格付別一覧

格付:AAA

優しすぎて、怖い 原作:ジョイ・フィールディング(青春アドベンチャー)

ふと気が付くと交差点に立っていた。 わたしは…誰? 何も思い出せない。 いえ、今いる場所はわかるわ。 でも、自分のことは何ひとつ思い出せない。 それに…コートを脱いだら下の服が血だらけなのはなぜ? しかもポケットには100ドル札の束が…1万ドルも。 わたしは何者なの? いったい何をやったというの!
格付:A

天下城 原作:佐々木譲(青春アドベンチャー)

落城の光景が忘れられない。 もし城さえ落ちなければ、侵略者の武田に囚われて、奴隷のような毎日を送るようなこともなかったはずだ。 だから、虜囚の立場からようやく抜け出した私、戸波市郎太(となみ・いちろうた)がやりたいことと言ったら、城を作ることしかなかった。 それも決して落ちない「不落の城」をだ。 石積み職人になったのもそのためだ。 そして、目の前の傲岸な男はそれをやらせてくれるという。 「天下人となる意思を示す城」、すなわち「天下城」。 それは決して落ちない「不落の城」でなくてはならない、その男、織田信長はそういったのだ。
格付:A

防潮門 原作:アリステア・マクリーン(アドベンチャーロード)

それはひとつの英語のメッセージから始まった。 「我々はFFF(エフエフエフ)である。 我々は北海に臨む堤防の要衝を爆破する用意がある。 第一の目標はスキポール空港。 洪水は明日11時に起こることを予告する。」 テロリストはオランダという国全体を人質としようというのだ。 国土の3分の1が海抜ゼロm以下というオランダを。
格付:C

不思議屋不動産 作:山本むつみ他(青春アドベンチャー)

1999年から2007年に掛けて全8作品が制作された「不思議屋シリーズ」。 いずれの作品も、各作品ごとに、ある種類のお店又は業種を共通テーマとした、1回15分完結のオリジナル脚本ラジオドラマ10本を束ねた(「不思議屋博物館」のみ全15回)オムニバス作品でした。 今回紹介する「不思議屋不動産」はその第5弾として2003年に放送された作品ですが、このブログで紹介する順番では8番目。 すなわち、これで全8作品の紹介が終わったことになります。
格付:B

不思議屋百貨店 作:北阪昌人ほか(青春アドベンチャー)

本日は不思議屋百貨店へようこそおいで下さいました。 手前どもでは皆様方に人生の不思議なひとときを過ごしていただくための、様々な商品をご用意してお待ち申し上げております。 おっと、今日もちょっと変わったものをお求めのお客様がいらしたようです…
格付:C

水晶宮の死神 原作:田中芳樹(青春アドベンチャー)

11月のロンドンはとても大英帝国の首都とは思われないくらい沈鬱だ。 こんな天候では、貸本屋「ミューザ―良書倶楽部」に勤めるエドモンド・ニーダムだって気の晴れようもない。 ようやく晴れ間の覗いたある日、姪のメープル・コンウェイが思いついた気晴らしは、水晶宮(The Crystal Palace)への小旅行だった。 第1回万国博覧会の会場として建てられた水晶宮は、1854年にロンドン郊外のシデナムの丘に再現され、多くの観光客を集めている。 行われている催しが「インドの大魔術」などという俗っぽい見世物であること気が進まないニーダムだったが、可愛くかつ押しの強い姪の誘いに負け、とにかく出かけてみることした。 もちろん、そこで首なし死体が待っていることなど予想もせずに。
格付:AAA

しゃばけ2 原作:畠中恵(青春アドベンチャー)

「しゃばけ」(娑婆気)とは、俗世間における様々な欲望に囚われる心のことをいう。 人は「しゃばけ」に囚われて罪を犯してしまう。 この作品は、薬種問屋「長崎屋」の若旦那で、病弱だが心優しい一太郎(いちたろう)が、彼を慕う「妖」(あやかし)たちの手を借りながら、しゃばけが巻き起こした事件の数々を解決していく物語である。
格付:AA

風の向こうへ駆け抜けろ 原作:古内一絵(青春アドベンチャー)

「初めっから勝ち組は決まっているんだよ…」 淡々とした口調で先生が吐く言葉は、あるいは真実なのかもしれない。 「競馬の名門に生まれて技術もある。そんなやつには地方競馬出の雑草なんて、とても太刀打ちなんかできない。」 でも、でも…悔しい! そう、私の中にある思いもまた真実だ。 「先生、教えてください。私、勝ちたいんです。」
格付:A

弾け!はじけろ!そろばん甲子園 作:東多江子(FMシアター)

「もう、部活決めた?」 入学式の行われるこの日は、学校中が部活の勧誘活動で賑やかだ。 負けてはいられない。 わが「珠算(そろばん)部」は、現在、部員たったの2名。 部長を拝命してしまった私、北九州総合高校・商業科2年の古賀すずとしては、最低3名くらいは部員を集めたいところだ。 …でも集まらない。 それはそうだろう、こんな地味な部活、選ぶ方が変だ。 こうなったら2名でもいい。 いや1名でもいいから、有段者の新入部員がどうしても欲しい。 目標としている珠算の全国大会、いわゆる「そろばん甲子園」の団体戦出場には3名が必要なのだ。 このままでは出場することすら出来ない!
格付:AA

想い出あずかります 原作:吉野万理子(FMシアター)

二十歳の誕生日を前に、海辺の街に帰省した里華(りか)。 親への挨拶もそこそこに出かけて行ったのは、波打ち際に建つ「想い出質屋」だった。 この店の店長は普通の人とは違う不思議な人。 この店は想い出を預かる代わりにお金を貸す不思議な店。 しかし、人は二十歳を過ぎると、この店に行けなくなってしまう。 最後のチャンスに店を訪れた里華は、中学3年生で初めて訪れてからの想い出を店長さんと語りあうのだった。
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