格付:A

格付:A

ヤッさん 原作:原宏一(青春アドベンチャー)

上京してIT企業に就職したものの、あっという間にドロップアウトしてホームレスにまで落ちぶれてしまった青年・タカオ。 段ボールにくるまってわずかな暖を取っていた彼を、段ボールごと蹴りつけるオヤジがいた。 彼の名は“ヤッさん”。 ヤッさんは、築地市場や銀座界隈では知らぬものがいない伝説の食通ホームレスだが、身綺麗にして銀座の高級料理店を闊歩する様はとてもホームレスには見えない。 これは“ホームレス哲学”の体現者であるヤッさんと、彼に巻き込まれて思いも寄らない人生の変転を体験することになる青年・タカオの物語である。
格付:A

家守綺譚 原作:梨木香歩(青春アドベンチャー)

駆け出し作家の綿貫は、夭折した親友・高堂の父親から意外な申し出を受ける。 空き屋になってしまう高堂の家に家守(=管理人)として住んで欲しいというのだ。 経済的に助かること、死んだ高堂が喜ぶであろうという父親の言葉、そして、この草深い家でなら書きたいものが書けるのではないかという期待から、綿貫はこの申し出を受けること決める。 こうして、家守である綿貫と、死んだはずの高堂、拾った犬のゴロー、そして様々な不思議なものたちとの生活が始まった。
格付:A

いつか猫になる日まで 原作:新井素子(アドベンチャーロード)

大学生・海野桃子(うみの・ももこ、愛称“もくず”)は、ある日、不思議な夢を見る。 自分と同年配の5人の男女とともに、白く輝く部屋で、女神を中心に座っているのだ。 隣の女性は幼なじみの“あさみ”だが、他の4人ははっきりしない。 そして翌日、もくずは更に不思議なことに遭遇する。 石神井公園近くの喫茶店で偶然にもこの5人と出会い、しかも駅への帰り道で空中戦を繰り広げるUFOを見てしまったのだ。 そう、これが6人の若者達が奇妙な“宇宙戦争”へと参加するキッカケだったのだ。
格付:A

あたしの嫌いな私の声 原作:成井豊(青春アドベンチャー)

あたし、君原友里(ユーリ)は声優学校の1年生。 女らしくない自分の声が嫌いだったけど、この声を活かせる職業である声優を見つけてからは声の仕事で一人前になりたくて頑張っているところ。 ある日、代役で舞い込んできた「メアリーポピンズ」の出演者の顔合わせに出向いたときに、あたしとそっくりの声を持つ音楽家の波多野さんに出会ったの。 波多野さんは冷たそうだけどとても綺麗な男性。 だけど、本当はそれだけではないの。 波多野さんが話すと、あたしには表向きの波多野さんの声と同時に、感情むき出しのもう一つの声が聞こえてくる。 でも、そのもう一つの声はあたしにしか聞こえないみたい。 冷たく憎悪の込められた、あたしそっくりの声を聴いていると、とても不安になる。 波多野さんって一体、何者なんだろう。
格付:A

遥かなる虎跡 原作:景山民夫(アドベンチャーロード)

ロックこと、西緑郎(にし・ろくろう)は、海外青年協力隊の一員としてボルネオでオランウータンの保護活動に従事している青年だ。 ある日、密漁業者とのトラブルで怪我をした緑郎は、入院中の病室でリム・キム・チャンという老人の死を看取る。 日本軍に辛い人生を強いられた老人への負い目、そして何より死を看取った人間として責任感から、西は老人のたったひとりの身内である遠縁の娘のもとに、遺品を届けることを決意する。 しかし、この旅は、第二次世界大戦中に日本軍が隠匿したという秘宝「山下トレジャー」を巡る大冒険の始まりだったのだ。
格付:A

バルト海の復讐 原作:田中芳樹(青春アドベンチャー)

15世紀のバルト海。 琥珀の買い付けも無事に終わり、故郷のリューベックまであと一息。 エリックが船長として迎えた初めての航海は無事に終わろうとしていた。 しかし、突然の嵐が船を襲ったことにより状況は一変してしまう。 嵐に乗じて、3人の部下 -ブルーノ、マグヌス、メテラー- が反乱を起こし、エリックは嵐の海に投げ込まれてしまったのだ。 何とか岸に泳ぎつき、ホゲ婆さんと名乗る怪しげな老婆に助けられたエリック。 自分がなぜ反乱を起こされたか心当たりのないエリックだが、話を聞いたホゲ婆さんはあっさりと状況を読み解いてみせた。 恐らく琥珀以上の利益をもたらす何らかの事情が背後にあるであろうこと、そのために反乱の首謀者の3人以外の他の船員達は殺されているであろうこと、そして、船員殺害と琥珀盗難とを併せてすべてエリックの罪とされているであろうこと。 真犯人を告発するとともに、真相を船主に伝えるために、エリックはリューベックへと向かうのだが。
格付:A

アドリア海の復讐 原作:ジュール・ヴェルヌ(青春アドベンチャー)

1867年、オーストリア支配下のハンガリーで、独立のために地下活動を続けていたサンドルフ伯爵、ザトマール伯爵、バートリー教授の3人は、待ちに待った一斉蜂起を目の前に、何者かの密告により逮捕、幽閉されてしまう。 密告者の正体を知った3人は、乾坤一擲の脱出計画を決行するが、ザトマールとバートリーは再度捕まり処刑され、サンドルフは断崖絶壁から海に落ちて行方不明になってしまう。 それから15年後、アンテキルト博士なる人物がハンガリーに現れるのだが。
格付:A

モンテ・クリスト伯 原作:アレクサンドル・デュマ(青春アドベンチャー)

エドモン・ダンテスが牢獄「イフ城」に収監されて14年が過ぎた。 身に覚えのない罪状で逮捕され、まともな裁判もなくこの絶海の孤島に送り込まれたのが19歳の時。 自らが逮捕された理由も知らず、絶望の未来しか想像できない中で、ただ生き延びるだけの日々だった。 そんなダンテスに、一筋の希望の光が差した。 そう、彼は、自分を陥れた人間の名を知るとともに、脱獄のチャンスをつかんだのだ。 復讐しなければならない、あの3人の男達に。
格付:A

皇帝の密使 原作:ジュール・ベルヌ(アドベンチャーロード)

ロシア皇帝のもとに反乱が勃発したとの知らせが届く。 狙われたのは皇帝の弟でありイルクーツクで東方辺境に睨みをきかせる大公。 しかし、反乱軍により通信は寸断され、大公は未だ窮地に陥っていることを知らない。 しかも、反乱勃発の事実を民衆や諸外国に知られるわけにはいかないため、公然と連絡することもできない。 密使が必要だ。 それも、シベリアの地理に精通し、反乱軍の脅威や大自然の猛威にも負けず単独で密書を届けられる屈強な男が。 選ばれた男の名は、ミハイル・ストロゴフ。 幾度も実行不可能とされる任務に成功した、鋼の肉体と黄金の精神を持つ軍人である。 早速、東方へ向かう列車に乗り込んだストロゴフだが、単独でスタートしたはずのその旅は、ふたりの外国人とひとりの少女、そして敵の黒幕をも巻き込んだ冒険行へと変じていくのだった。
格付:A

ザ・素ちゃんズ・ワールド-”ひでおと素子の愛の交換日記”から 原作:新井素子(カフェテラスのふたり)

SF作家・新井素子さんのエッセイ「ひでおと素子の愛の交換日記」をベースとしたショートドラマを中心に、出演者おふたりのトークや、新井素子さんへのショートインタビューで構成された作品です。
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