空色勾玉 原作:荻原規子(アドベンチャーロード)
輝の大御神(かぐのおおみかみ)の勢力下にある羽柴の里に暮らす少女・狭也(さや)。
彼女は、大御神の御子である月代王(つきしろのおおきみ)に身分違いの淡い思いを寄せる普通の少女であった。
ある祭りの夜までは。
その夜、狭也は、大御神に敵対する闇(くら)一族の者達と出会い、自らもまた闇一族の姫巫女「水の乙女」であることを知る。
しかし、光に焦がれる彼女は、闇一族の誘いを拒絶する。
そして逆に、闇一族を追って羽柴にやって来た月代王の誘いを受け、彼の采女(うねめ=女官)として輝一族の王宮である「輝の宮」に移り住むことを決意する。
輝一族と闇一族の戦いの狭間で、狭也にはどのような運命が待ち構えているのだろうか。