格付:A

ゼンダ城の虜 原作:アンソニー・ホープ(青春アドベンチャー)

19世紀末。 イギリス貴族のルドルフ・ラッセンディルは、新国王の戴冠式を見物するために、中央ヨーロッパの小国ルリタニアへと向かった。 実はルドルフには、わずかではあるが、ルリタニア王族の血が流れている。 しかし、今回の訪問は血縁関係とは関係なく純粋な興味によるものである。 ルドルフにしてみれば宮仕え前の最後の自由な一時を楽しむための旅でしかなかったのだ。 だが、ルリタニアに入り、ひょんなキッカケでルリタニアの新王と対面したルドルフは驚倒した。 ルリタニアの新王はルドルフと瓜二つだったのだ。 これにより、単なる観光旅行であったはずのルドルフの旅は、陰謀あり、活劇あり、恋ありの、一大冒険へと一変してしまうのだった。
演出家・脚本家別一覧

保科義久さん演出作品の紹介記事一覧

青春アドベンチャー系列の番組で1980年代から2010年代までの長い機間に演出されている保科義久さんの演出作品の記事一覧です。 保科さんの担当作品はストレートな冒険作品が多い印象です。 私としては小川一水さんと佐藤賢一さんを取り上げたという...
格付:AAA

闇の守り人 原作:上橋菜穂子(青春アドベンチャー)

聖ヨゴ皇国の皇子チャグムを巡る冒険を終えた女用心棒バルサは、ついに故郷のカンバル王国へ帰ることを決意した。 父の親友であった養父のジグロに守られ、カンバル王国を後にしてから25年。 二度と戻らないと思っていた故郷に戻ることを決意したのは、バルサを守って逆賊の汚名を着せられたまま死去したジグロの名誉を回復するためだ。 そして、聖ヨゴ皇国からカンバル王国へと通じる洞窟に潜ったバルサは、カッサとジナという幼い兄妹に出会う。
折々の記録

【特集】200作品紹介記念①:ジャンルと格付け(再整理)

【特集】200作品紹介記念:ジャンルと格付け(再整理) 当ブログをお読みいただきありがとうございます。 当ブログはNHK-FMで放送されているラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」などで放送された作品を紹介するブログです。 お陰さまで、先日...
このブログの姿

ラジオドラマのジャンル区分について(改訂版)

当ブログにおけるラジオドラマのジャンル区分については、2014年1月までは、当該記事のとおり運用してきました。 しかし、紹介作品数が増えるにつれ、特定のジャンル(具体的には旧分類の「SF系」「冒険系」「日常系」「幻想系」)に紹介数が偏る状況...
格付:AAA

精霊の守り人 原作:上橋菜穂子(青春アドベンチャー)

深夜の王宮の一角に、年齢も性別も社会的な立場も違う3人の男女が集っていた。 3人とは、新ヨゴ皇国の第2王妃“二ノ妃”、その息子で第2皇子のチャグム、そして“短槍使い”として知られる名うての女傭兵バルサ。 母親の切なる願いを聞き入れたバルサは、この日この時より、皇子を守り、命をかけた冒険の旅に乗り出すことになる。
格付:A

二役は大変! 原作:ドナルド・E・ウェストレイク(青春アドベンチャー)

俺の名前はアート・ドッジ。 ニューヨークで、グリーティングカードつくるちっぽけな会社を経営している。 自分で言うのも何だが、誘惑に弱く、欲望に忠実な性格だ。おまけにお調子者でもある。 ある日、リズという気の強い美人と一夜を共にした俺は、彼女が一卵性双生児の片割れであることを知り、例によって調子に乗って、自分も一卵性双生児だという嘘をついてしまった。 言い訳もするのも面倒くさい。 だから、リズとは早々に別れるつもりだったが、ある日、リズとその双子の妹ベティがカーナー家という大富豪の遺産相続人であることを知ってしまった。 何とか上手く立ち回って、大金をせしめることは出来ないものだろうか。
格付:A

93番目のキミ 原作:山田悠介(青春アドベンチャー)

植木也太は(うえき・なりた)はロボットが好きな大学生。 他人は彼をロボットオタクというけれども、自分では大学生活を謳歌している普通のリア充だと思っている。 そんな也太は当然ながら、シリウス自動車が開発した個人向けのロボット“スマロボ”(スマートロボット)をすでに所有している。 しかし、今度新たに発売された“スマロボ2”は従来機とは一線を画した性能らしい。 特にスマロボ2に“相棒アプリ”をダウンロードすると、今までにはない人間的な反応をするらしいのだ。 居ても立ってもいられなくなった也太は、祖母を言いくるめて手にした60万円を握りしめて販売店に向かう。 こうして也太は、スマロボ製造番号93、通称「シロ」と出会ったのだ。
格付:AA

ゲノム・ハザード 原作:司城志朗(青春アドベンチャー)

それは、イラストレーター鳥山敏治にとっては誕生日の夜の出来事だった。 残業で退社が遅くなり、妻の機嫌を損ねていないか恐る恐る帰宅した彼を待っていたのは床で冷たくなった妻の死体。 突然現れた刑事と名乗る不審な二人組から逃れることになった鳥山は、夜の街をあてどなく彷徨うことになる。 そして、妻の実家、友人宅、昔のバイト先、再び自宅などを尋ねるにつれ、鳥山は自分の記憶と、周囲が語る自分の姿とがかけ離れていることに気がつき始める。 何より自分の記憶自体が少しずつ変化を始めているようなのだ。 自分は誰なのか、どこに住んでいて、何をしてきた人間なのか。 すべてが信じられなくなる中で、“鳥山”はどのような真実に辿り着くのか。
格付:A

21世紀のユリシーズ 作:横光晃(アドベンチャーロード)

2056年。 この時代の人間は26歳で「成人研修キャンプ」を終えないと一人前とは認められない。 アソウ・ナオトは成人研修キャンプでも、より抜きの人間だけが受講を許される「リーダーコース」を研修中の身の上だ。 1週間の休暇が終わり、いよいよ後期のパーソナリティ補正教育が開始されるころに、重大な事件が発生する。 母親の乗った宇宙船が、地球に敵意を持った謎の異星人「アウトトリップ」の操る集団にハイジャックされたのだ。 さらに、その人質解放交渉にナオトの父親が、護衛にはパトロールに所属する恋人のユリが赴くことになった。 研修を続行するか、異星人との交渉に同行するか迷うナオトだったが…
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