日本ファンタジーノベル大賞受賞作つながり

ゆるゆるつながり

【特集:青アド・ポーカー⑤】日本ファンタジーノベル大賞(大賞・優秀賞)受賞作つながり  

このコーナーは、このブログで紹介したラジオドラマの間に、ゆるやかなつながりを見つけた際に、それをポーカーの役ができるのになぞらえて紹介しようという趣旨のものです(詳しい趣旨や趣向は、この記事をご参照下さい)。
今回は、前回の「日本SF大賞・星雲賞受賞作つながり」に続き、原作の文学賞受賞つながりです。

ファンタジーとは何か

今回取り上げる日本ファンタジーノベル大賞は、1989年にファンタジー小説という、実に曖昧模糊としたジャンルを対象に設立された異色の文学賞です。
未発表の新作小説を公募する新人賞ですが、第1回で架空の国のハーレムを舞台とする小説(「後宮小説」)によって酒見健一さんを、第3回ではやたらとスノッブな文体が特徴的な佐藤亜紀さんを世に送り出すなど、初期から混沌とした賞でした。
そのほかにも、鈴木光司さん(のちに「リング」で有名に。)、恩田陸さん、小野不由美さんなどの人気作家を世に送り出しています。

実は賞自体は休止中

残念ながら賞自体が2013年度の第25回をもって休止されてしまっているのですが、青春アドベンチャーでは長年に亘ってこの賞の出身作家さんを積極的に取り上げており、森見登美彦さん(有頂天家族)および堀川アサコさん(幻想郵便局予言村の転校生)がこの賞の出身者です。
そのほか、この賞(大賞又は優秀賞)の受賞作自体が青春アドベンチャー化されることも多く、今回、「昔、火星のあった場所」の紹介をもって、大賞と優秀賞の受賞作の紹介があわせて3作品目になったため、「スリーカード成立」として特集するものです(その後「オルガニスト」、「しゃばけ」を追加してファイブカードになりました)。
敬称略です。

大賞受賞作・原作作品

優秀賞受賞作・原作作品

これら以外に、岩本隆雄さんの「星虫」が第1回の最終候補作でした。


次の特集は「2013年の作品一覧」です。


次の青アドポーカーは「原作者が出演しているラジオドラマ」です。


■シリーズ「青アドポーカー」
作品間の緩やかな繋がりを楽しむこの企画。
その他の記事の一覧はこちらです。




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