼主のミスなので、ジェリーに責任はない。
依頼主も「忘れてくれていい」と言っている。
しかし、依頼主の態度が何かおかしい。
独自にブツの正体を調べ始めたジェリーは、回収するはずだったものがアステカ文明の秘宝“踊る黄金像”だということを知る。
一攫千金のチャンス到来!
大金をせしめるためには、16体の黄金像の中から本物を探さなければならない。
依頼主を出し抜いて16体も調べるためには、とにかく急がなければ!
“Gotta Hustel!”(ガッタ、ハッスル!)