格付別一覧

格付:A

還れ、大山へ(かえれ、だいせんへ) 作:よしおよしたか(FMシアター)

「遠藤権造(えんどう・ごんぞう)さんの様子を見てきて欲しい」アパートの大屋にそう頼まれた私は遠藤老人の部屋を訪ねた。私の職場は、区役所の高齢福祉課。独居老人の見守りや万相談対応が仕事だ。遠藤老人はもともと足が悪く、言葉も不自由だったが、その日、部屋に訪ねてみると特に体調が悪そうだった。仕方がない。遠藤老人を外に運びだそうとした私だったが、彼が手に持っていた手ぬぐいを引っ張ったところ、突如、彼は暴れ出し、私を羽交い締めにし始めた。苦しい…抵抗の末、やっと意識を取り戻した「私」だが、周りを見るとなぜか山深い里に女性とふたりでいることに気がついた。自分は一体、どうしてしまったのだ?足が動かない。言葉も出ない。ケガをしているのだろうか。
格付:B

遥かなり、ニュータウン 作:伊佐治弥生(FMシアター)

妻の七回忌に、42歳になる息子がわが家に帰ってきた。子どもたちと足並みを揃えるように成長していった夢の街。しかし今、この街に子どもたちの声はなく、戻ってきた息子もしょぼくれたおじさんになっていた…40年前、昭和40年代にニュータウンの一角に建てられたわが家で、父と息子の共同生活が始まる。
格付:C

伸坊の哲学的 原作:南伸坊(カフェテラスのふたり)

本作品「伸坊の哲学的」は南伸坊さんのエッセイ「哲学的」をもとに、少しだけドラマ風に味付けした番組です。放送された「カフェテラスのふたり」という番組は、1985年4月に前身番組の「ふたりの部屋」から模様替えされた番組であり、本作品はその2作品目にあたります。
格付:B

ベルサイユのばら外伝 原作:池田理代子(青春アドベンチャー)

女性ながら王太子妃付きの近衛士官を務めるオスカル・フランソワ・ド・シャルジェのもとに、一番上の姉の娘であるル・ルーが行儀見習いにやってきた。しかし、この少女、男勝りと言われたオスカルが驚くほどの、お転婆。洞察力が鋭くて行動力があり、小生意気ですばしっこいが、幼稚で泣き虫。この少女が巻き起こす様々な事件のせいで、オスカルも、彼女の従卒のアンドレも右往左往。はてさて、次はどんな事件が起こりますことやら。
格付:AA

帝冠の恋 原作:須賀しのぶ(青春アドベンチャー)

貴族の令嬢の夢など他愛もないものだ。「私の夢は、世界一素敵な王子さまと結婚して、世界一美しい宮殿で夢のような暮らしをすること。」でも、現実には、そんなものは存在しない。だとしたら、自分の手で作ってみせる。そう、私は「オーストリア」と結婚するためにやってきた。19世紀初頭。ハプスブルク帝国の世継ぎとされるカール大公のもとに、南ドイツの新興国・バイエルン王国から一人の王女が嫁いできた。彼女の名はゾフィー。人々は彼女の美しさを賞賛したが、彼女は美しいだけの女性ではなかった。彼女の中には強い決心と覚悟が隠されていたのだ。
格付:AA

ブルボンの封印 原作:藤本ひとみ(青春アドベンチャー)

17世紀のフランス。太陽王と呼ばれたルイ14世のもと、フランスは絶対王政の絶頂期を迎えた。しかし、その太陽王の若き日には、世に知られない陰謀劇が繰り広げられていた。事件は1643年5月3日に、宰相マザランがひとりの嬰児を拾ったことから始まる。もしこの時、マザランがこの女の子を拾わなければ、歴史の流れは大きく変わっていたかも知れない。この物語は、マリエールとマノンという2人の少女、そしてルイとジェームズという2人の男を巡る、数奇な運命の物語である。
格付:AA

ペテルブルグから来た男 原作:ケン・フォレット(FMアドベンチャー)

1914年晩秋、ロンドン郊外。大英帝国とロシア帝国が手を結ぼうとしている。このままでは世界大戦が始まってしまう。両国を牛耳っている腐った貴族たちのせいで、何百万人ものロシアの無辜の人民が犠牲になる。そんなことは何としても避けなければならない。大丈夫。作戦は順調だ。御者に化けて乗っ取ったこの馬車には、交渉の英国代表であるウォールデン伯爵と、ロシア帝国の特使アレクセイ・オルロフ公爵が乗っている。英国領内でオルロフ公爵が死ねば、交渉はもちろん決裂だ。…頃合いだ。馬車を止めよう。そして力いっぱいに馬車の扉を引き開けて、この銃弾を撃ち込めばすべてが終わる!「誰よ!何するの!!」!!!なぜだ、なぜ彼女がそこにいるのだ!
格付:A

ちいさなちいさな王様 原作:アクセル・ハッケ(青春アドベンチャー)

ミュンヘンで公務員をしている“僕”が家に帰ると、お菓子のグミベアの袋がガサガサと音を立てていた。ネズミか、と思って怖々と手に取ってみると…「無礼もの!! 頭が高い! 我こそは“十二月王二世”(じゅうにがつおう・にせい) である! 頭が高い! 控えおろう~」そこにいたのは人差し指ほどの人間。でっぷりした身体に赤いマント、頭に王冠。それは、ちいさなちいさな王様だったのだ。
格付:A

白狐魔記 元禄の雪 原作:斉藤洋(青春アドベンチャー)

天草の乱から60年。さすがに人間との付き合いに疲れた妖狐・白狐魔丸(しらこま・まる)は故郷の白駒山に引きこもり続けていた。一方、師匠の仙人は何やらいそいそと江戸に出かけていく生活を続けている。白狐魔丸が聞くと、江戸で最近はやりの歌舞伎などの芝居に夢中なのだそうだ。「芝居はいい!」とても隠者とは思えない仙人ののぼせぶりに呆れ気味の白狐魔丸。しかし間もなく彼は、まさに芝居の中に紛れ込んでしまったような、ある数奇な事件に巻き込まれていくことになる。彼らと出会ったのは、播州・赤穂。そして事件の発端は、江戸城・松の廊下。
格付:A

文学少年と運命の書 原作:渡辺仙州(青春アドベンチャー)

今から約500年前、中国は明の時代。中国最高の霊山・泰山の頂上に安置されていた金篋(きんきょう=金の容器)から、一冊の書物が盗み出された。盗み出された書物の名は「玉策」(ぎょくさく)。玉策には、古今東西、すべての人の生死が書かれているという。盗賊は何のためにそのようなものを盗んだのか。しかし、その後の玉策の行方は杳として知れない…その頃、講談が大好きで各地の講談本をまとめる仕事がしたいと密かに考えている少年・阿恩(あおん)のもとに、一人の少女が現れる。むしゃむしゃと本を食べる不思議な少女。彼女は自らを「玉策」と名乗るのだが…
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