格付:B

格付:B

砂漠の歌姫 原作:村山早紀(青春アドベンチャー)

砂漠の街・エスタの音楽堂で音楽を習う少女ユンは、他の生徒達がうらやむほどの歌の才能の持ち主。しかし、ただ一人の肉親である母を砂漠を放浪中に失い、歌の才能を見込んだ金貸しに育てられたユンにとって、歌は生きていくための手段に過ぎなかった。ある日、ユンは砂漠で倒れている銀髪の少女リーヤを助ける。視覚と記憶を失っていたリーヤだが、ユンの美しい歌声に慰められる。そして、ユンもリーヤにより人のために歌うことの尊さを知る。少しずつ親しくなっていくふたり。しかし、ある日、リーヤを狙う蛇遣いの男達があらわれ、ふたりと周りの人たちは、伝説の「魔法水晶」を巡る争いに巻き込まれていくのだった。
格付:B

オペレーション太陽(ソル) 原作:小池潤(青春アドベンチャー)

飛行船・太陽号。全長250m、太陽光により動力を得て地磁気を利用して推進するその巨大飛行船は、大勢の見物人に見守られて、世界平和をアピールする世界一周旅行に旅立った。ふとした偶然から太陽号に乗りあわせた少年・時夫は、乗組員の一員としてフライトに同行することとなる。しかし太陽号のフライトには「オペレーション・ソル」と呼ばれている真の計画が隠されていた。「オペレーション・ソル」を実施しようとする飛行船の人々とそれを力尽くでも阻止しようとする人々の戦いが始まった。
格付:B

恋愛映画は選ばない 原作:吉野万理子(青春アドベンチャー)

目黒花歩里(かおり)は大手通販会社に勤める独身の会社員。30歳の時に転職してきて、もうすぐ10年。仕事は頑張ってきたけど、気がつけば40歳はもう目の前だ。そんな花歩里の身辺が最近、妙に騒がしい。一緒に独身を謳歌してきた親友の結婚。気の強い後輩職員の入社。母親の病気。そして新しい出会い。40歳を前に色々な選択肢が目の前に現れてきた花歩里。選んでしまうと自分の持っている選択肢が減ってしまう気がする。でも選ばなければ前には進めないこともわかっている。どこにでもいるアラフォーの女性の人生の転機?を描く。
格付:B

ロズウェルなんか知らない 原作:篠田節子(青春アドベンチャー)

駒木野町は、数年前にスキー場が閉鎖されて以来、寂れる一方の田舎町である。町の売りといえば、空気が綺麗で街灯も少なく、夜空が美しいことくらい。そこで、町の青年クラブは、都会から観光客を招き流星の観測会を企画した。イベントというのもおこがましい小規模な観測会。しかも折からの天候不良でろくに流星も見れやしない。がっかりする一同だが、突如、雰囲気を一変させる出来事が起こる。夜空に未確認飛行物体(UFO)が現れたのだ。観測会は一転して大盛り上がりで終わった。調子に乗った青年クラブの面々はオカルトをネタに町おこしを企み始める。「日本の四次元地帯、駒木野!」これだ!しかし大丈夫なのか、もともと駒木野町ではUFOとかオカルトとかそんな話は聞いたこともなかったのだが…
格付:B

天使のリール 原作:喜多嶋隆(青春アドベンチャー)

角田潮里(しおり)は葉山から青山学院大学に通う大学生。父親は行方不明だが、漁師の祖父と何不自由なく暮らしていた。潮里と祖父の夢は、ふたりで釣り船をやることだったが、念願のフィッシングボートが届いた時に祖父は急逝してしまった。祖父が大好きであったハワイにちなんで命名されたその船、「アロハ丸」を引き継いだ潮里は、女子大生を続けながら、土日と水曜日は一人で「アロハ丸」の船長を始めることを決心する。女子大生船長・潮里が、釣り客達や、祖父や父に縁のある様々な人たちと交流するなかで成長していく姿を描く。
格付:B

碧眼の反逆児 天草四郎 原作:松原誠(青春アドベンチャー)

島原で一揆を指導している少年は絶世の美男子だという。江戸に住む売れない南蛮絵師・山田右衛門作(えもさく)は、その少年・天草四郎時貞の独占スクープ画を描いて一発当てようと目論んで島原に潜り込んだ。そこで目にしたのは圧倒的な指導力をもつ四郎に率いられた、総勢3万人に及ぶ一揆軍。四郎の巧みなアジテーションで士気は雲を突くほど高い。しかし幕府は、すでに一揆が松島藩の手に負えなくなったと判断し、一揆制圧のために直属の幕府軍を差し向けることを決意していた。寛永15年1月1日、傍観者から当事者への転換を余儀なくされた右衛門作の目に、一揆の顛末はどう映るのか。
格付:B

シュレミールと小さな潜水艦 原作:斉藤洋(青春アドベンチャー)

私の名前はシュレミール。とある港町に住む白猫だ。普段はこの街の酒場で酔っぱらいの相手をしてやっている。頭の悪い人間達は私の言葉を理解できないが、私は人間の話していることが全て分かる。人間達によると、最近、この国は戦争を始めたらしい。そういえばこの前も軍艦がボロボロになって戻ってきた。馬鹿な話だ。しかし、ある日、桟橋に戻ってきた軍艦はちょっと奇妙な形をしていた。まるで鯨に煙突が付いたような不思議な形をした船体。色が真っ黒なのも鯨みたいだ。興味を引かれた私はちょっとこの船に飛び乗ってみた。そして思いもよらない大航海に乗り出すことになってしまった。しかし、後悔はしていない。この船、潜水艦「アルムフロッサー」は私と言葉を交わすことができる知能を持っていたし、しかもとても気持ちのいいやつだったからな。
格付:B

ヘウレーカ 原作:岩明均(青春アドベンチャー)

シチリア島の都市国家シラクサに住むその青年は軍事国家スパルタの出身とは思えない穏やかな男であった。彼、ダミッポスは生まれ故郷の都市国家スパルタに馴染めず、この豊かなシラクサに流れ着いたのだ。しかし、そこで彼が遭遇したのは、地中海の覇権を目指して膨張を続けるローマとその宿敵カルタゴとの争いの代理戦争。クーデターにより実権を握ったカルタゴ派のアジテーションによりそれなりに士気上がるシラクサ。しかし、シラクサの造反に激怒したローマは「ローマの剣」の異名を取る勇将マルケルスを差し向ける。紀元前215年、科学者アルキメデスと関わったことにより戦争の当事者となってしまったダミッポスの目に、攻防戦の顛末はどう映るのか。
格付:B

ミヨリの森 原作:小田ひで次(青春アドベンチャー)

ミヨリは小学6年生の女の子。母親が愛人を作って家を出てしまったために、山奥にある父親の実家に引っ越すこととなった。住み慣れた東京から引きはがされ、母親のみならず父親からも捨てられたと感じるミヨリ。しかし、祖母に勧められて新しい家の近くの森へと行ったミヨリは、自分が森の精霊達の声を聞き、姿を見ることができることに気がつく。そして、森で精霊達と過ごし、ミヨリを暖かく向かい入れてくれた人たちと交流するなかで、次第にミヨリの心も解きほぐされていく。やがて祖母はミヨリを自分の後継者と認め、祖母の森はミヨリの森へとなっていく…
格付:B

続・西遊妖猿伝 原作:諸星大二郎(ダミーヘッドによるオーディオコミック)

斉天大聖の名を受け継ぎ、金箍棒(きんこぼう)を手に大唐帝国への戦いを始めた孫悟空。失われた多くの人たちの思いを胸に、大唐帝国の王子達、長男・李建成、次男・李世民、三男・李元吉を倒すために、盟友・紅孩児(こうがいじ)とともに唐の都・長安をめざす。そして長安で「玄武門の変」に深く関わることとなった悟空だが、結局は長安を離れ紅孩児とも生き別れになり諸国を放浪することになる。そして、ある国で蝗婆婆(こうばば)という老女と七仙姑という若い女性達、そして二郎という少年と出会う。
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