折々の記録

今年の青春アドベンチャー/FMシアター年間人気投票アンケートの項目をどうしましょうか?

みなさま、こんにちは。 今年もあと1カ月ちょっとになりました。 例によって年末年始にかけて、この1年間に放送された作品の人気投票を実施したいと思っております。 今年もやります この企画、皆様方のご協力がないと成立しません。 投票開始は本年最...
青春アドベンチャー

2018年の青春アドベンチャー一覧

【2018年放送の青春アドベンチャー総括】 2018年1月8日に「月下花伝 時の橋を駆けて」でスタートした今年のNHK-FM青春アドベンチャーは、12月28日に放送終了する「フランケンシュタイン」の再放送で1年が締めくくられることになりまし...
格付:B

ギルとエンキドゥ 作:樋口ミユ(青春アドベンチャー)

2101年、人類は自らを不老不死の人間“サピエンスX” (さぴえんす・えっくす)に「アップデート」させることに成功していた。 しかし、この「アップデート」は、胎児のうちに行われると、稀に深刻な自傷行為を繰り返すサピエンスXを生んでしまうという大きな秘密を抱えていた。 サピエンスXとして生まれた少年ギルもまた、母ニンスの死をきっかけに抑えられない自傷衝動が生まれるようになってしまう。 しかも同時に母を殺した使用人エンキドゥに対する殺意も抑えられない。 しかし、母はギルに、エンキドゥとともに、ある場所へ行くように遺言を残したという。 母とエンキドゥの間には何かあったのか。 そして、サピエンスXの存在が示す人の生きる意味とは。
格付:A

蛍の光 窓に雨 作:飯野陽子(FMシアター)

卒業から5年ごとにクラス会を開く。最初の幹事はクラス委員の鈴木彰と高橋双葉。 それが先生からの提案だった。 しかし、20歳の時に開かれるはずだった最初のクラス会は結局開かれず、その後も一度も開かれないまま卒業式から25年が経ってしまった。 40歳のある日、弁当工場でパートの中年女性のシフト管理に四苦八苦していた鈴木彰のもとに、突然、高橋双葉から連絡が届く。 SNSで名前を見つけたのだという。 そして双葉は彰に提案してきたのだ、「クラス会を開こう!」
格付:A

百八つの人助け 作:鈴木絵麻(FMシアター)

人前で話すことが極端に苦手なコウヘイがこのゼミを選んだのは、レポートさえ提出すれば単位がもらえると聞いたからだ。 しかしゼミで一言も話さなかったコウヘイに対して教授は単位取得のために条件を付けてきた。 それは、余命1カ月だと思い込んでいる親戚のお嬢さん(いとこの娘)に、病気になんてかかっていないことを理解させること。 ゼミとは何の関係もないではないか!パワハラだ!アカハラだ!…という思いはあれど、就職のためにグッとこらえることにしたコウヘイだったが、彼の目の前に現れた「お嬢さん」はなんと40過ぎの中年女性だった。 しかも彼女はコウヘイに向かって即座に言い放ったのだ。 「グズグズしている暇はありません。さあ始めましょう!」 あの~何を? 「人助けです!」
格付:AA

武揚伝 原作:佐々木譲(青春アドベンチャー)

榎本釜次郎武揚(ぶよう/たけあき)がオランダ留学から戻ったのは1867年(慶応3年)。 少禄とはいえ武士の子である武揚がエンジニアを目指したのは、この国難の時代、日本には100の議論を重ねるより100人の技師が必要だと思ったからだ。 しかし、幕府発注の最新鋭艦・開陽丸(かいようまる)を操船して帰国した武揚を待っていたのは、予想を超えて急転していく時代の流れだった。 最新鋭の軍艦という確固たる武力を掌握する武揚。 ゆえに、時代は彼を徳川家に忠実な一技師であることを許さない。 阿波沖海戦、江戸脱走、奥羽越列藩同盟への参加、そして函館戦争。 流転の幕臣が遂にたどり着いたのは、衆議で国のあり方を決める「共和国」というひとつの夢であった。
格付:A

続・カムイ外伝 原作:白土三平(ダミーヘッド・アドベンチャー・スペシャル)

抜忍 心得の条 我が命 我がものと信ず 忍びの儀 あくまで陰にて 己の器量伏し 定命 如何にても守るべし なお、死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし (黒沢良さんによる「大江戸捜査網」のナレーション風に再生してください)
格付:A

無限への崩壊 原作:荒巻義雄(アドベンチャーロード)

私は中央社会保管局国際心理警察機構の特殊浄化要員、いわゆる“ミュータンツハンター”だ。 ミュータンツとは、人類の中から誕生を始めた、超能力も持つ新人類。 しかし彼らの存在は人類社会に発展ではなく、混乱をもたらす。 我々の社会はそう判断した。 そう、ミュータンツは人類の一部ではない。人類の敵だ。 とはいえ外見は我々人類と全く異ならない彼らミュータンツを抹殺する任務は、ライセンスを持つハンターにとってもストレスが大きい。 思いあたるはっきりとした理由はないものの、ある時期から精神の平衡を欠くようになってしまった私は、精神分析医の元におくられることになったのだが。
格付:AA

ホワイトダスト 作:長田育恵(FMシアター)

目覚めると、そこは知らない部屋だった。 ここはどこだ… 俺はなんで… そうだ「プロジェクト」だ。 俺は、あのプロジェクトに自ら志願して冷凍睡眠に入ったのだ。 と、なると今は何年なんだ。あれから何年経った? 地球はどうなっているんだ。ホワイトダストはどうなった? くそっ、この窓のない部屋では外の様子がわからない。 女性がひとりいるだけで他には何もないこの部屋では……? 女性!?
格付:B

カムパネルラ 原作:山田正紀(青春アドベンチャー)

岩手県の花巻に向かったのは、遺言に従い母の遺骨を花巻の豊沢川に撒くためだった。 宮沢賢治が大好きだった母らしい遺言だが、毎日忙しいぼくからすると、何とも厄介な遺言だ。 普段の仕事で疲れていて、何度も寝てしまったからか道中の記憶は飛び飛び。 だが、ようやく大沢温泉郷に到着した。 後は川まで下りて遺灰を撒くだけのはずだったのだが… 現在は昭和8年9月19日、近所でやっている葬式は宮沢賢治の葬式だという。 僕は寝ている間にいつの間にかタイムスリップしてしまった? いや、そもそも宮沢賢治が死んだのは昭和8年9月21日のはずだ。 これは一体?
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