「新日曜名作座」は、NHKラジオ第一で日曜夜に放送しているラジオドラマ番組です。
前身は森繁久彌さんと加藤道子さんが演者だった「日曜名作座」。
何と51年間続いた長寿番組でした。
新日曜名作座とは
それが「新日曜名作座」にリニューアルされたのが、2008年。
最初の作品は宮部みゆきさん原作の「孤宿の人」でした。
以降は、西田敏行さんと竹下景子さんが演じつづけていらっしゃいます。
この番組は、いわゆる「朗読」ではなく、効果音の付いたラジオドラマですが、西田さんと竹下さんのおふたりの演者がすべての役を演じ分けますので、青春アドベンチャーやFMシアターと比べると、随分と地味でこじんまりした印象を受ける番組です。
ただ、演技巧者のお二人ですので全く違和感はなく、作品セレクトがなかなかうまいこともあって、上品で聴きやすい番組になっています。
放送ペースも、週1回30分で、概ね6回程度で一作品の場合が多いため、1作品終わるのにの1か月半程度かかります。
そのため、1年間に放送される作品数は10未満の年が多く、その点でも毎年、数十作品放送される「青春アドベンチャー」や「FMシアター」の作品数と比べるとかなりゆったりペースです。
NHKオンデマンドで配信開始
さて、その新日曜名作座で今放送中の「晩鐘」(佐藤愛子さん原作)が、NHKオンデマンドで配信されることになりました。
ちなみに現在、第1話は無料のようです。
このまま全作品がオンデマンド化されることになるのか、それとも「晩鐘」だけなのか。
詳細は良くわかりませんが、是非、続けていただきたいものです。
ラジオドラマのNHKオンデマンドでの配信というと、以前は青春アドベンチャーで放送された田村ゆかりさん主演の「タイムスリップシリーズ」(タイムスリップ明治維新など)が配信されていましたが、いつの間にかなくなってしまいました。
過去の名作もお願いしたい
本当は過去の名作を配信していただきたいのですが、著作権等の面で難しいのかもしれません。
せめてこれから制作する作品は、青春アドベンチャーやFMシアターの作品もどんどんオンデマンド配信して頂きたいものです。
NHKのみなさま、是非是非、よろしくお願い申し上げます。
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