ラジオドラマのジャンル区分について(改訂版)

このブログの姿

当ブログにおけるラジオドラマのジャンル区分については、2014年1月までは、当該記事のとおり運用してきました。
しかし、紹介作品数が増えるにつれ、特定のジャンル(具体的には旧分類の「SF系」「冒険系」「日常系」「幻想系」)に紹介数が偏る状況にありました。
そこで、紹介作品数が200作品を超えるにあたり、ジャンル区分を思い切って細分化し、再編することにしました。
以降の集計はこのジャンル区分による予定です。

新ジャンル区分発表

なお、各ジャンルごとのお勧め作品は、こちらの記事をご覧ください。

SF系

背景の説明が科学的な作品(いわゆるSF)

ジャンル 特徴
SF(宇宙) 全体又は一部が宇宙を舞台とするSF作品
SF(日本) 日本を舞台とし、登場人物が主として日本人であるSF作品
SF(海外) 海外を舞台とし、登場人物が主として外国人であるSF作品
SF(その他) その他の舞台又は舞台が不詳であるSF作品
タイムトラベル タイムトラベル、タイムスリップ等の「時間SF」。SFとは言えないほどライトな作品を含む

冒険系

アクション等、人々の「動き」に重きを置いた作品

ジャンル 特徴
冒険(山岳海洋) 山岳又は海洋への冒険をテーマとした作品
冒険(秘境漂流) 人跡未踏の秘境への探検又は漂流等のサバイバルを扱った作品
歴史時代(日本) 概ね近世(江戸時代)までの日本を時代を舞台とした冒険作品(超常要素ありは伝奇)
歴史時代(海外) 概ね近世までの歴史もので海外が舞台のもの(日本人主人公でも舞台が海外であればこちら)
アクション(国内) 遠い世界への冒険よりアクション等を重視した作品で舞台が日本国内
アクション(海外) 遠い世界への冒険よりアクション等を重視した作品だが舞台が主に海外

頭脳系

思考、心理、展開等の描写に重きを置いた作品

ジャンル 特徴
推理 事件が起こり、それを推理により解決する作品。
サスペンス 心理描写、スリリングな展開が持ち味の作品。アクションは少なめ。

幻想系

ジャンル 特徴
異世界 舞台世界を一から構築している作品。超常要素がないものを含む。
ホラー 様々な種類の恐怖体験を主要テーマとする作品
伝奇(日本) 日本の概ね中世までの時代を舞台とし、超常現象が扱われる作品
伝奇(海外) 海外の概ね中世までの時代を舞台とし、超常現象が扱われる作品
幻想(日本/シリアス) 日本を舞台として、日常生活に不思議な現象が現れる作品のうち内容がシリアスなもの
幻想(日本/ライト) 日本を舞台として、日常生活に不思議な現象が現れる作品のうち内容がほのぼの、のんびり系のもの
幻想(海外) 海外を舞台として、日常生活に不思議な現象が現れる作品
幻想(その他) 舞台は不詳だが、日常生活に不思議な現象が現れる作品

日常系

日常が舞台で、あまり非日常的な出来事が発生しない作品(「旅とグルメ」のみ一部、非日常的なものも含む)

ジャンル 特徴
スポーツ スポーツ、格闘技、武道のドラマ性を主な題材とした作品
恋愛 恋愛自体を主たるテーマとした作品
職業 主としてプロフェッショナルな仕事を主題とした作品
コメディ コメディ、ユーモア等、笑いを主たるテーマとした作品
スラップスティック ドタバタ劇。コメディ度は薄め。ファンタジー・SF要素があるものもあり。
コント 小ネタを切り取ったショートドラマで構成された作品、つまり「干支シリーズ
少年(中高) 中学生以上を主人公としてその成長を描く作品で上記の分類に属さない作品
少年(幼小) 小学生までを主人公としてその成長を描く作品で上記の分類に属さない作品
旅とグルメ 旅又は料理・料理店などのいずかれ又は双方をテーマや舞台とした作品
家族 夫婦、高齢化などがテーマで子供メインの場合は上記「少年」
日常 その他で、日常生活が舞台となっている作品

多ジャンル

様々なジャンルの作品が集まった短編集

ジャンル 特徴
多ジャンル(競作) 不思議屋シリーズ等、各話ごとに異なる脚本家が競作している作品
多ジャンル(その他) 原則として各話とも同一の作家・脚本家による作品

エッセイ

ほとんどドラマ形式になっていない作品

補足①:年代

なお、冒険系における「歴史時代」、幻想系における「伝奇系」は時代設定を原則的な基準としており、18世紀あたりを分かれ目にしています。
具体的には、日本が舞台であれば江戸時代まで、西洋が舞台であればフランス革命くらいまでが該当しますが、ややあいまいです。

補足②:ノンセクション

各大分類の中において、「SF(その他)」、「活劇」、「サスペンス」、「幻想(その他)」、「日常」がノンセクション的な位置づけになっており、どれにも該当しない作品はこれらのジャンルで吸収しています。
なお、現実には複数の要素を持つ作品が多く、必ずしも明確に分類できるものではないのですが、取りあえずどこかひとつのジャンルに無理矢理、整理しています。
また、体系的なジャンル分けというより、直感的にわかりやすいジャンル設定としたつもりです。
ちなみに、「格付」はカテゴリ機能、「ジャンル」はタグ機能を利用して整理しています。


【追記】2014/4/21
「グルメ」を追加

【追記】2014/9/13
名称を「仮想世界」から「異世界」へ変更(「異世界ファンタジー」という呼び方の方が一般的のようなので)

【追記】2018/12/28
「歴史時代」を「歴史時代(日本)」と「歴史時代(海外)」とに、「多ジャンル」を「多ジャンル(競作)」と「多ジャンル(その他)」とに、「伝奇」を「伝奇(日本)」と「伝奇(海外)」とに、「少年」を「少年(中高)」と「少年(幼小)」とに、「幻想(日本)」を「幻想(日本/シリアス)」「幻想(日本/ライト)」とに分割、「活劇」を名称変更のうえ「アクション(国内)」と「アクション(海外)」とに分割、「日常」から「家族」と「エッセイ」を、「コメディ」から「コント」を分離、「タイムスリップ」を「タイムトラベル」に改称(主体的に時間移動を行う作品も多いため)。

【追記】2023/3/21
傑作が落ちてくる」の記事作成にあわせて「スラップスティック」を新設。
主に「日常」、「幻想(日本/ライト)」、「SF(日本)」等から各ジャンルの要素が薄くドタバタが主のものを分離。

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