格付:AA

格付:AA

名探偵なんか怖くない 原作:西村京太郎(FMアドベンチャー)

アメリカの名探偵エラリー・クイーン、フランスの名探偵メグレ元警部(すでに警察を退職しているため「元」)、イギリスの名探偵エルキュール・ポワロ、そして日本の名探偵・明智小五郎。各国を代表する4人の名探偵が東京で一堂に会した。4人を呼び集めたのは日本の富豪である佐藤大造氏。かの有名な三億円事件を現実の事件として再現し、それを4人の名探偵に推理させることにより、三億円事件の真相に迫ろうというのだ。鋭い推理で、“モデル犯人”村越の動きを次々に言い当てる4人の名探偵。しかし、事件は当初の筋書きを超えて思いもよらない展開を始める。
格付:AA

マドモアゼル・モーツァルト 原作:福山庸治(青春アドベンチャー)

高校で音楽教師をしている裕子のもとに、先輩の勤が、200年前のアメリカで音楽教師をしていたエリザベスという女性が書いたというオペラの譜面を持って現れた。オペラのタイトルは「マドモアゼル・モーツァルト」。それは、モーツァルトが女性であったという驚くべき物語だった。少女エリーザはなぜウォルフガング・アマデウス・モーツァルトと名乗ることとなるのか、どのような気持ちで音楽を作り、そしてどのような恋をしたのか。物語はこのオペラで語られている彼女の人生へと移っていく。
格付:AA

聖杯伝説 原作:篠田真由美(青春アドベンチャー)

人類同士の宇宙戦争は、宇宙連邦の成立で終わりを告げた。しかし、長く続いた戦争の過程で、人類は自らが故郷がどの星であったかという記録を失ってしまっていた。そんな時代のある日、辺境の惑星バルカで、たったひとりで遺跡の観光ガイドをするヨギのもとに、季節外れの観光客がやってくる。その観光客-男-は、人類発祥の星に辿り着くために、宇宙中に散らばった人類が継承してきた「物語」を探し集めているという。男と行動を共にしたヨギは、やがて自らの体に秘められた惑星バルカの秘密を知り、男もまた物語を探し求めることの意味を知るのだった。
格付:AA

旅猫リポート 原作:有川浩(青春アドベンチャー)

僕の名前はナナ。6歳のオス猫だ。縁あってサトルのうちの猫になってから、もう随分と経った。サトルはいい飼い主だったし、僕だって結構いい猫だったと思う。サトルと暮らした毎日は楽しい思い出で一杯だ。でもそれもお終い。サトルが猫を飼えなくなってしまったんだ。でも暗くなっても仕方がない。新しい飼い主を探す旅、サトルと過ごす最後の旅を精一杯楽しまないとね。
格付:AA

エンジェルス・エッグ 原作:村山由佳(青春アドベンチャー)

朝、7時50分の満員電車。ハインラインの「夏への扉」を持ったその女性は、端正で清潔で少し悲しそうで…そう、美術室にあった石膏のアリエス像に似ていた。彼女に二度目に会ったのは父の入院している病院。父が自分の世界に閉じこもっていた場所。白衣を着た彼女は、そんな悲しみの場所の中でも一層、寂しげで儚げで、僕は彼女を守りたいと思っていたんだ。
格付:AA

あの夜が知っている 原作:R・D・ツィマーマン(青春アドベンチャー)

シカゴ在住のウィルはドイツ・ベルリン生まれの40歳の男性。10歳の頃に、第2次世界大戦末期のベルリンで母親を殺されたのだが、その前後の記憶が曖昧で、母親を殺した犯人を覚えていないことに長年苦しんできた。ある時、ウィルは催眠療法で過去の記憶を呼び覚ますことを決意し、精神科医アリシアのもとを訪れる。しかし、治療を始めた直後に彼の身辺で不審な出来事が起こり始める。彼は命を狙われ始めたようなのだ。母親が殺された、30年前のあの夜。連合国軍の大空襲を受けていたベルリンで本当は何が起きていたのか。そして、それはなぜ今でも隠されなければならないのか。
格付:AA

機械仕掛けの愛 原作:業田良家(青春アドベンチャー)

業田良家さんの漫画を原作とするラジオドラマで、主にロボットをテーマにした全5編の短編集作品です。本作品の舞台は現代の日本に近い設定ですが、人間に近い感情を持つロボットが違和感なく人間と共存している世界で現実とはやや異なっています。
格付:AA

魔女たちのたそがれ 原作:赤川次郎(青春アドベンチャー)

サラリーマンの津田が仕事をしていると、高校時代の恋人である依子から突然、電話が掛かってきた。「助けて…….殺される……」切れ切れのか細い声に驚いた津田は、依子が小学校の教師を務めている山深い村へと車を走らせる。狂気と恐怖が支配するその村で、自分にどのような運命が待っているのかは知らずに。
格付:AA

ゲノム・ハザード 原作:司城志朗(青春アドベンチャー)

それは、イラストレーター鳥山敏治にとっては誕生日の夜の出来事だった。残業で退社が遅くなり、妻の機嫌を損ねていないか恐る恐る帰宅した彼を待っていたのは床で冷たくなった妻の死体。突然現れた刑事と名乗る不審な二人組から逃れることになった鳥山は、夜の街をあてどなく彷徨うことになる。そして、妻の実家、友人宅、昔のバイト先、再び自宅などを尋ねるにつれ、鳥山は自分の記憶と、周囲が語る自分の姿とがかけ離れていることに気がつき始める。何より自分の記憶自体が少しずつ変化を始めているようなのだ。自分は誰なのか、どこに住んでいて、何をしてきた人間なのか。すべてが信じられなくなる中で、“鳥山”はどのような真実に辿り着くのか。
格付:AA

レインツリーの国 原作:有川浩(FMシアター)

「レインツリーの国」インターネットで書評を書いている個人サイトの名前だ。伸之がこのサイトを見つけたのは、学生の頃に読んだ忘れがたい小説「フェアリーゲーム」の名前で検索をしていた時だった。そこには「フェアリーゲーム」の衝撃的な結末について、サイト主である「ひとみ」による思いのこもった感想が書かれていた。懐かしい小説の思い出を共有しているという感動から、伸之はひとみあてにメールを書き、やがてそれはメールの交換へとつながっていく。そして、ひとみへの思いが高じた伸之は、彼女に直接会うことを提案するが、彼女にはある秘密があるのだった。
タイトルとURLをコピーしました