格付:B

格付:B

スーツケース・キッド~バイバイ わたしのおうち~ 原作:ジャクリーン・ウィルソン(青春アドベンチャー)

10歳の少女アンディーはマルベリーの木のある小さな家で両親と楽しく暮らしていた。しかしアンディの願いにも関わらず両親は離婚することになってしまい、しかも二人ともそれぞれ離婚後すぐに新しいパートナーとその子供達と暮らし始めてしまった。父親も母親もアンディーは自分が引き取ると言って譲らないが、アンディーの希望はあくまで両親と3人で、あのマルベリーの木のある家に住むこと。自らの希望を聞かれたアンディーが悩んだ末にだした結論は、母親が暮らす家と父親が暮らす家を1週間ごとに往復するというものだった。こうして、ふたつの家で、悩みながらも明るく生きるアンディの新しい生活が始まった。
格付:B

虹を操る少年 原作:東野圭吾(青春アドベンチャー)

光瑠(みつる)は高校生の少年。聡明で運動神経も良くしかも美男子。学校にはファンクラブもある。しかし、彼には幼なじみの輝美などしか知らない特殊な能力があった。それは、微妙な光の差異を感知する能力。そしてある日、彼は遂にその能力を積極的に行使し始める。光を調節することにより人の感情に直接、メッセージを送る「音楽」ならぬ「光楽」(こうがく)の演奏を始めたのだ。麻薬的な魅力を持つ新しい芸術手段である「光楽」は急速に社会に影響を与え始める。それとともに、光楽を商売に積極的に利用しようとする者、光楽を社会を乱す危険な活動として弾圧しようとする者など、多くの大人達の思惑が光瑠を巻き込んでいく。人一倍聡明な光瑠が敢えて光楽を始めた理由は何なのか。彼は何を目指しているのか。
格付:B

DINER(ダイナー) 原作:平山夢明(青春アドベンチャー)

普通のOL・オオバカナコ(30歳)は「組織」の人間に穴を掘らされていた。もうすぐ殺される自分を埋めるための穴。穴を掘ることを拒否すれば今すぐ殺される。穴を掘り続ければ掘り終わった後に殺される。まさに絶体絶命。生き残るために必至で考えた末にカナコが叫んだ言葉は「私は料理が得意なんです!」。結局、一命を取り留めることができものの、「組織」が次にカナコを連れて行ったのは、やってくる客がすべて殺し屋という「組織」が経営する定食屋「キャンティーン」だった。その店でカナコが与えられた役割は店で8代目のウエイトレス。前任者は7人とも粗相をしたために殺されたという。もちろん店から逃げ出しても殺される。またまた絶体絶命のピンチに陥ったカナコ。彼女の運命はどっちだ。
格付:B

カラー・ライフ 作:吉田小夏ほか(青春アドベンチャー)

2003年から続く青春アドベンチャーの短編競作作品のシリーズである「ライフシリーズ」の1作です。全10話がそれぞれ違う脚本家による一話完結のオリジナル短編作品で構成されています。なお、主演の内田健介さんのブログによれば、本作品「カラー・ライフ」は5作品続いたライフシリーズの最終作品だったようです。
格付:B

三匹のおっさん 原作:有川浩(青春アドベンチャー)

キヨは60歳で勤めていた会社の定年を迎え、長年勤務した会社の子会社が運営する近所のゲームセンターに再就職した。時間は有り余っているが、気力、頭脳ともにまだまだ現役。剣道の達人で腕っ節にも自信がある。このまま楽隠居なんてガラじゃない。そんなときに、近所の居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲと工場経営者ノリから、一緒に近所の夜回りをしないかと声をかけられる。幼い頃に近所の悪ガキ三人衆として名を馳せた三人が、町内の平和を守るため、再び立ちあがろうというのだ。「三匹の老人」、いや自称「三匹のおっさん」として。
格付:B

海に降る 原作:朱野帰子(青春アドベンチャー)

天谷深雪は有人潜水調査船〈しんかい6500〉の女性初のパイロット候補生。JAMSTEC(海洋研究開発機構)の有人探査部に所属し、かつてしんかい6500の開発に携わりながら深雪を捨ててアメリカへ渡った父への思いを引きずりながらパイロットを目指している。高峰浩二はJAMSTECの広報部に中途採用された男性。正体不明の深海生物「白い糸」の発見に生涯をささげた父の夢を継ぐために畑違いのJAMSTECに転職してきた。二人はそれぞれの夢をかけ深海へ向かう。
格付:B

神去なあなあ日常 原作:三浦しをん(青春アドベンチャー)

横浜に住む平野勇気は、高校卒業を間近に控えているが特にやりたいこともなく、卒業後の進路も未定の状態。そんな勇気を見かねた担任は、彼を三重県の山奥の神去(かむさり)村の林業会社に強引に送り込んでしまう。横浜とはあまりに違う生活環境、きつい山仕事。脱走しようにもあまりに山奥過ぎてその手段すらない。嫌々、山仕事を続ける勇気だが、周囲の皆の山仕事に対する熱意を感じ、神去村の「なあなあ」な生活に慣れ、村の美人と少しだけお近づきになるにつれ、少しずつ村の暮らしに馴染んでいく…
格付:B

サマルカンド年代記 原作:アミン・マアルーフ(青春アドベンチャー)

11世紀のペルシャに3人の男がいた。一人は、天才学者にして大詩人。万能の才を持ちながら栄達を求めず、学問と詩と酒に生きるオマル・ハイヤーム。もう一人は、セルジューク朝ペルシャの大宰相にして、高い理想と強権的な政治手腕を自在に操り巨大な帝国を動かすニザーム。最後は、下層階級の生まれで、強い信仰心と現世に対する強い改革意欲をもち、狂信的な手段で理想の社会の実現を図るハサン。この作品は、同じ時代に同じように優れた頭脳を持ちながら、全く違う道を歩んだ3人の物語であり、その3人の物語が記されたオマルの著書「ルバイヤート」を800年後の19世紀末に再発見するアメリカ人・ベンジャミンの物語である。
格付:B

氷山の南 原作:池澤夏樹(青春アドベンチャー)

2016年、交換留学でニュージーランドに来ていたジンは、自らの枠を打ち破るために、「氷山利用アラビア協会」の船・シンディ・バード号に密航する。シンディ・バード号は南極から氷山を曳航し、砂漠に灌漑用の水を提供するために南極へ向かうのだ。密航は早々に見つかってしまったが、ジンはどうにかそのまま船に残ることを許される。そして彼は、プロジェクトのスポンサーや責任者、同情する船員や科学者といった大人達の間で様々なことを学ぶ。プロジェクトは成功するのか。ジンは自らのなすべきことを見つけることができるのか。
格付:B

見かけの二重星 原作:つばな(青春アドベンチャー)

女子高生の綾子は毎日、お昼の校内放送を担当している一見明るい普通の高校生。ある日突然現れた自称・天才科学者の実験に成り行きで協力してしまったために、二人に分裂してしまう。分裂したことは家族以外には秘密のまま、友人・彼氏未満の先輩を巻き込んだ、二人の綾子の学園生活が始まった。
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