歴史時代(日本)

格付:C

ドラマ古事記~神代篇~ 作:市川森一(特集オーディオドラマ/青春アドベンチャー)

平城京に遷都したばかりの大和朝廷では、時の権力者、右大臣・藤原不比等(ふじわら・の・ふひと)が新しい国造りの方策を練っていた。不比等の考える新しい国は、漢文で国史を編纂し、大国・唐からも歴史ある律令国家として認められる国でなければならない。そのために不比等は、国一番の碩学で、漢文の大家である太安万侶(おお・の・やすまろ)と、一度聞いたことは決して忘れないという驚異の記憶力を持つ語り部・稗田阿礼(ひえだ・の・あれ)に国史の編纂を命じる。阿礼は、天武天皇の御代に国史の暗記を命じられた人物であるが、実は安万侶とも浅からぬ因縁がある人物であった。
ゆるゆるつながり

【特集】ラジオドラマで歴史上の人物を知る(日本史編)

特集【日本史上の有名人物が登場する青春アドベンチャー作品】本ブログは青春アドベンチャーを始めとするNHK-FMのラジオドラマ番組で放送されたラジオドラマを紹介するブログです。ラジオドラマ番組ですので、基本的にフィクションの作品が放送されるの...
格付:A

鷲の歌 原作:海音寺潮五郎(青春アドベンチャー)

江戸時代も末期を迎えつつある安政4年。琉球国は糸満の漁師・赤人(あかひと)は、難破し流れ着いた土佐から江戸を経て、4年ぶりに故郷の土を踏んだ。4年の歳月の中で、赤人には忘れられない言葉がある。漁師出身でありながら米国から帰国して旗本に取り立てられたジョン万次郎の言葉。「米国では能力次第でこのような出世は当たり前のこと。日本も変わりつつある。そして琉球も変わっていくはずだ。」果たして、万次郎の予言のとおり、清国と薩摩藩による二重支配のなかで微睡んできた琉球にも変化が起きつつあった。その変化は、糸満の漁師に過ぎなかった赤人をも巻き込んいくのであった。
格付:A

風になった男 原作:飯島和一(青春アドベンチャー)

天明の大飢饉による社会不安が続く備前岡山に、夜な夜な怪獣・鵺(ぬえ)が現れるという噂が立った。鵺はご政道の誤りを指弾して空を飛ぶという。捨て置くことができなくなった岡山藩は、大規模な捜索の末についに犯人を捕まえた。鵺と間違えられていたのは、表具師の幸吉(こうきち)。職人としての腕を生かしてつくった凧で空を飛んでいたのだった。しかし、詮議を受けた幸吉は、藩政を批判するために空を飛んだという目付の推測を完全に否定し、自らが空を飛ぶに至った半生を語り始める…「世の中を 憂しとやさしと おもへども 飛びたちかねつ 鳥にしあらねば」(山上憶良)これは、閉塞感に閉ざされた天明の世で、風のように自由に空を飛ぶことを夢見た男の物語である。
格付:AA

尾張春風伝 原作:清水義範(青春アドベンチャー)

江戸幕府中興の祖と讃えられる八代将軍・徳川吉宗に敢然と逆らった男がいた。男の名は尾張藩主・徳川宗春。質素倹約を旨とし農本主義を貫く吉宗に対して、「尾張に極楽を作ってみせる」と啖呵を切って重商主義を推し進める宗春。閉塞感に閉ざされた“享保の改革”の世において、積極財政と規制緩和により庶民の喝さいを浴びた宗春の、春の風のような爽やかな生きざまを描く。
格付:B

645~大化の改新・青春記~ 作:ウォーリー木下(青春アドベンチャー)

僕の名前は中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)。悪友たちからは「おうじ」とか「なかちゃん」とか呼ばれている。今日、西暦645年6月12日、僕ら5人の悪ガキグループは、ある大きなことを実行に移そうとしている。チェンジ・ザ・ワールド!政権を握る蘇我入鹿を暗殺してクーデターを起こすのだ!しかし、自分で言うのも何だが、僕らって何となく頼りない。暗殺のリハーサルをしてみたものの、みんな、どこか真剣味に欠けている気がする。これで無事にクーデターは成功するのだろうか。
格付:B

碧眼の反逆児 天草四郎 原作:松原誠(青春アドベンチャー)

島原で一揆を指導している少年は絶世の美男子だという。江戸に住む売れない南蛮絵師・山田右衛門作(えもさく)は、その少年・天草四郎時貞の独占スクープ画を描いて一発当てようと目論んで島原に潜り込んだ。そこで目にしたのは圧倒的な指導力をもつ四郎に率いられた、総勢3万人に及ぶ一揆軍。四郎の巧みなアジテーションで士気は雲を突くほど高い。しかし幕府は、すでに一揆が松島藩の手に負えなくなったと判断し、一揆制圧のために直属の幕府軍を差し向けることを決意していた。寛永15年1月1日、傍観者から当事者への転換を余儀なくされた右衛門作の目に、一揆の顛末はどう映るのか。
格付:AA

蜩ノ記 原作:葉室麟(青春アドベンチャー)

城内で刃傷沙汰を起こしてしまった庄三郎は、切腹を許される代わりに、家老から戸田秋谷(しゅうこく)の手伝いをするように命じられる。秋谷は藩の歴史を記す「家譜」(かふ)を編纂するために必要な期間だけ切腹を猶予されている男であり、庄三郎に課せられた真の任務は秋谷の監視であった。しかし秋谷と身近に接し、その人となりの清廉さ、見識の高さを知った庄三郎は疑問を持ち始める。秋谷は切腹せねばならない如何なる罪を犯したというのか…なぜ家老は秋谷とその仕事である家譜編纂に警戒を示すのか…
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