2023-09

格付:AA

檻の中の殺意 原作:テリー・ブラジンスキー(アドベンチャーロード)

野生動物の本当の姿は野生でしか見ることができない。 それが動物学者としてのスティーブの主張であり、長年、サンフランシスコ動物公園の園長を務める父とは最近は喧嘩ばかりだ。 しかし父が倒れ、嫌々、動物園の延長代理となって改めて感じるのは、自分の原点はやはりこの動物園であったということ。 何より動物が好きだし、動物園もより良いものにしていきたい。 そう心に誓ったスティーブだが、着任早々、カモシカが不審な死を遂げる。 そして送られてきた不吉なメッセージ。 「園長、お前は俺の天使たちを閉じ込め虐待している。こんなことが続いて言い訳がない。カモシカは解放された。次はどの天使の番かな」
格付:B

とけるストーリーボックス 作:小峰貴之ほか(青春アドベンチャー)

本作品「とけるストーリーボックス」はオリジナル脚本5話で構成されるストーリボックスシリーズの第5弾です。 2023年では3月の「ふれるストーリーボックス」に次いで2作品目の放送となりました。
格付:B

柳瀬裕子の”危険な逃亡者” (カフェテラスのふたり)

私、松尾加奈子は東京の花の女子大3年生。 福岡に帰省するために乗った新幹線ですごく不審なおじさんに出会ったの。 ずっと貧乏ゆすりをしていると思ったら顔は真っ青。ぶるぶる震えているみたい。 サングラスを掛けて変な鞄を抱え込んで周りをしきりに気にしている。 挙げ句の果てには「彼らの手に渡ったら大変だ」ですって? 平和すぎる毎日に突然降って湧いたわくわくする事件! サスペンスのヒロイン気分でおじさんにつきまとい始めた私だけど…
格付:A

さらばアフリカの女王 原作:森詠(アドベンチャーロード)

俺の名前は北一馬(きた・かずま)。 共同経営者のヘンリーともにアフリカ中の空を飛び回っている運び屋だ。 愛機は1945年製ダグラスDC「キャサリン」。 ちょっとばかり年増だが俺に取ってはかけがえのないフィアンセだ。 そんな「ヘンリー&キタ・エアカーゴ」に新しい依頼が舞い込んだ。 今回の仕事は血清を作るための特別な血液を南アフリカ・レソトからカサブランカまで空輸するというもの。 しかし、キャサリンに離陸前にエンジントラブルが見つかり出発時刻に飛び立てるか怪しくなってしまった。 今回の仕事が何万人もの命を救うものだと聞いたヘンリーは急遽、俺の代役として愛機「マリリン」とともに飛び立ったのだが、途中、ミサイルに追尾されているという驚愕の連絡と共に消息を絶ってしまう。 これは多くの人の命を救う重要だが平和な仕事だったのではないのか!? 俺は恩人でもあった相棒を失った怒りをもってドナルド・シンプソンなる依頼者を探し始めるのだが…
格付:A

夢の旅 原作:花井愛子(アドベンチャーロード)

平成元年4月1日の朝、高校入学のお祝いをもらったおしゃれ大好き少女、殊理(じゅり)は、お祝いのお金で買い物をした帰りに、浮かれ気分のまま赤信号の交差点に飛び出してしまう。 目の前に迫る車。 自分の人生はここで終わるのかと思った瞬間、風景がコマ送りのVTRのようにスローモーションになり、同時にどこからともなく飛び出してきた少年に助けられた。 今時の子にはない凛々しさを持つ坊主頭の男の子。 犬を連れた彼に一目ぼれしてしまう殊理だが、話してみるとむしろ損した気分。 なぜなら彼は美形だけど頭は思いっきり可愛そうなやつみたいなのだ。 だって「あの~ここは日本ですか?」なんて聞いてきたのだから。
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