「わたしは真悟」が舞台に。平成3年の初放送。青春アドベンチャーでも再放送された名作ラジオドラマ。

メディアミックス情報

【青春アドベンチャー・メディアミックス情報⑤】わたしは真悟

巨匠・楳図かずおさん原作の漫画で、ラジオドラマファンの間では「サウンド夢工房」(1990年から1992年)時代の名作ラジオドラマとしても知られる、楳図かずおさん原作の「わたしは真悟」が、この冬、舞台になるそうです。

高畑充希さんと門脇麦さん、そして成河さん

主演は、現在2016年上期朝ドラ「とと姉ちゃん」主演中の高畑充希さんと、「愛の渦」、「スクールガール・コンプレックス」など話題作に次々と出演されている門脇麦さん。
高畑さんが真鈴(まりん)役、門脇さんが悟(さとる)役です。
そして、真悟(しんご)役は、青春アドベンチャーでは大長編「白狐魔記」で5作連続主演されている成河(ソンハ)さん。
青春アドベンチャー関連という点では、高畑さんも「鏡の偽乙女~薄紅雪華紋様」に出演経験がありますので、青春アドベンチャーファンとしてはなかなか気になる配役です。

ラジオドラマ版は…

ちなみに、ラジオドラマ版「わたしは真悟」の方は、脚本家である「じんのひろあき」さんが「これがやりたい」とNHKに持ち込んだ企画とのこと(詳しくは、こちらの紹介記事をご参照ください)。
オリジナルのビックコミック版で全10巻に及ぶ漫画を、15分×10回のラジオドラマ枠に押し込めるのはかなり無理のある作業ですが、本ラジオドラマはその無理を感じさせない労作です…っていうか、もともと原作自体が難解というか、訳が分かったようなわからないようなストーリーではあるのですが。

独特な表現

なお、真悟役にきちんと専任のキャストを置いている舞台版と違い、このラジオドラマ版では、真鈴を演じる前田悠衣さんと真悟を演じる「あづみれいか」さんのおふたりが、声を併せて真悟を演じるという独特の表現がなされた作品でした。
この表現方法を考えたのは、じんのさんなのかそれとも演出の川口泰典さんなのか?
いずれにしろ他に類を見ない独特の雰囲気の作品でした。

公演スケジュール

舞台版の演出はフランスのダンサーにして振付家のフィリップ・ドゥクフレ氏がされるとのこと。
アルベールビル冬季オリンピックの開会式・閉会式の演出で有名な方らしいですが、どのような舞台になるのでしょうかね。

  • 神奈川公演(プレビュー公演)
    12月2日(金)19:00/12月3日(土)13:00
    KAAT神奈川芸術劇場ホール
  • 浜松公演
    12月9日(金)10:00
    浜松市浜北文化センター 大ホール
  • 富山公演
    12月15日(木)13:00/18:30
    富山市芸術文化ホール(オーバード・ホール)
  • 京都公演
    12月23日(金)18:00/12月24日13:00/18:00/12月25日13:00
  • 東京公演
    1月8日(日)~1月26日(木)(球宴は1/10、1/16、1/23)
    新国立劇場 中劇場

【じんのひろあき脚本の他の作品】
スピーディーな展開、的を絞った見せ場。
青春アドベンチャー初期の名脚色家・じんのひろあきさんの担当作品一覧はこちらです。

【川口泰典演出の他の作品】
紹介作品数が多いため、専用の記事を設けています。
こちらをご覧ください。
傑作がたくさんありますよ。



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