格付別一覧

格付:B

考古学的考察による1991年 作:藤井青銅(サウンド夢工房)

こちら30世紀の3Dラジオステーション。20世紀の皆さん、聞こえますか。現在、時空変換システムを使って、30世紀から1000年過去の1991年に向かって電波を発信しています。1991年には何があったのか、その情報の大部分が30世紀ではすでに失われていますが、発掘された「かせつとてえぷ」を分析した最新の考古学の成果を電波に乗せて発信します。20世紀の古代日本人の皆さん、聞こえますか。我々の研究結果は正しかったのでしょうか。
格付:A

新竹取物語 1000年女王 原作:松本零士(特集スぺースアドベンチャー)

惑星ラーメタルは1000年に一度、地球に近づく遊星である。しかし、1999年の接近はいつもと違った。今回、ラーメタルは地球に近づきすぎる。地球文明が滅ぶような大災害が起こるかもしれない。それに気が付いてしまったのは、筑波山天文台の雨森教授、教授の助手の雪野弥生(ゆきの・やよい)、衛星天体観測所で観察を続けてきた夜森(やもり)、そして雨森教授の孫の少年・雨森始(あまもり・はじめ)。4人はそれぞれの立場、考えでこの人類の危機に立ち向かうことになる。
格付:B

もしかして時代劇 原作:宮本昌孝(アドベンチャーロード)

芸能界志望の17歳の女の子・津田美雪は、「ミス花らっきょ」のオーディションのために訪れた福井県で、天正年間の戦国時代にタイムスリップしてしまった。現代に帰る手段もなく、悲嘆に暮れる美雪……なんて事は全くなく、茶々姫(後の淀君)と入れ替わったのをいいことに、さっさと戦国時代に適応し、侍女や家来たちをあごで使い始める美雪。しかも何を勘違いしたか、「歴史を変えるようなメチャクチャなことをすればタイムパトロール(←そんなものはいない)に捕まって現代に帰れるに違いない」と思い込んでしまったから、さあ大変。のんきで世の中全部が自分中心に動いていると思っている少女の、成り行き任せの冒険が始まった。
格付:AA

時はそよ風、時はつむじ風 原作:辻真先(アドベンチャーロード)

私は今、最高に幸せ。だって俊司さんがプロポーズしてくれたんだもの。俊司さんのことを知りたい?顔は抜群。背が高くてスポーツマン。加えて私が勤めるホテルの御曹司!俊司さんは、6歳のときに事故で両親を失った私にとって、神様が下さったたったひとつの宝物。だから信じられない。俊司さんが事故で死んだ?しかも、俊司さんをはねた車を運転していたのは…河北課長?どうして!どうして!私、許さない、絶対許さないんだから!
格付:A

七帝柔道記 原作:増田俊也(青春アドベンチャー)

七帝柔道とは!?旧7帝国大学、すなわち北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学で現在も行われている寝技中心の柔道のことをいう!!寝技は練習量がすべてを決する。才能がなくても練習量を増やせば必ず強くなれる。しかし、その実態は、男同士が来る日も来る日もくんずほぐれつ畳の上をのたうち回る毎日。押さえられ、締められ、落とされる。キツイ、苦しい、女子マネージャーすらいない!これが七帝柔道だ!!しかし、その男は七帝柔道をやるために二浪して北大に入学した、といった。水産学部だが、柔道場に通い続けるために4年間留年を続ける覚悟とも。だが、先輩はおろか、同期の沢村にも全く勝てる気がしない。実際、試合でも負け続けだ。それでも彼は青春のすべてを掛けて七帝柔道を続けることを選んだ。この男はなんだ!?もうおわかりであろう、この男こそ本編の主人公である。リスナーを、汗と涙と笑いの世界に連れて行ってくれる不屈の闘志を持っているかもしれない男だ。それがこいつ。その名も隼人!!松田隼人だっ!!(参考:島本和彦「逆境ナイン」)
格付:AA

大魔王の逆襲 ランドオーヴァーpart4 原作:テリー・ブルックス(青春アドベンチャー)

剣と魔法の王国・異世界ランドオーヴァーの王としての生活にもすっかり馴染んだ元弁護士のベン・ホリディ。その日彼は、生涯の伴侶と決めた精霊のウィロウから子ども授かったという報告を受けて有頂天であった。しかし、朝一番で王を訪問してきたのは、王の側近のクエスター・スーズやアバーナシイが「最悪のトラブルメーカー」と呼ぶホリス・キューだった。しかも、ホリスは実はゴース、すなわち、妖精達によって永年幽閉され、ランド・オーヴァーの征服と妖精達への復讐に燃える大魔王の手下となっていたのだった。こうして、騙されやすい王様ベン・ホリディは、またしてもあっさりと危険に巻き込まれていくのだった。
格付:A

ウィンブルドン 原作:ラッセル・ブラッドン(アドベンチャーロード)

全英テニス。主審に抗議に駆け寄った選手に、主審が小さな声で囁く。「すまないね。しかし、君に安全に連絡するにはこれしか方法がないんだ。私には何のことかわからないが、とにかく君に次の三つを伝えるように言われている。いいかね。ひとつ、警察はもっと時間が欲しい。ふたつ、審判長がコートの入り口に顔を出すまで試合を引き延ばすこと。みっつ、協力に感謝。幸運を祈る。」選手は疲れたように呟く。「これ以上まだ、試合を引き延ばせ、か。」
格付:B

笑う20世紀パート2 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

脚本家・構成作家の藤井青銅さんによるコメディ短編ラジオドラマ集である、「笑う」シリーズの第2作目が本作品「笑う20世紀パート2」です。藤井青銅さんの公式HPによれば、第1作は、ラジオドラマの制作以前に藤井青銅さんが書いた原作本をもとにした作品でしたが、このパート2はラジオドラマオリジナル脚本として書き下ろされたもののようです。
格付:B

笑う20世紀 原作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

青春アドベンチャーに最も多くの脚本を提供している脚本家・構成作家の藤井青銅さんによるショート・ショート集「笑う20世紀」をラジオドラマ化した作品です。原作本は15作品で構成されていましたが、そのうち9作品が本作品でラジオドラマ化されました。原作本のうち本作品でラジオドラマ化されなかったのは、「新聞が来た日」、「火事男」、「古典芸能の夕べ」、「こおろぎ橋」、「現代人は病んでいる」、「たぬきのくじ」の6作品です。
格付:B

記憶の城 作:大田淳子ほか(青春アドベンチャー)

青春アドベンチャーはNHK-FMのラジオドラマ番組ですが、この「記憶の城」はNHKはNHKでもNHK名古屋局によって制作された作品です。青春アドベンチャーでは例年2月ごろを中心に名古屋局の制作作品が放送されることが多いのですが、1996年放送の「新・夢十夜」以降しばらくの間は、10人の脚本家がオリジナルストーリーを1本ずつ担当する「十人作家シリーズ」(ネットにおける通称として名古屋脚本家競作シリーズ)が放送されていました。本作品「記憶の城」はその第2弾であった作品です。
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