
世界の終わりの魔法使い 原作:西島大介(青春アドベンチャー)
とある惑星の、とある時代。世界を滅ぼそうとした最強・最悪の魔法使い・魔王を封じた城のすぐそばにある村でのお話。魔王が封印されているためか、村の人々は空を飛ぶ程度の魔法なら皆、使うことができる。しかし、その反面、魔王を封じた科学文明は衰退してしまっていた。ムギはその村に暮らす少年だが、なぜか彼一人だけは魔法を使うことができない。しかし彼はそれを悲しむことはせず、魔法による安易な解決を拒否して、一人で自らの力、科学文明で空を飛ぼうと試みている。その日も自分が作った機械で空を飛ぼうと試みたのだが、魔王の城の近くで墜落してしまった。これが少年ムギと魔法使いの少女アンとの出会いであった。