光の島 原作:尾瀬あきら(青春アドベンチャー)
照屋光(てるや・ひかる)は東京に住む海が大好きな男の子。
小学校への入学を間近に控えた光のもとに、ある日、唄美島(うたみじま)に住む伯父の洋平が尋ねてきた。
父の故郷でもある唄美島は、沖縄本島の南、八重山諸島の西表島からさらに南にある南国の孤島で、近年、急速に過疎化が進んだ結果、島の人口は40人しかいない。
しかも、島でたった一人の小学生が転校することになり、島の小学校は廃校の危機にあった。
光のもとを訪れた洋平は海の大好きな光に唄美島への移住を熱心に誘う。
もちろん光の両親は大反対したが、最終的には子供を「島の宝」として待ち望む島の人々の強い思いと、なにより光自身の希望を受け入れて、唄美島に渡ることを認める。
青い海と島の独特の文化、温かい島の大人達、そしてたった一人のクラスメートとともに過ごす光の唄美島での日々が始まった。