ハリーとアキラ 作:辻野臣保(青春アドベンチャー)
ミズーリ州に住むペイジ一家はプロレス一家だ。
長男のアキラは世界チャンピオン、次男のテリーも有名なレスラー。
そして引退した父のハリーはかつては伝説のレスラーだった。
一家は八百長とは無縁の激しいプロレスが売りだ。
そのため対戦相手がなかなか決まらないのが悩みだが、父親の代からのプロレスを誇りに、充実した日々を送ってきた。
しかし、ハリーが急にカムバックを宣言したことにより、一家は大混乱に陥ってしまう。
ハリーは確かに凄いレスラーだった。
しかし、もう65歳(宣伝パンフレット上は57歳)だ。
本人はどう思っているか知らないが力の衰えは確かだ。
ハリーは何を考えているのだろうか。