「ゴールデンウィーク」とはもともと1950年代に映画業界(大映)が観客動員を目的として作った宣伝用語なのだそうです。
その後、祝日法の改正、5月4日の休日の追加などを経て、春の大型連休として日本国民にとっての一大行楽週間として定着しました。
しかし、この2020年はゴールデンウィーク始まって以来の異常事態が発生。
新型コロナウィルス感染症対策としての外出自粛により、人の移動がかつてなく少ないゴールデンウィークとなっています。
しかも営業活動の自粛によりラジオ放送も再放送が急増。
そんな中で放送されたのが、このFMシアター三昧でした。
もともとNHK-FMには「今日は一日○○三昧」という、ある特定のジャンルの音楽を一日中流し続ける番組があり、過去、特例的に音楽でなくラジオドラマ・オーディオドラマが取り上げられた回もあるのですが、今回はその一環としての放送ではありません。
あくまで、急遽の特番。
しかも放送局はNHK-FMではなくNHK-R1(ラジオ第一=AM)
というか正式なNHKの番組表に「FMシアター三昧」という言葉は見当たりません。
しかも放送中でも「FMシアター三昧」という言葉は一度も使っておらず、番組内容的にも、過去のFMシアター作品を、ニュースや天気予報・交通情報を挟みながら4本放送するだけです。
よく考えると、この「FMシアター三昧」という言葉を使っているのはNHKドラマのスタッフブログ(外部リンク)だけ。
そういう意味では「三昧」というのは少し大げさなのかもしれないのですが、いずれにしろ休日の日中にFMシアター作品が4本も放送されたなんて、やはり快挙。
素直に喜びたいと思います。
放送されたのは以下の4作品です。
いずれもまだこのブログでは紹介していない作品ですので、追って紹介したいと思います(その後紹介しました)。
なお、この翌日、翌々日の5月5日・6日には今度は「一日で聴く青春アドベンチャー」も放送されました。
そちらはまた別記事にて紹介しています。