
透明怪人と黄金どくろの謎 原作:江戸川乱歩(アドベンチャーロード)
太平洋戦争終結後の混乱も収まってきた頃。気だるい夏の黄昏時、町外れの古びた洋館で、少年探偵団の世話役セツコさんと4人の少年探偵団員は、新聞記者の黒川と共に、全身が透明な“透明怪人”と出会う。やがて透明怪人は東京のあちこちに出没するようになる。銀行や宝石商からみると、目に見えない透明怪人に泥棒に入られたら防ぐ手段はない。世間が恐れおののく中、ついに透明怪人は島田家の秘宝「真珠の塔」に狙いを定めて動き出した。こんな恐るべき怪人を相手に出来る者は、東京広しといえども彼らしかいない。そう、明智小五郎と少年探偵団の出番がやってきたのだ。