格付:B エンジェル 原作:石田衣良(青春アドベンチャー)
掛井は、ベンチャー企業に立ち上がりのための資金を投資する個人投資家、いわゆる“エンジェル”である。ある夏の夜に、掛井はふと気がつくと、自分が深い山中にいることに気がつく。しかも、目の前で二人のヤクザが埋めている死体は、自分の死体だ。掛井は、自分が“エンジェル”ならぬ、“ゴースト”(=幽霊)になってしまったことを知り驚愕する。しかし、不思議なことはそれだけではない。死ぬ前2年間の記憶がないのだ。掛井は、自分の身に何が行ったのかを知るために、自らの身辺を探り始める。