Hirokazu

格付:A

ウォッチャーズ 原作:D・R・クーンツ(青春アドベンチャー)

サンタ-ナ山脈のサンティアゴキャニオンでトラヴィスは一匹のゴールデン・レトリバーに出会った。アインシュタインと名付けられたその犬は、異常に勘が良い以外は人懐こい普通の犬で、妻を失ってやさぐれていたトラヴィスの心の傷を癒やしてくれたばかりか、新しいパートナー・ノーラとの出会いの機会まで作ってくれた。つまり、アインシュタインとの出会いはトラヴィスにとって、これ以上ない幸運のきっかけだったのだ。しかし、トラヴィスはそのときはまだ、その日同じサンティアゴキャニオンで彼の人生を変えるもう一つの出会いを果たしていたことには気がついていなかった。
ゆるゆるつながり

今やイケメン俳優の登竜門、仮面ライダーに主演した俳優さんが出演したラジオドラマ

【特集:青アド・ポーカー29】仮面ライダーシリーズに主演した俳優さんが出演した青春アドベンチャー佐野岳さんが主演された「元中学生日記」がなかなかの良作だったので、その関連ということで、仮面ライダーシリーズに主演経験のある俳優さんの青春アドベ...
格付:AAA

元中学生日記 作:鹿目由紀(青春アドベンチャー)

俺は加藤優(ゆう)。名古屋市に住む29歳4か月・独身。いずれ本格舞台俳優になる男であるので、当然、スーパーでバイトをしているのは世を忍ぶ仮の姿にすぎない。ある日、中学時代の親友、原道隆(はら・みちたか、通称「ハラミ」)に再会した俺はハラミから焼却処分したはずの中学時代の日記を渡された。そんな黒歴史などさっさと闇に葬ろうとしたのだが、ふとしたきっかけで、その日記帳に不思議な力があることに気が付く。なんと日記の文章を消すと、日記を書いた時点にタイムリープすることができるのだ。この日記さえあれば俺は人生を整えることができる!29歳の時点で、凄い、凄い、とっても凄い大物、すなわち世界を股に掛ける大スターになれるはずだ!そしてスターに美女はつきものだ。まずは星野美里だ!俺に必要な女なんだよ、星野美里は!
格付:B

帰ってきた男 作:池澤夏樹(特集サラウンドシアター)

彼は「帰ってきた男」。中央アジアの奥地にあるという「砦」を目指して、1年前に出発したたった6人の探検隊。しかし、帰ってきたのは彼ひとり。4か月後に方向違いの砂漠をひとりでうろついているところを発見されたのだ。彼はなにも語ろうとしない。いやそれどころか戻ってきてから何ひとつ言葉を発しなかった。しかし、今日、ついに彼は語り始めた。「僕は帰って来たくなかった」「僕は入れてもらえなかった。彼は入れたのに。」一体なにが起こったのか?
ゆるゆるつながり

ドイツが舞台またはドイツ人が主人公のラジオドラマ

特集 青アド・ポーカー28:青春アドベンチャーでドイツ関連の作品に良作が多い件。青春アドベンチャー「ベルリン1989」の放送を記念してのこの企画。個人的な思い込みかもしれませんが、青春アドベンチャーで近現代のドイツを舞台にした作品またはドイ...
格付:A

ベルリン1989 作:古川健(青春アドベンチャー)

「ベルリンの壁」が崩壊した直後の西ベルリンの医科大学。医学生のハインツは、指導教官のアルベルト・ギュンター教授から、ある奇妙な依頼を受ける。「東ベルリンにあるハンス・アイスラー音楽大学。その構内にある楡の木の根元に埋まっている私の忘れ物を取りに行って欲しい。」教授は東ドイツからの亡命者だが、壁が崩壊した今となっては東ベルリンに自ら足を運ぶこともできるはず。一体、なぜ自分などに依頼するのだろう…あまり気が進まないながらも音楽大学へと出向いたハインツは、そこで憂愁を帯びた表情でピアノを弾くひとりの音大生に出会う。彼女が弾いていたのは東ドイツ-ドイツ民主主義人民共和国-の国歌だった。
格付:B

踏切の向こう側 作:坂下泰義(FMシアター)

朝の5時から1時間ごとに交代しつつ夜の12時まで。踏切前での交通量調査のバイトは、意外と疲れるけど、単調といえば単調、退屈と言えば退屈なバイトだ。しかし、夕方、通りかかった女子高生に声をかけられたことにより状況は一変してしまった。「最終電車に飛び込むつもりなんです。迷惑かけたらいけないので予め言っておきますけど。」…ってオイ。勘弁してくれよ。
格付:B

エアメール・スペシャル 作:富田康明(ふたりの部屋)

20歳にして世界的な写真コンクールのグランプリを受賞してから2年。シンデレラに掛かっていた魔法は解けて、カメラも元のカボチャに戻ってしまった。でもただのラッキーだった女の子で終わりたくはない。だから彼に黙って海外へと旅だった。あたし自身を見つめ直すために。
格付:B

ソラノムスメ 作:江口美喜男(FMシアター)

姉が死んでから半年。今でも母は4人目の食事の準備をしてしまうことがある。母はまだ姉の死を受け入れられない。でも、姉の死に囚われたままなのは僕も同じだ。亡くなった姉宛に届いた夏フェスのチケット。姉は誰とフェスに行くつもりだったのだろうか。そして、ようやく開くことの出来た姉のスマホのスケジューラーに入力された“BF”の文字。姉はあの事故のあった日、なぜ家ともバイト先とも違う方向に向かったのだろうか。
格付:B

ディス・イズ・ザ・デイ 原作:津村記久子(青春アドベンチャー)

日本サッカー2部リーグ、最終節。全国5会場で繰り広げられる熱戦の陰でサポーターたちの様々な人間ドラマが繰り広げられていた。お気に入りのチームにはもちろん勝って欲しい。でもそれだけではない。スタジアムに集う理由はさまざまだ。
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