虹を操る少年 原作:東野圭吾(青春アドベンチャー)
光瑠(みつる)は高校生の少年。
聡明で運動神経も良くしかも美男子。学校にはファンクラブもある。
しかし、彼には幼なじみの輝美などしか知らない特殊な能力があった。
それは、微妙な光の差異を感知する能力。
そしてある日、彼は遂にその能力を積極的に行使し始める。
光を調節することにより人の感情に直接、メッセージを送る「音楽」ならぬ「光楽」(こうがく)の演奏を始めたのだ。
麻薬的な魅力を持つ新しい芸術手段である「光楽」は急速に社会に影響を与え始める。
それとともに、光楽を商売に積極的に利用しようとする者、光楽を社会を乱す危険な活動として弾圧しようとする者など、多くの大人達の思惑が光瑠を巻き込んでいく。
人一倍聡明な光瑠が敢えて光楽を始めた理由は何なのか。
彼は何を目指しているのか。