格付:AA

格付:AA

びりっかすの神さま 原作:岡田淳(青春アドベンチャー)

「頑張れ。」その一言を残して始(はじめ)の父親は死んだ。どういう意味で父親はその言葉を始に残したのか。いくら考えても、始には答えは出ない。そんな始は、転校した新しい小学校で不思議な“おじさん”に出会う。よれよれのスーツを着て天使みたいな羽をつけたおじさん。でもよく見ると半透明だし、身長も筆箱にちょうど入るくらいしかない。しかも始以外のクラスメイトには見えないようだ。自分のことを「びりっかす」と名乗ったおじさんが言うには、自分はこのクラスの「びりはダメ気分」(=ビリになりたくないという恥ずかしい思い)が生んだ存在なのだという。確かにこのクラスはちょっと雰囲気がおかしい。やたらと頻繁に5分間テストをやるし、その成績で席順を決めているようなのだが。
格付:AA

封神演義 第2部 朝廷軍の逆襲 訳:安能務(青春アドベンチャー)

遙かな古代の中国。暴虐な紂王の手を辛くも逃れだ姫発は、自ら「武王」と称し、新国家「周」の建国を宣言。ついに商と周の全面対決が幕を開け、その初戦は周側の勝利で終わる。解決が長引くことを懸念した商の大軍師・聞仲は、「人界の問題の解決に仙界の力を用いない」という自らに対する戒めを破って、海洋派の仙人達の本拠地・金鰲島に援軍を求める決断をする。これを受けて、周の軍師・姜子牙もまた、山岳派の仙人達の総本山・崑崙山へと援助を求めることを決意。こうして、仙界の陰謀に人間を巻き込みたくないという姜子牙の願いとは裏腹に、商と周の戦いは、仙界の2派の代理戦争という真の姿を現し始めるのだった。この陰謀(封神計画)に巻き込まれた人間、道士、仙人達の運命や如何に。
格付:AA

カラフル 原作:森絵都(青春アドベンチャー)

どうも「ぼく」は死んでしまったらしい。生前の記憶はないが、天使プラプラが言うには大きな罪を犯して死んだのだという。だから生まれ変わることもできず、このまま消滅するしかない。しかし、そんな僕に向かって、プラプラはある驚くべきことを言い出した。なんと僕は“ラッキー抽選”に当選し、修行をするチャンスを与えられたというのだ。修行を通じて自分の罪を自覚すれば生まれ変わることもできるという。でも、その修行は生前に犯した罪が重ければ重いほど過酷なものになるらしい。苦労をしてまで無理に生まれ変わりたいとは思わなかった僕はその修行を拒否するが、ボス(=神様?)の意思には逆らえない。嫌々、人間界に戻り、自殺したという見知らぬ少年“小林真”の体を引き継いで“修行”を開始することになったのだが…
格付:AA

アナスタシア・シンドローム 原作:メアリ・H・クラーク(青春アドベンチャー)

「アナスタシア症候群(シンドローム)」とは、ロシア革命のさなかに謀殺されたロシア皇女アナスタシアが、現代の人間に憑依し人格を乗っ取ったとされた現象である。アナスタシアシンドロームの提唱者である精神科医のパテール博士は、軽い薬と催眠術で、患者の過去だけではなく前世をも探ることが出来ると発表し、世間から多くの賞賛と、同じくらい多くの非難を得た。ロンドンに滞在する歴史小説家のジュディス・チェースは幸せの絶頂にあった。仕事では美貌の女流作家という名声を手にし、プライベートでは内務大臣スティーブン・ハレットから求婚されたのだ。しかし、戦災孤児であるジュディスには、自分の出生を知りたいという昔からの悩みがあった。しかも、最近になって頻繁に、養女になる前の断片的な記憶が蘇るようになった。大きな爆発音、そして、幼い女の子の泣き声…我慢できなくなったジュディスは、パテール博士のもとを訪れ、催眠療法により過去の記憶を探ろうとする。しかし、それこそがジュディスの身に不思議な記憶喪失現象が起きる始まりだったのだ。
格付:AA

アクアリウムの夜 原作:稲生平太郎(青春アドベンチャー)

1年前のあの日、僕、ギーこと広田義夫は、まだ普通の高校2年生だった。思えば引き返すチャンスは何度もあった。4月のあの日、親友の高橋と花見にさえ行かなければ…花見の後、“カメラ・オブ・スキュラ”なる怪しげな見世物小屋に入らなければ…そこに映し出された奇妙な階段を探しに水族館に行かなければ…そして、あの日、幼なじみの涼子があんな話を始めなければ…今は後悔ばかりだ。しかし、もう取り戻せない…
格付:AA

冷凍人間の復活 作:小金丸大和(青春アドベンチャー)

「6カ月後の生存確率は10%」29歳の藤堂明(とうどう・あきら)に突きつけられた事実は残酷だった。学生時代に始めたネット事業は順調、妻・美幸のお腹の中には待望の第1子がいる。海際に立てた真っ赤な屋根の家も予想以上の出来で、妻に突然プレゼントして驚かせるつもりだった。医者は残された時間を大事にしろという。理性ではわかっている、それは正しい。だから、学生時代の親友・丸木が持ち込んだ計画が決してバラ色の話ではないこともわかっている。冷凍保存カプセルで冷凍睡眠して、がんの治療技術が確立されたときに目覚める。そんなことが簡単にできるわけがない。そもそも、まだ、ほ乳類で冷凍睡眠からの復活に成功した例はないのだ。でも僕はまだ生きていたいんだ。藤堂は決して嘘を言わない男だ。目標を必ず実現する男でもある。この話に賭けてみるしかない。
格付:AA

ウォーターマン 原作:松久淳・田中渉(青春アドベンチャー)

ウォーターマンとは海を愛し、海とともに生きる伝説のサーファー。本作品は、ハワイの人々の憧れの存在であるウォーターマンたちの物語であり、彼ら彼女らと深い縁で結ばれた人々の物語。人はウォーターマンと出会うことにより、多くの満ち足りた日常と、少しの奇跡に出会うのである…
格付:AA

海賊モア船長の遍歴 原作:多島斗志之(青春アドベンチャー)

大航海時代のインド洋。そこは、イギリスとオランダ、そして東インド会社とムガール帝国の貿易船・軍船が縦横に行き交う、一大フロンティアだった。イギリス人ジェームズ・モアは、東インド会社の貿易船で航海士を務める優秀な水夫だったが、海賊との内通を疑われて船を追われ、ようやく帰った母国では妻を亡くし、失意のどん底にあった。そんなモアを再び海に誘ったのは昔なじみの水夫“大樽”。彼の乗り組む海賊討伐船「アドヴェンチャー・ギャレー」へ水夫として乗り込むことにしたのだ。しかし、一大決心をして乗り込んだ「アドヴェンチャー・ギャレー」は、何と最初の獲物すら捕らえないうちに海賊船への転身を余儀なくされてしまう。海賊との内通を疑われて転落した人生。再起をかけて乗った船で、本当の海賊になってしまうという皮肉。モアは自分の人生に戸惑いつつも、仲間たちと共に生き残るために必死の行動を始める。これは300年前のインド洋で数奇な運命をたどった一人の水夫の物語である。
格付:AA

ラジオの前で 作:北阪昌人(青春アドベンチャー)

出勤前のサーフィンが日課の若者。妻を亡くして以降、娘との会話がなくなってしまった父親。弟の不始末を償うために被害者に金銭を送り続ける男。本当の名前を隠して強い女性を演じる弁護士。どこにでもいる、でも言葉で気持ちを伝えることが少しだけ苦手な人たちの人生が、ラジオを通して少しずつ結びついていく。
格付:AA

尾張春風伝 原作:清水義範(青春アドベンチャー)

江戸幕府中興の祖と讃えられる八代将軍・徳川吉宗に敢然と逆らった男がいた。男の名は尾張藩主・徳川宗春。質素倹約を旨とし農本主義を貫く吉宗に対して、「尾張に極楽を作ってみせる」と啖呵を切って重商主義を推し進める宗春。閉塞感に閉ざされた“享保の改革”の世において、積極財政と規制緩和により庶民の喝さいを浴びた宗春の、春の風のような爽やかな生きざまを描く。
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