格付:B

世界の終わりの魔法使い 原作:西島大介(青春アドベンチャー)

とある惑星の、とある時代。世界を滅ぼそうとした最強・最悪の魔法使い・魔王を封じた城のすぐそばにある村でのお話。魔王が封印されているためか、村の人々は空を飛ぶ程度の魔法なら皆、使うことができる。しかし、その反面、魔王を封じた科学文明は衰退してしまっていた。ムギはその村に暮らす少年だが、なぜか彼一人だけは魔法を使うことができない。しかし彼はそれを悲しむことはせず、魔法による安易な解決を拒否して、一人で自らの力、科学文明で空を飛ぼうと試みている。その日も自分が作った機械で空を飛ぼうと試みたのだが、魔王の城の近くで墜落してしまった。これが少年ムギと魔法使いの少女アンとの出会いであった。
格付:A

世界でたったひとりの子 原作:アレックス・シアラー(青春アドベンチャー)

老化防止薬が発明された未来。40歳を超えると皆がその薬を飲むため、人類の平均寿命は飛躍的に伸びた。しかし、それと引き換えに、なぜか新しい子供が極端に生まれにくい世界になってしまった。タリンはこの世界では極めて貴重な、本当の10歳の子供。博打のカタとしてディートという男に貰われ、ディートの指示のもと、時間単位で子供のいない家庭の子供を演じる”レンタルチャイルド”として働いている。タリンの夢はふたつ。一つはディートの進める手術 -一生子供の姿のままでいるための手術- を受けずにこのまま大人になること。そしてもうひとつは本当の両親に会うこと。タリンの夢はかなえられるのであろうか。
折々の記録

グーグルの検索結果で表示されない問題

読者のみなさま、こんにちは。いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。久しぶりの雑談記事です。よかったらお付き合いください。検索で表示されるかは死活問題さて、以前書いたように、このブログにはグーグルアナリスティクスを入れてアクセス解析し...
格付:C

五つの魔法の物語 作:島田満(カフェテラスのふたり)

あなたは魔法を使うことができますか。魔法はおとぎ話に出てくる古めかしい呪文のことではなく、サーカスの少女の赤いステッキのことでもなくて、あなたの胸に眠っている夢見る翼のことなのですから。
格付:A

鬼の橋 原作:伊藤遊(青春アドベンチャー)

平安時代前期。貴族である小野岑守(おの・の・みねもり)の息子である少年・小野篁(おの・の・たかむら)は一緒に遊んでいた異母妹を不慮の事故で亡くしてしまう。深く悲しんだ篁であったが、妹が死んだ井戸の底へ赴いたところ、そこが異世界への入り口であることに気がつく。篁が辿り着いた異世界は鬼が徘徊する死者の国であり、先年死んだはずの征夷大将軍・坂上田村麻呂が人々の霊を鬼から守っていた。田村麻呂の助言により妹を捜すことを諦めて地上に戻った篁だが、それ以降、鬼を巡る事件に巻き込まれていくことになる。
格付:AAA

風神秘抄 原作:荻原規子(青春アドベンチャー)

平治元年(西暦1160年)。源氏と平家は決戦の時を迎えていた。いわゆる「平治の乱」である。この戦いに臨む源氏の棟梁の長男、”悪源太”義平の旗下に、初陣の坂東武者がいた。名を草十郎(そうじゅうろう)という。草十郎は剣もよく使うが、笛も名手であった。そして、始まった戦い。源氏方は善戦するものの、結局、義平は刑死し、草十郎もまた混乱の中で盗賊・正蔵に捕縛されてしまう。草十郎に戦いの無意味さと武士であることの空しさを諭し、武士の身分を捨てることを求める正蔵。動揺する草十郎だが、正蔵に連れられて赴いた京の都で、糸世(いとせ)という名の白拍子の少女に出会う。糸世の舞と草十郎の笛の出会いにより、歴史はその動きを大きく変えていく。
格付:AA

空色勾玉 原作:荻原規子(アドベンチャーロード)

輝の大御神(かぐのおおみかみ)の勢力下にある羽柴の里に暮らす少女・狭也(さや)。彼女は、大御神の御子である月代王(つきしろのおおきみ)に身分違いの淡い思いを寄せる普通の少女であった。ある祭りの夜までは。その夜、狭也は、大御神に敵対する闇(くら)一族の者達と出会い、自らもまた闇一族の姫巫女「水の乙女」であることを知る。しかし、光に焦がれる彼女は、闇一族の誘いを拒絶する。そして逆に、闇一族を追って羽柴にやって来た月代王の誘いを受け、彼の采女(うねめ=女官)として輝一族の王宮である「輝の宮」に移り住むことを決意する。輝一族と闇一族の戦いの狭間で、狭也にはどのような運命が待ち構えているのだろうか。
格付:A

ツングース特命隊 原作:山田正紀(青春アドベンチャー)

1914年、朝鮮で武器商人をしている武藤は、伝説的な謀略家として後生に名を残すことになる明石元二郎陸軍大佐から呼び出しを受ける。明石は武藤に対し、6年前にシベリア奥地・ツングースで起こった謎の大爆発を探るために、現地に潜入せよという。明石は謎の大爆発がロシアの核兵器開発に関係するものではないかと疑っていたのだ。武藤は要請を断ったが、明石の脅しにより、この探索行を受け入れざるを得なくなってしまう。人跡未踏の秘境、正体不明の事件、信用のおけない同行者、探索行に横槍を入れる怪しい連中、そして大国の陰謀。数々の不安材料があるなか、武藤は大爆発の真相を探るために現地へと向かう…
ドラマ化希望作品

山田正紀「神狩り」

【特集:お勧め作品⑨】山田正紀「神狩り」青春アドベンチャーでラジオドラマ化してくれたら嬉しいなあと思う作品を紹介するこのコーナー。もともとラジオドラマの紹介ブログなのに、ラジオドラマ化されていない作品を取り上げるという異端の内容だったのです...
格付:AA

妖異金瓶梅 原作:山田風太郎(青春アドベンチャー)

中国・明の時代。山東省の豪商・西門慶(さいもん・けい)の屋敷には、8人の妻と多くの使用人がいた。しかし、金と欲にまみれた西門慶のこと。妻といっても、金と権力にものを言わせて奪い取った美女達であり、屋敷内はミエや欲望や嫉妬が渦巻く、苦しみの世界であった。特に、第5夫人である潘金蓮(はん・きんれん)は、絶世の美女であり、風にも耐えない風情でありながら、実は自らの欲望のためには何事も躊躇しない女であった。このような環境で事件が起こらない方がおかしい。主人公の応伯爵(おう・はくしゃく)は放蕩が過ぎて一代で身を持ち崩した末に、幇間として、西門慶に養われている男である。その立場から事件に無関係でいられない応伯爵は、不承不承、様々な事件の真相を探り始めるのだが…
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