SF(日本)

格付:A

UFOはもう来ない 原作:山本弘(青春アドベンチャー)

「わたしのおじいちゃん  三年四組二番  木じま千里 わたしのおじいちゃんは、とてもえらい人だと思います。 おじいちゃんの開いているはく物かんは、せかいで一番ユーフォ―にくわしいんだよ、といつもわたしに自まんします。 わたしのおじいちゃんは、ユーフォーサイエンスミュージムのかん長です。 おおきくなったら、わたしもユーフォ―のけんきゅうかになって、おじいちゃんといっしょに、うちゅう人に会いたと思います。」 2015年12月20日。曇りのち雨。 祖父が死んだ。 祖父が死んだといってもあまり実感というものがない。 今も宇宙のどこかで生きているような気がする。 私も祖父の探していた宇宙人を探す。 私もUFO研究家になるのだ。
メディアミックス情報

「わたしは真悟」が舞台に。平成3年の初放送。青春アドベンチャーでも再放送された名作ラジオドラマ。

【青春アドベンチャー・メディアミックス情報⑤】わたしは真悟 巨匠・楳図かずおさん原作の漫画で、ラジオドラマファンの間では「サウンド夢工房」(1990年から1992年)時代の名作ラジオドラマとしても知られる、楳図かずおさん原作の「わたしは真悟...
格付:B

夢の10分間 原作:豊田有恒(ふたりの部屋)

SF作家・豊田有恒さんの同名のショートショート集「夢の10分間」の中から10編をドラマ化した作品です。 本作品を放送した「ふたりの部屋」は、本作放送当時、月曜日から金曜日のそれぞれ10分ずつ放送される帯番組でした。 そのため、この「夢の10分間」というタイトルを見ると、あたかもこの番組のために書き下ろされたオリジナル作品のようですが、別途、原作本があるようですので、「10分間」が一致しているのは偶然のようです。
格付:B

星虫 原作:岩本隆雄(青春アドベンチャー)

「こんばんは、ニュース9です。 本日最初のニュースは「星虫」についてです。 (映像スタート) 6日前に、宇宙から飛来し世界30億人の人々の額に張り付いた「星虫」と呼ばれる謎の生物。 張り付いた人の視覚、聴覚等などを大幅に向上させ、地球が危機的状況にあることを極めて効果的に人類に悟らせることに成功しました。 しかし、時間と伴に星虫は巨大化。 (10cmに巨大化した星虫が張り付いている人の顔をクローズアップ) 徐々に星虫を取り外す人が増えてきました。 本日、米国の「星虫委員会」も、「このまま星虫が成長すると本人の意思では取り外すことが出来なくなる可能性がある」との声明を発表。 すでにわが国ではほとんどの人が星虫を取り外すことを選択しました。 しかし、○○県の○○市で高校生の男女ふたりが星虫を外すことを拒否し、土蔵に立てこもるという事件が起きています。 家族の必死の説得にも関わらず、ふたりは「星虫は悪い虫ではない」と主張。 日本に残った最後の星虫所有者を取材しようと報道陣も殺到し、現場は混乱しています。 それでは現場を呼んでみましょう。 現場の○○さん!」
格付:A

インベーダー・サマー 原作:菊地秀行(アドベンチャーロード)

それは特別な夏だった。 信州の静かな田舎町・夕笛市。 すべては、陽炎がたつ夕笛高校のグラウンドに、白いブラウスを着た少女が現れたときに始まった。 その少女の姿を一目見たすべての男子生徒の胸に切なさが溢れ、そして世界は「書き換え」られ始めたのだ。 光る蝶や竜が出現し、男子生徒が口に出した言葉は奇怪な言語に変わり、風景は輝く半透明の異世界のそれへと変貌を遂げた… 恋する者の思いは世界を変えることができる。 それはひと夏の出来事。 すべての者が切なく思い出す、あの夏の出来事。
格付:A

カラマーゾフの森 作:岩松了、高橋陽一郎(青春アドベンチャー)

その森は空から見ると何の変哲もない森だった… 原子力研究所の事故から5年。 放射能汚染により今後50年は人が住むことを禁じられたその森では、ごく少数の人間による不思議なコミュニティーができていた。 森に残った人間。 森に無断で住みついた人間。 トヨタケンジはその森に水質調査にやってきた研究者である。 ヤブシタという案内人とともに、一見、豊かな自然と静謐な雰囲気とが支配する深い森に分け入ったケンジだが、禁止区域に入った途端、一発の銃声が轟いた。
格付:A

イーシャの舟 原作:岩本隆雄(青春アドベンチャー)

廃品回収業に従事する温厚な青年・宮脇年輝と、日本最大手の家電メーカー「NEED」の開発部長を務める才媛・佐久間和美。 その日、ふたりが出会った場所は、和美がNEED創業者の祖父から譲り受けた「入らずの山」だった。 そしてふたりは、それぞれ崩壊の危機にある地球の運命に大きな影響を与える発見をすることになる。 和美が見つけたのは、4000年前から地中に眠っていた宇宙船。 そして、年輝が出会ったのは、天邪鬼伝説を再現したかのような「イーシャ」という不思議な人型の生命体だった。
格付:AA

機械仕掛けの愛 原作:業田良家(青春アドベンチャー)

業田良家さんの漫画を原作とするラジオドラマで、主にロボットをテーマにした全5編の短編集作品です。 本作品の舞台は現代の日本に近い設定ですが、人間に近い感情を持つロボットが違和感なく人間と共存している世界で現実とはやや異なっています。
格付:A

93番目のキミ 原作:山田悠介(青春アドベンチャー)

植木也太は(うえき・なりた)はロボットが好きな大学生。 他人は彼をロボットオタクというけれども、自分では大学生活を謳歌している普通のリア充だと思っている。 そんな也太は当然ながら、シリウス自動車が開発した個人向けのロボット“スマロボ”(スマートロボット)をすでに所有している。 しかし、今度新たに発売された“スマロボ2”は従来機とは一線を画した性能らしい。 特にスマロボ2に“相棒アプリ”をダウンロードすると、今までにはない人間的な反応をするらしいのだ。 居ても立ってもいられなくなった也太は、祖母を言いくるめて手にした60万円を握りしめて販売店に向かう。 こうして也太は、スマロボ製造番号93、通称「シロ」と出会ったのだ。
格付:B

エドモンたちの島 作:福田卓郎(青春アドベンチャー)

大学で民俗学を学ぶ椎名淳之介は、研究室の教授の指示で、瀬戸内海に浮かぶ御名月島(みなづきじま)へと出かける。 御名月島で年に1度行われる「千姫祭」で、教授の代理として講演を行うためだ。 千姫とは戦国時代にこの地で勢力を持っていた内海水軍(うつみすいぐん)を率いた伝説の女性である。 御名月島は内海水軍の財宝の隠し場所といわれ、島には千姫だけでなく浦島太郎など多くの伝承が残っているという。 民俗学のフィールドワークの舞台としてはまさにうってつけの場所だ。 椎名は、島に渡る船中で出会った女性・樋口愛子とともに、講演そっちのけで島の伝説を探っていくが、その過程でいくつかの奇妙な事件に巻き込まれていく。 そして、この島にいたという「エドモン」(=江戸時代の者)と呼ばれる不思議な人々のことを耳にする。
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